松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

今時のスマートフォン依存事情

 

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今日も日差しがきつく少し汗ばむ陽気の中、車検に行って参りました。京都の検査場は、軒がほぼ無く暑い時は汗ダラダラもんで暑いし雨の日は、思い切り濡れます。これから梅雨そして終われば、暑い夏が待っています。あ~今から楽しみです・・・。ところで僕もスマートフォンにしてかれこれ2年が過ぎました。通勤等で電車やバスを使わないのでスマートフォンをいじる事は、ほとんどありません。妻や娘は、自宅でも結構見てます。僕は自宅では、まず見ません。しかし世間を見回せば、今やただの電話ではないこのスマートフォン。カメラやメール、ゲーム、SNS機能はもちろん、電車の乗り継ぎや地図などあらゆる情報を教えてくれるとあって、手放せない人が溢れかえっている状況といっても過言ではありません。それに無いと不安とまで感じるスマホ依存が増えている今、どんな問題が起きているのかそしてどんな対処法を取るのか考えてみました。

 

自分はスマートフォンに依存しているかの確認

ひょっとして自分は、依存予備軍かも知れない・・・。気がつけば触っている、今見終えたのにまたすぐ見てしまうなど下の項目ので、1つでも当てはまる場合は、スマートフォンの使いすぎの可能性が高いかもしれませんね。

  • 食事中もスマホを眺めていることが多い
  • SNSが気になって仕方ない
  • 友達との会話よりスマホに夢中
  • 移動中もスマホを操作
  • 着信があったように錯覚することがある
  • 就寝前、スマホをしながら寝落ちする
  • 肩こりや目の疲れがひどくなった
  • ほうれい線、首のシワが深くなった気がする

こんな感じでどうでしょうか・・・。そこで今後スマートフォン依存症にならない為に、「スマホ依存度チェック」なるものをやっていましょう・・・。合計点数が31点以上になった人、その中でも特に、スマートフォンの使用理由がゲームの人は、医師に相談が必要なレベルといえるそうですよ・・・。

 

スマホ依存度チェック

「まったく違う」       1点

「違う」           2点

「どちらかというと、違う」  3点

「どちらかというと、その通り」4点

「その通り」         5点

「まったくその通り」     6点 

上記の10項目に対しの6段階で評価して合計点を算出します。合計が31点以上となった場合は、スマートフォン依存の疑いが・・・。

  1. スマホばかり使っていて、予定していた仕事や勉強ができない
  2. スマホばかり使っていて、仕事や勉強に集中できない
  3. スマホを使っていると、手首や首の後に痛みを感じる
  4. スマホがない生活は、がまんできないと思う
  5. スマホを手にしていないと、イライラしたり、怒りっぽくなる
  6. スマホを使っていない時でも、スマホのことを考えている
  7. スマホの使いすぎが、生活に悪影響をおよぼしたとしても、使い続けると思う
  8. TwitterやFacebookなどのSNSが気になり、スマホで絶えずチェックしてしまう
  9. 思ったより長い時間スマホを使ってしまう
  10. 周りの人から「スマホを使いすぎだ」と言われる

 

ゲームのやり過ぎはれっきとした病気

ゲームのやりすぎによる「ゲーム障害」は、病気として、WHOに認められる可能性が高いんだそうです。スマートフォンでのゲームのやり過ぎは深刻な問題でゲームに年間600万円以上課金してしまう人もいるそうです。僕も知り合いに何万円も使った人を知っています・・・。スマートフォンゲームに依存する患者の脳は、前頭前野の機能が低下している可能性があると考えられています。その為、理性が働かず、衝動が抑えきれなくなって、ゲームを自力ではやめらないそうです。さらに厄介なのが止められると、イライラして怒りっぽくなるのもこの症状の特徴です。また、小さな刺激では満足できず、興奮を求めて、課金を繰り返すようになるのです。そして症状がひどくなると、学生の場合は、学業が疎かになって成績や体力が落ちだします。また生活が昼夜逆転して不登校や引きこもりになるケースもあるそうです。そして社会人の場合は、収入以上のお金をつぎ込み、会社を辞める、離婚する、借金を抱えるなどのケースもあります。

 

 

男性はゲームに依存 VS 女性はSNSに依存

スマートフォンのゲーム依存は、だいたい男性が陥るケースが多いと言います・・・。しかしながら、女性は女性で、別の危険性をはらんでいます。女性はなんといってもLINEなどのSNSにハマる人が多いそうです。もちろん男性もそうですが、女性特に主婦は、ママ友同士などでLINEグループを作る傾向があります。そこで発信したメッセージが読まれたかは既読マークがつくのでわかります。すぐに読まないと、無視されたなどと思われるため、マメにチェックできるよう、スマートフォンばかり気にするようになるそうです。また、SNSが気になるがゆえのスマートフォン依存は、ゲーム依存のように脳に障害をもたらすほどではないが、人によっては日常生活に支障をきたす場合も大いにありえるのです。

 

 

最後に

10年ほど前ならば、電車の中で本を読み音楽を聴き居眠りをしどうにかこうにか通勤時間を埋めていました。しかし今は、その大半の行為がスマートフォンに取って代わられています。もちろん悪い事では、ありませんがこの先もっと便利なデバイスが生まれそれを使いこなす人たちが現れ、また新たなトレンドが生まれてくるのでしょう。今はまだ、両手を使っていますがいよいよとなればそんなものを使わずまばたきだけで目の前に画像を映し出し操作してしまう未来がきっと来るでしょう。そうなると僕達は、どんどん退化し昔のマンガにでてくるようなタコのお化けの容姿をした火星人みたいになるかもしれませんね・・・。

 

参考資料:Kwon M et al. PLoS ONE, 2013. 邦訳:久里浜医療センター