松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ながら運転が僕の周りから無くなった?

 

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 遂に12月に入り、ながら運転の罰則が厳しくなりました。運転中のスマートフォンの使用やカーナビ注視など、いわゆる「ながら運転」を厳罰化した改正道交法の始まりです。違反点数、罰則、反則金は約3倍に強化され、事故を起こすと一発免停一直線・・・。になる可能性があるから怖いですよね。

また、オーストラリアでも同様に12月1日に携帯電話及びスマートフォン検出カメラでの取締りが、始まったそうです。日本の取り締まりシステムよりもどうやらハイテクのようです。取り締まり方法はドライバーによる違法な携帯電話やスマートフォンの使用を強制する携帯電話検出カメラプログラムです。プログラムには、ネットワーク上の場所で動作を開始する固定カメラと携帯カメラが動くシステムです。取り締まりに使用する高解像度カメラは、天候や時刻に関係なく、人工知能を使用してドライバーを見つけます。ポータブル版はトレーラーにマウントされ、州全体で取り締まり活動をするそうです。

カメラで検出された犯罪に関する警告書は、最初の3か月間発行されます。この期間の後、違反ドライバーのペナルティは、5デメリットポイントと344ドル(約25,530円)の罰金でさらに、学校区では457ドル(約33,920円)だそうです。Fullライセンス保持者の場合は、デメリットポイントが12点以上になると免許停止だとか・・・。(任意の3年間のうちで)

 

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  ところで日本の場合も、もう少し詳しく見てみましょう。運転中に携帯電話などで通話や画面を注視する違反いわゆる「携帯電話使用等(保持)」の違反点数は1点 → 3点に引き上げられます。更に携帯電話での通話や注視によって交通事故を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」の違反点数は2点→6点に引き上げられました。という訳で「保持」の反則金は約3倍となり、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が適用される可能性があるということなのです。

従来のようにながら運転が原因で事故を起こすなどの交通の危険では、いわゆる青きっぷの適用(※軽微な違反であれば反則金の納付で刑事責任を免れることのできる制度)から除外され、直ちに刑事手続きの対象となる赤きっぷとなるのです。そして罰則はこれまでの3か月以下の懲役または5万円以下の罰金から1年以下の懲役または30万円以下の罰金に引き上げられています。

そしてこの法律の効き目ですが、なんとなく効き始めている様な気がします。それはなぜかと言うと、僕の日々通う通勤背景にあるのです。今まではバイク通勤で渋滞の中、車の横をすり抜けて走っていましたが、ま~10台に1台くらいは、確実にスマートフォンのながら運転を毎日のように目撃していましたが、ここ2~3日まったく目撃していません。今日なんかバリバリ意識して車の中を覗き込むようにチェックしましたが、1台も目撃しませんでした。

そのせいか僕のバイクが近寄るたびに路肩の隙間を空けるように車が中央線に寄ってくれるのです。今までだったらスマートフォンのながら運転をしている車だと左右にフラフラと蛇行しながら走っていてすり抜けるのが、命懸けでした。この調子であおり運転も無くなれば、いいですよね・・・。