松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

高くてもダメで低くてもダメな困った血圧

 

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常日頃から、動脈硬化や生活習慣病の予防として高血圧には気をつけようと、言われているのは、なんとなく分かりますが、それでは、血圧が低い分には健康上問題はないのか?と言えばこれもまた問題のようです。そこで今回は、女性に多いといわれる低血圧について調べてみました。僕の認識している低血圧は、「朝、起きるのが辛い」しか思い浮かびませんが、どうやらそうではなさそうです・・・。

 

正しい血圧の診断基準とは

こんなのがあると知りませんでしたが、日本では2000年に「高血圧治療ガイドライン」なるものがが作成されたそうで、世界共通の血圧分類が採択され、現在はこのガイドラインをもとに高血圧の診断基準が定められているそうです。たとえば、家庭での安静時血圧の場合、収縮期は135ミリHg以上、または拡張期85ミリHg以上が高血圧と診断されるようです。これに対して低血圧は国際的な診断基準がないといわれています。たとえば、日本の病院で低血圧の目安としている数値は、収縮期が100ミリHg以下、110~100ミリHg以下、110~85ミリHg以下などがあるようです。そしてどうやら低血圧の場合も「朝、起きるのが辛い」だけではなく、さまざまな症状が起こるようです。ただ、高血圧ほど注目されないのは病気としてさほど重視されていないからなのでしょうか・・・。

 

 

低血圧についてのタイプとその症状

症候性低血圧(二次性低血圧)

病気や薬などが原因で低血圧になるタイプ。たとえば、不整脈:心拍が速すぎたり遅すぎたり、リズムが乱れている状態です。また、動悸・失神・意識消失とともに低血圧も一つの症状です。それに心筋梗塞:心臓の筋肉に血液を送る冠動脈が動脈硬化を起こして狭くなったところに血栓がつまり、血流が止まってしまう病気です。胸の痛みなどとともに血圧も低下します。まだまだあります。肺塞栓症(はいそくせんしょう):血栓が肺動脈に流れ込んで詰まった状態です。よく耳にするのが、エコノミークラス症候群もそのひとつだそうです。呼吸困難や胸の痛みなどとともに、血圧低下でショック状態になることもあるそうです。甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンの分泌や機能が低下する病気です。疲れやすさやむくみなどとともに血圧の低下もみられます。起立性調節障害:学童期や思春期の子どもに多い自律神経失調症の一種だそうです。血圧低下で立ちくらみが起こったりします。この他にも糖尿病内分泌障害がん、薬剤の副作用など、さまざまな疾患や薬の影響による低血圧があるそうです。

 

本態性低血圧

これは原因がよくわからないもので、低血圧ではもっとも多いといわれているそうです・・・。体質や遺伝による影響が大きいという見方も考えられるそうです。おもに疲れやすさ、だるさ、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、食欲不振、集中力低下、動悸、息切れなどの症状が現れるそうです。

 

起立性低血圧

起き上がったり立ち上がったりすると、急にフラッとするのが「起立性低血圧」です。たとえば、横になった状態から急に立ち上がる動作をしたとき収縮期血圧が20ミリHg以上下がると、起立性低血圧と診断されます。脳の血流量の減少や自律神経障害などが原因と考えられているそうです。この低血圧の特徴は、急に立ち上がったり起き上がったりしたときに、めまいや立ちくらみが起こるということです。また、一時的に目の前が真っ暗になったり、気が遠くなったり、失神したりすることもあり、冷汗・動悸・胸焼け・吐き気・みぞおち当たりの痛みなどもそれぞれが症状の一つだそうです。

 

 

運動不足の解消で改善を図る

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低血圧の人は一般に、手や脚など末端部の血管の収縮力が弱く血液の循環が悪い傾向にあるとされています。つまり、末端部の血液が心臓にうまく戻らないのです。これはむくみを引き起こす原因にもなります。とくに脚の場合、「ふくらはぎの筋肉」が血液循環に大きな役割を果たしています。ウォーキングなどの運動によって筋肉をつけて、血液循環を良くすることが低血圧改善につながるといわれています。

 

 

正しい食生活を心掛ける

食事で必要なカロリーを摂っていない、栄養バランスが偏っている、無理なダイエットなどをしていると、低血圧になってしまいます。3食バランスの取れた食事を心がけましょう。栄養素としてはとくに、タンパク質、ミネラル、野菜や海藻類を積極的に摂りましょう。この辺は、何となくそうかな~と思いますよね・・・。また、高血圧の場合は減塩が奨励されていますが、低血圧では塩分が不足している可能性があります。一般的に低血圧の人は疲れやすいので、塩分とクエン酸がしっかり含まれる、たとえば梅干しなどを食事の時に食べるのも効果的だそうです。血液量を増やすために、水分もしっかり1日1リットル~2リットルと摂るようにすると尚よいでしょう。

 

 

無理なダイエットやストレスもダメ

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このように、調べてみて血圧は低ければいいというわけではない事が分かってきました。体質的なこともさることながら、栄養不足やストレスも低血圧を引き起こす原因となるようです。低血圧の予防には、極端なダイエットは控え、慢性的なストレス状態に陥らないよう注意した方がよさそうです。また、十分な睡眠と運動や休養も適度に取り入れて、規則正しい生活を送ることも大切のようですね・・・。

 

 

最後に

今回も書いていて思ったんですが、僕自身の課題の様な気になりました。それが証拠にここに書いた事が、ほぼできていません。今日もさっきお風呂上りに体重計に乗ってみたらこの2日ほどで1.5㎏も増量してました。原因は、恐らくここ2~3日集中的にスナック菓子とビールだけで夕食を済ませていたからに他ありません・・・。明日からは、ビシッと自分に厳しく食の煩悩を抑えて行きたいと思います。

 

参考資料: 医療監修 株式会社とらうべ