松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

乾燥の季節から今度は汗の季節に

 

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毎年冬になるとここ数年乾燥からくる痒みに悩まされています。数年前までは、全く無かったのですがホント困ったものです。そしてようやくかゆみから開放されたのもつかの間、今度はジメジメとした汗ばむ季節の到来です。この季節はこの季節で色々問題があります。とにかく蒸し暑さで体が常にベトベトした感じになり嫌なもんです。そこで今回は、ジメジメする季節から怒る体への影響について考えてみたいと思います。

 

湿度と肌トラブルの因果関係に迫る

日本特有でもある高温多湿の時期は、アレルギーの原因になるチリダニが増えると言われています。それとは別に、季節を問わず肌に生息するダニがいるそうなのです。特に驚きなのは、顔にいるダニが増えすぎると、様々なトラブルを招くという話です。そこでその実態と対処法を掘り下げてみる事にしました。

 

ダニは体に寄生するなんて知らなかった

僕もこの季節になるときたまダニにかまれる事があります。しかしながら人間の皮膚に寄生するダニがいることは、正直知りませんでした。そしてその寄生するダニのひとつがニキビダニです。生態としては、主に顔の毛穴に生息し、手足にはほとんど見られないため別名顔ダニとも呼ばれているそうです。何か嫌な名前ですよね・・・。そしてその容姿ですが、透明で大きさはわずか0.2~0.3mmだそうです。なので当然、肉眼での確認は難しいですね。ライフラインとしては、皮脂を栄養にしているため、皮脂分泌の盛んなおでこや鼻の周辺に現れることが多いそうです。それになんと、誰の皮膚でも見つかるらしく、わりとポピュラーでもあるようです。

 

免疫力が増殖を左右する

専門医によると症状が悪化して治りにくいニキビには、ニキビダニの増殖がみられることが多いそうです。想像するだけでも気分がよくありませんが、どうやらニキビダニが毛穴に生息するだけでニキビができるわけではないようですが、とにかく免疫力が低下して肌の状態が悪化すると、過剰に増えてニキビの原因になることがあるようです。そもそもニキビの多くは、皮脂分泌が乱れて毛穴が詰まり、アクネ菌が増えることでできるのはよく知られていることです。そしてホルモンバランスが不安定な思春期や、生活のリズムが乱れて皮脂が過剰に分泌する成人にも見られるのも珍しい事ではありません。

 

ニキビの原因を探ってみる

聞くところによると、通常のニキビ治療で改善しない場合は、ニキビダニの異常増殖を疑うようです・・・。濃いメークで蓄積した汚れや、副腎皮質ホルモンの長期間の使用などでもニキビダニは増えやすいそうです。治す方法としては、主に洗顔や塗り薬が中心のようです。薬の種類として、殺ダニ効果のあるクロタミトン外用薬や、毛穴を広げて乾燥させる作用のあるイオウ外用薬などがあるそうです。

 

まつげ専門のダニも存在する

まつげの毛根周辺で見つかるニキビダニ、人呼んでまつげダニが増えすぎて起きる目のトラブルがあるそうです。聞いてるだけで何となく光景が目に浮かびゾッとします。専門医によると、このまつげダニは、なかなか治らないそうです。そしてこのまつげダニは男女問わず、加齢と共にトラブルが増えるという厄介なダニなのです。原因として、まつげの毛根に乾いたフケや目やにがたまったり、まぶたの縁に炎症が起きたりしている目に、まつげダニの異常増殖がみられることがあるそうです。毛根が弱り、まつげが抜けやすくなるのも特徴のひとつだそうです。

主な症状は目の乾きや疲れ、目がゴロゴロする違和感、目が重く不快感を感じるといったドライアイの症状がでるそうです。その他にも、アレルギー性結膜炎を発症したり、ものもらいになりやすくなることもあるそうです。まぶたの縁には、涙が蒸発しないように油を分泌する部位のマイボーム腺が並んでいるらしく、加齢でスムーズにまばたきができなくなったり、マイボーム腺が出す油の性質が悪くなったりすることで、まつげダニが異常に増えて、目の炎症などのトラブルを招くのではないかと分析する専門医もいるそうです。

予防も治療も、まぶたを清潔に保つことにつきます。因みに目薬は効かないそうです。できれば1日5分、眼の周辺を温めると、マイボーム腺で詰まった油を溶かし、まぶたの血流を改善することができるそうです。止めにまつげの根元周りを指の腹でやさしくマッサージするように洗うと、汚れが取れやすくなるそうです。

 

最後に

しかしながら、顔にダニが存在するなんて今まで考えた事もありませんでした。それにしても実際にそんな事があるんですね・・・。しかしながら、専門化曰く顔にいるダニを怖がる必要はないそうです。そもそもいること自体は当たり前なので、神経質にならなく問題ないそうです。「当たり前って・・・。」と正直思いますが、これからは肌や目にトラブルが起きたときは、ニキビダニが異常に増えている可能性を念頭に置いて、適切に対応することが完治の早道だと思います。