松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

食後の眠気に勝利する方法

 

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 ようやく朝夕涼しく過ごしやすくなってきました。夏場は、ずっとシャワーだったのでいよいよ湯船が恋しくなってきました。それに最近は、扇風機を使わず、全開だった窓を閉め掛け布団を軽く羽織って寝るようになりました。また日没も日に日に早くなり秋を実感する今日この頃です・・・。ところで秋といえば、食欲の秋です。それに屋外で働く人たちも作業効率が一番上がる季節でもあります。そんな素晴らしい過ごしやすい季節ゆえに困った事もあります。それは、睡魔との闘いの季節でもあるという事です。そこで今回は、「食欲 VS 睡眠」について考えて見たいと思います。

 

睡眠不足と食欲と食後の睡魔

 誰しも睡眠不足でも乗り切らなきゃいけない日というのが、一生のうちに何度かあるはずです。そしてそんな日をもうすでに経験された人もいるんではないでしょうか?自らの意思に反して眠気が襲ってくる。その眠気を抑えようと必死で奮闘することは、とても辛いものです。そして、その眠気が特に強くなるのは食後だといわれています。

 

眠気のメカニズム

 それではなぜ人は、食後に一番眠気を感じるのでしょうか?それは、自律神経の働きにあるとされています。人間の自律神経は、覚醒して活発な状態にあるときには交感神経が優位に働き、ゆったりとリラックスしているときには副交感神経が優位に働くとされています。食事を摂ると食物を消化する必要があるので、内臓の動きは必然的に活性化されますが、その内臓の動きを活性化するのはいわゆる副交感神経の仕事なのです。つまり、人は食事を摂ることで、意識せずとも副交感神経のスイッチを自動的にONにしているのです。そして副交感神経が優位に立つと、自ずとリラックス状態になります。結果的に、食事の後に眠気を感じやすくなるという訳です。なので寝不足の日は特に、食後に眠気が襲ってくるのは当然といえば、当然と言えるでしょう・・・。しかしながら、乗り切らなきゃいけない現実を目の前に、眠気が強過ぎて集中力が低下してしまうのはやはり考えものです。そこでとりあえず一瞬でも睡魔を凌ぐ方法を紹介しましょう。

 

なんとなく耳を引っ張る

 耳には100以上のツボがあるといわれており、特に耳たぶのツボは軽くもむと身体があたたまり、活動モードに切り替わるツボとされています。両手で左右の耳たぶを持ち、下にゆっくり3秒引っ張ったら放す動作を、4〜5回繰り返しましょう。最後に耳全体をもんだり、上下・左右・斜め方向に引っぱったりすることで、耳全体のツボが刺激され、より効果が得られるでしょう。

 

とりあえず人と話してみる

 人と会話をすると脳が働き、眠気が解消されます。仕事中に眠気を感じたら、コーヒーブレイクをとったり、同僚とコミュニケーションをとったりするなどの時間をもうけてみましょう。

 

ガムを噛んで口を動かす

 会話もそうですが、口を動かすという動作自体睡魔にはかなり有効に働きます。かむという動作もそうです。脳の神経伝達物質セロトニンの分泌を促進する働きがあります。セロトニンの量が増えると神経細胞が活発になり、脳や身体を目覚めさせてくれるのです。

 

とりあえず冷水で顔を洗ってみる

 よく耳にするキャッチフレーズに「顔でも洗って来い!」ってのがあります。とにかく冷たいという刺激は、活動をつかさどる神経である交感神経を活発にするため、目覚め度がグ~ンとアップします。但し、即効性はありますが、効果が継続する時間が短いので、他の方法と上手く合わせて活用しましょう。

 

夜の睡眠の質を上げる

 日中の睡魔を少なくするためには、夜の睡眠の質を高めて睡眠物質を減らすことが大切です。とにかく質のよい眠りを得るためには、スムーズに眠ることが重要です。スムーズに眠るためには、眠る1時間前までに湯船につかり、入浴をすませておきましょう。できれば、38〜40度のぬるま湯に設定し、20分程度湯船につかると、休息をつかさどる「副交感神経」が優位になり、リラックスします。それに血管から体中に暖められた血液が流れ直ぐに湯冷めする心配もありません。また、深部体温が入浴によって上がり、汗がひいて深部体温が下がったタイミングで眠気がおとずれるため、スムーズに眠ることができるのです。

 

最後に

 いずれにしても病気でもない限り規則正しい睡眠をとっていれば、ま~日中に眠くなる事はないと思います。ただ睡魔は、闘う相手に選ぶと辛いもんがありますが、受け入れると強烈に気持ちがいいというか至福の瞬間を感じます。因みに僕の場合、車で助手席に座る時ドライバーに対して寝たら悪いと強く思いつつ寝落ちする時の罪悪感とフッと落ちる瞬間の気持ちよさが、たまらなく大好きです・・・。