松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ネット依存症の症状とその向き合い方

 

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知り合いにジャガイモを笑えないくらい沢山もらい毎日ジャガイモを何らかの形で食べてます。大量に加工して使うと食べるのが嫌になるので食べきれる量だけ調理して食べています。肉じゃがに始まり、コロッケ、そして昨日は、ポテトグラタンでした。今日は、僕が休みなので、あまり食べ慣れていない食べ方にチャレンジしました。

名付けて「ジャガイモとキュウリのの千切りサラダポン酢和え」

これはジャガイモを食べてる感が、全くないので是非試してください。

作り方

冷やし中華の具材サイズに千切りしたジャガイモを約2分茹でる。茹で上がると冷水で冷やし水を切って同じサイズに切ったキュウリと合わす。適量のポン酢とごま油を1:1で混ぜ合わせ和からしを適量入れよく混ぜて出来上がり。

材料:3人前

ジャガイモ3個

キュウリ1本

ポン酢:適量1に対してごま油1の割合です。

和からし:ツ~ンとくる程度

因みに我が家では、一瞬にして無くなりました。さて今回ですが、ジャガイモと全く関係のない現代社会と密接に絡み合っているインターネットについて考えてみました。

 

日常生活がインターネットに侵食されているとしたら

インターネットは僕たちの生活というか社会を大きく変えたテクノロジーと言えるでしょう。正直SF映画さながらのこのような未来がくることはスターウォーズを映画館に見に行っていた当時は、まったく想像していませんでした・・・。しかし現代では、多くの人が一日のかなりの時間をインターネットに費やしていると思います。もちろん僕も含めて仕事上必要な人も少なくないでしょう。特に必要もなく多大な時間をネットやネットゲームに費やしているヘビーユーザーは、着実に依存症の状態に陥っているかと考えられます。

 

インターネットゲーム障害

インターネットが普及して20年近く経過しましたが、アルコールやギャンブルなどへの依存症と同様、ネットユーザーの一部に深刻な問題が生じていることには、すでにニュースなどでも頻繁に取り上げられています。因みにアメリカでの統計では、インターネット依存症の頻度は人口の0.3~0.7%だそうです。そしてその中に該当する人が週にインターネットに費やす時間は平均38.5時間との報告が上げられたそうです。結果として40%の人の睡眠時間が4時間以下になっているということです。今のところ現段階ではまだ正式な診断名ではありませんが、研究段階の診断名として「インターネットゲーム障害」という病名があるそうです。インターネットゲーム障害という病名にもある「ゲーム」はネット依存になる大きな原因の一つですが、過度のオンラインでの衝動買いや性的な内容の閲覧なども、インターネット依存症に含まれるそうです。

 

インターネット依存症の症状

インターネット依存症の主な症状とは

  • いつもインターネットの事が頭を占めている
  • 最初に決めた以上の時間をどうしても費やしてしまう
  • インターネットにつながっていないと気分が不安定になりやすい
  • インターネットが冴えない気分を晴らす手段になっている
  • インターネットに依存している実際の状況を周囲に隠している
  • インターネットを利用する時間が長すぎて、生活に深刻な支障が出てる

 

インターネット依存症=脳の変化

インターネットに依存すると、アルコールなど薬物に依存した場合と類似の変化が脳内に現われるという研究報告があります。それは、14歳から21歳までの35人の男女に対してインターネット使用の状況を調査した結果、約半数の17名がインターネット依存症に該当していたそうです。そしてこの17名の脳を画像診断で調べたところ、ネット依存がみられない集団に比べ、脳内の眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)と呼ばれる領域の「白質」に異常が認められたとのことです。「白質」とは簡単に言えば、脳内の神経細胞から神経細胞へ情報が伝達していく通り道のことだそうです。インターネット依存症のグループで異常が見られた領域は感情の生成や意思決定、認知の制御などに関連する領域だそうです。この異常はアルコール依存症などでも見られることが知られています。ただ、この「白質」の変異はネット依存状態の結果なのか、それとも逆に、元々白質に変異があった人がインターネット依存症になりやすいのかという点に関しては、まだ明らかになっていないようです。

 

最後に

インターネット依存症は大部分の人は案外無縁かも知れません。恐らく先進国でも1%未満と考えられています。もし仮にインターネット依存症になってしまった場合、解決する手段として依存症全般に共通しますが、依存の原因に二度と手を出さないことです。依存症の本質は、その原因に対するコントロールが自分の力ではほぼ不可能になっている事にあります。そして本人の意志の問題ではなく、脳機能に何らかの変化が生じた結果、その原因に接することで、それに対するコントロールを失ってしまうと考えられています。しかしながら仕事でもプライベートでも、ネットをまったく利用しない生活を送るのは現実的に難しい時代です。一旦依存症の状態になってしまうと、自力での解決は非常に難しくなります。なのでネットに夢中になるあまり、現実の生活に支障が出ていることに気付かれた場合は、精神科(神経科)を受診するか、専門家の力を借りるしかないそうです・・・。