効果があまり期待できない節約術

f:id:rjmatsumura:20180720202336j:plain

今、自分のおかれている環境を考えてみて所得に対する伸びしろがどれだけあるだろう･･･。もちろん人それぞれですが、そんな中収入のアップがあまり期待できない現状で、少しでもお金を残そうと試行錯誤する人もいるかと思います･･･。そして一応試みてみるのが節約だと思います。節水に節電、まさに節約のBIG2ですね。そんな節約ですが、闇雲にしたところで成果は、たいして上がらないと思います。そこで今回は、そんなたいして効果の無いであろう節約について考えてみました。

見当違いの節約で空回り状態

節約を頑張っているのに、なかなか貯まらないという人は、そもそも節約するポイントが少し違うのかもしれません。そこで、色々と情報収集したなかで、主に効き目のなさそうな節約法をいくつか見つけました。これで自分が違う方向に頑張りすぎていないか、冷静に分析してみましょう。

電車やバスは一駅手前で降りて歩く

交通費節約のために、「電車やバスで一駅手前で歩いている･･･。なんてのをよく聞きます。しかしながら一駅程度であれば、差額は20円～100円程度の節約にしかなりません。そのぶん、足が疲れたり、大事な靴が傷んでしまったり、喉が渇いたりしてカフェに入ったり飲み物を買ったりしてしまうとまさに本末転倒。そうなると、節約どころか逆効果です。もちろん、運動が目的ということであればOKですけどね･･･。

割引商品を見つけたらつい買ってしまう

夜の時間帯になると、スーパーでお造りやお肉、お惣菜などに、30％オフや半額などの割引シールが貼られたりする光景を時々見ます。安さに釣られて、つい買いすぎてしまう･･･。気持ちはとてもよく分かります。しかしながらよく考えてみると、そもそも割引される商品は賞味期限・消費期限が間近に迫っているものがほとんどです。沢山買いすぎると食べきれないという可能性も出てきます。最悪捨ててしまうことになれば、その食品が非常にもったいないですし、何よりも使ったお金ももったいないという事になります。結局のところ安いからといって買いすぎると、節約と逆効果になるのです。

エアコン代の節約でカフェに通う

これは昔からよく聞く話ですが、暖房や冷房などのエアコンをつけると、電気代がかかります。だから、自宅でエアコンをかけずに、カフェに行く･･･。なんて人がいるようですが、何となく得でないような気がします。仮に、冷房時の消費電力が、1時間あたり455ワットだとすると、5時間つけた場合は、1kWh＝30円で計算すると、455ワット×5時間×30円÷1000＝約68円です（使用するエアコン、電力会社などによって異なります）。カフェで550円のアイスカフェラテを頼んで5時間ねばったとしても、どちらがお得かは一目瞭然ですね。読書や勉強をするときに、自宅よりもカフェのほうがはかどるということならいい全然問題ないですけどね。

金券ショップを上手に利用していると思っている

テーマパークのチケットや映画観賞券、交通系の乗車券などが割安で買えるのが、金券ショップの魅力です。特に期限切れ間近のチケット類が、格安で入手できるのです。ところが、仮に以前から興味があったテーマパークが、あったとします。チケットの有効期限までだったらきっと行けるはずと格安で購入･･･。しかしながら、突発的に優先しなければならない別の予定が入って行けなくなり結局無駄になる。なんてリスクも想定しておかなければなりません。期限があるものは、本当に期限までに使えるかをよく考えましょう。

ガソリンは常に安いところを探す

車に乗る人は、ガソリン代が気になるのは当然です。ガソリンスタンドによって1リットルあたりの値段が違うので、少しでも安いところに入れたいと思うのが人情でしょう･･･。でも、安く入れるためにわざわざ遠回りした場合はどうでしょう･･･。1回の給油で30リットル入れるとすると、1円安ければ、1円×30リットル＝30円のお得です。仮に1リットル10キロ走る車だとして、（※）1リットルのガソリン代が仮に132.3円の場合、わざわざ5キロ遠くのガソリンスタンドに行くと、約66円のガソリン代を使うわけです。さて、お得になっているでしょうか？（※資源エネルギー庁が2017年9月27日に発表した、9月25日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格）