前代未聞の酷暑に誰もがギブアップ

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それにしても、毎日暑いです。昨日の夜は、気温が25℃くらいで凄く過ごしやすく扇風機も要らない夜を過ごせました･･･。のに日が昇ると鬼のような暑さになり僕をというかみんなを苦しめます。今朝、新聞を見ていたら暑さでプール中止35年で初めて･･･。なんて見出しが紙面に踊っていました。その記事によると、東京都の某小学校で午前７時にプールの水温の報告をいつものように受けたそうです。その時報告を受けた先生が思わず驚愕しました。なんと朝の段階で、すでにプールの水温が32℃も有ったのです。プールサイドの気温33℃と変わりはなく、ぬるま湯のような水温だったのです。学校側曰く、児童の体調を保証できるレベルではないと判断し、７時４５分、この日予定していた全３回の水泳指導全ての中止を決断したそうです。校長先生は教員生活35年、プールを中止せざるを得ない暑さは今年が初めてだとコメントしていました。また、楽しみにしている児童らには残念だが水に浸からず直射日光の下で指導する教員らの健康も考慮してのことです。暑さと合わせて苦渋の表情を浮かべる感じが目に浮かぶようです･･･。

酷暑による夏休みの学校プールでの異変

もう少し調べてみると、他の学校でも同様に中止に追い込まれるところが、続出しているようです。愛知県安城市なんかは、一定期間全市立小中学校で一律プール中止に踏み切る自治体もあるそうです。

究極の湿度それは湿度１００％

涼を求めるはずのプールを、なぜ暑さで中止せざるを得ないのか。考えてみると、水の中は湿度１００％と同じ環境で、汗をあまりかくことができません。医療関係者曰く、そんな人肌みたいなプールに入ってしまうと、水圧や水温によって体の異変に気づき難くなるそうです。さらに、体温調節などが難しくなるようです。それと僕も知りませんでしたが、意外にも、熱中症の危険性が高い場所なのがこのプールだそうです。文部科学省の水泳指導の手引によると、水温基準の下限は23℃とされているといいます。一方、上限は決まっていないようですが、民間事業者で作る公益社団法人日本プールアメニティ協会は一応31℃以下を推奨値として示しているみたいですね･･･。ただ、今年の酷暑は水温の上昇も招いているので、中止のほか、水温を下げるために水を加える施設まで出ているということです。それにしても大変ですね･･･。

夏のイベントが軒並みピンチとか

夏休みシーズンに入り大勢が訪れるレジャー施設やイベントにも影響が及んでいるようです･･･。ヨットやモーターボートで遊覧という「涼」を求める各地のマリンスポーツフェスタも、予定した日程がが35℃超との予報を受け中止が決定したり、直射日光にさらされる個室となる観覧車も、運行中止の日が出ている始末です。某遊園地の大観覧車も丸一日中止に追い込まれる日が７月で５日もあったそうです。確かに観覧車のゴンドラで１周２０分ほどかかったとして、個室の中が４０度以上になる事を想定すると中止にせざるを得ないですね。昔からの伝統ある夏祭りにも支障が出ているようです。地元、京都市の八坂神社では、祇園祭での７月２４日の花傘巡行を中止しました。大勢の参加者が集まることによる熱中症を危惧したためでした･･･。その他にも予定されていたスポーツイベントなども、選手や観客の熱中症防止の為、各自治体などで延期となっているようです。

過去観測史上最も暑い夏を更新？

もちろん日常にも危険は潜んでいます。その場所としてまず考えられるのが、通勤や帰宅のラッシュ時の電車内です。お医者さん曰く電車で身長が低い人や子供が周りを囲まれると熱がこもって危険だそうです。それと以外にこの暑さで、出来ていないのが、水分補給です。仕事中だからとか、人と会っているからなどと気にしすぎて、水分を足らないのです。とにかく水分は極力こまめに取っていくことが必要なのです。今年の暑さは、熱中症による死者が計1731人も現段階ででいるそうです。過去観測史上最も暑い夏といわれた、平成22年の猛暑を超える恐れがあると危惧されています。当時の大きな原因として、エルニーニョ現象終息後の高温期およびラニーニャ現象時の高温期が継続したことと、日本付近を通る偏西風（亜熱帯ジェット気流）が北偏したため太平洋高気圧が日本を広く覆ったことが原因だとされています。