松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ビジネスマンでもビジネスウーマンでも無いビジネスパーソンて何?

 

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最近いろんな記事を読んでいて気がついたのですが、ビジネスパーソンという言葉です。チョクチョク目にするようになりました。お恥ずかしい話、何となくは分かっていたのですが、ちゃんと説明できるかといえば、答えはNOかもしれません。取り合えず娘に意味を聞かれる前に早々に知っておくことにしました・・・。そもそもこのビジネスパーソンという言葉はいったいなん何なのかさっそく調べてみました。ビジネスパーソンのパーソン【person】は人、人間、男女を区別せずに表現するために用いられる語とあります。

それを踏まえて考えると、なかなか上手く考えた言葉だと思います。昔からなじみのあるビジネスマンとか、ビジネスウーマンという呼び方は、性別による区別があるため、今のご時勢だと場合によっては差別を招きかねませんね。そういう訳で性差をなくした呼び方として使われるようになったそうです。これは僕も知らなかったんですが特に、欧米では、ビジネスウーマンという呼び方は、娼婦を指す意味でもあるらしく、あまり好まれないそうです。また、ビジネスパーソンと同じ意味を示す呼び方として、「ビジネスピープル」というのもあるそうです・・・。

ただ現実にビジネスパーソンという呼び方を普通に使っている会社は、今の日本では、殆どの見つけるのは難しいでしょう。僕自身も周りでそんな言葉を耳にするのはまず無いです。使っているのは、恐らく外資系企業や女性も多く働く大企業が中心だと思われます・・・。なので、男性優位の中小企業等では、まだ一般化していないと考えるのが普通でしょう。仮に僕が、どこかでビジネスパーソンと呼ばれる人を見ることがあれば、きっと優秀で、一歩先を行くできる社会人といった印象を持つに違いありません・・・。

 

イケてるビジネスパーソンは常識人である

最近では、できるワードとかできるエクセルみたいに「デキるビジネスパーソン」と呼ばれる優秀な人材が求められるようになり、それをテーマにした雑誌の記事などを多く紹介されています。また、企業としては、使えるビジネスパーソンを育成するために、さまざまなプログラムを作り、その育成に力を入れているようです。

それでは、気になる社会が求めるビジネスパーソンとは、どんな人材をいうのでしょうか。考えるに身だしなみが整っていて、清潔感があることや、正しい言葉づかい、誠実な態度など、ビジネスマナーを十分に心得ているなんて、ところでしょうか・・・。

 

ビジネスカジュアルを考える

最近の企業では、職種によってスーツを着用しなくてもいいとする所が多くあります。IT関係の職場は特に多いようですね。だからと言って、部屋着のような服装は当然NGです。ラフとカジュアルの違いを理解することが大事なのです。

ひとつの分類としてオフィスカジュアルと呼ばれるものもあります。明確な基準がないのも事実ですが、ビジネスパーソンとしては、そこを見極めたいものです。しかしながら、オフィスカジュアルのコーディネートについては、懸念もあります。たとえば、制服ならコーディネートについて考える必要はありませんが、オフィスカジュアルだと自分で毎日コーディネートを考えなければいけません。おまけに私服と同じように経費がかかります。お洒落が好きな人は、当然バリエーションが増えますからね・・・。せいぜい、クールビズや、ウォームビズくらいで留めておくのが、無難な様な気がします。

 

求められる理想のビジネスパーソンとは

優秀なビジネスパーソンは、他にも色々と高いスペックを持っているようです。たとえば、時間の管理ができること。仕事に優先順位を付け、着実にこなしていく。挨拶ひとつにしても、名刺交換で好印象を与えられることができる。第一印象を何より重要なファーストコンタクトだと考える。

また、来客応対などを卒なくスマートに行えることができる。自分が関わる仕事を十分に理解している。対価異常の働きをする心がけを常に持っている。さらに仲間と連携しながら仕事を進めることに優れている。そして組織での必須とも言える報告・連絡・相談を着実に行い、チームをまとめる事ができる能力が高いなどが、挙げられます。

 

最後に

新しく生まれたネーミングである「ビジネスパーソン」に「ビジネスピープル」は、企業側から見て男女の垣根を越えた、ハイスペックな人材に当てはまるように作られた名前だとすれば、チョッと気になる事があります。そうなると、今度は各自が持ち合わせるスペックに優劣が付きビジネスパーソンのあとに「HI」もしくは、「LOW」なんか付けられたり様々まネームが男女の差別から能力による差別に変わるかもしれないという事です。僕の考えすぎならいいのですが、とにかく人はそういうすみわけが大好きですからね・・・。