松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

職場の怒りを押さえる方法

 

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若い頃は、職場での喜怒哀楽を開放しっぱなしにしていてよく上司に怒られていました。それでも全くやめる努力をせず、「これは、僕の個性でカラーなんだ・・・。」と確信していたからです。しかしながら、月日が流れさすがにそれでは不味いと感じ徐々に自制しだすようになりました。それでも明るいニュースや楽しい事等は、分かち合うべきと考えているので、これは現在進行形です。しかし怒りは、周りに迷惑をかけるので自分なりにコントロールしています。そこで今回は、この「怒り」をテーマに考えてみたいと思います。

 

怒りと上手に付き合うスキルを身につけよう

いきなりですが、アンガーマネジメントという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?僕は、正直知らなかったし使った事などもちろんありません。それでは、アンガーマネジメントとは、何なのか簡単に説明しましょう。

アンガーマネジメントとは、その名の通り「怒りと上手に付き合う」方法です。自分や他人の「怒り」に振り回されず、「怒り」を上手にコントロールすることで快適な生活やより良い人生を送るための方法といっても良いでしょう・・・。 
怒らないことを努力するのではなく、知識と技術を使って「怒り」を取り扱う技術なのです。一説には、「人は怒りを上手にコントロールできると、年収が約2倍になり、平均寿命が7年長くなる」なんて話もあります。アンガーマネジメントは、1970年代にアメリカから広まり、最近では日本の企業からの注目が高まり、社員研修などへの導入も広がっているそうです。 

 

自分の怒りをコントロールする方法

怒りやイライラを上手にコントロールするアンガーマネジメントは、職場でのトラブルなんかあったときに、持っておきたいと思う重要なツールです。職場で怒りを感じたときには、まずは一旦その場を離れて、クールダウンするのが基本です。相手を責めるのではなく、相手とその状況について話し合う努力をするのです。悲しみ、不安、怒りといった負の感情を抱いたとき、それを無視しようとする人は結構周りに多いのではないでしょうか。怒りは行動を強いると言います。それは状況を良い方向へ変える助けにもなり得ますが、突発的な怒りが起きた際の対処法には正しい方法と間違った方法があります。怒りを処理し、自身のイライラの原因となっている職場の状況を変えるための工夫を日々考えましょう。

 

突発的怒りを感じたらその状況から離れる

自分の中で熱くなり始めているのを感じたら、その状況から離れて落ち着くことにする。事を荒立てずにその場を離れるため、怒りの相手にこう伝えるようアドバイスします。「わたしは〇〇について怒りを感じています。頭を冷やしてくるので、少し待っていてください。この状況を解消することは重要なので、戻ってきたら話し合いましょう・・・。」気まずく感じられるかもしれないが、間髪いれずに、怒りを爆発させてしまうよりはましです。

 

一旦その問題について考えることをやめる

怒りの問題点は、脳の感情中枢に火を付け、論理的でいるのを困難にさせることだと言われています。つまり怒るのは問題ありませんが、その原因に取り組む前に少し落ち着く必要があります。そうでないと、感情に突き動かされて失言してしまう可能性があります。因みに僕が一番やるヤツです・・・。怒りを鎮めることで、物事をスムーズに進め、はるかに効果的なコミュニケーションが取れるようになるはずです。深呼吸や散歩、運動などで、落ち着きや物事を見通せる力を取り戻す事ができるでしょう。そして、落ち着きを取り戻したら、再度問題解決に尽力しましょう。

 

 

相手は悪気がないということを理解する

あなたのことをイラつかせている相手が同僚の場合、おそらく彼らはあなたを怒らせようとしている訳では無い、ということを理解しましょう。彼らはまさか自分があなたを怒らせているとは思ってもみないものなのです。ほとんどの人は悪意を持って行動しているわけではありません。しかし、無意識の内に大抵の人は、間違いを犯し、うっかり他人を傷つけたり、怒らせたりしてしまうのです。あなたが怒りを感じている相手は、きっと意図的にあなたのことを傷つけようとしている訳では無いと考えましょう。

 

最後に

人は怒っているとき、信じられないくらい自己中心的になるそうです。そして、自分が正しく、相手が間違っているという証拠を手あたり次第見つけ出そうとします。状況を解決するためには、こうした行動を避けることが重要なのです。したがって、自分の気持ちを相手に伝えた後は、自分をイライラさせる行動を取っている理由を相手からしっかり聞き出すのです。相手の物の見方を受け入れる余裕を持ち、瞬時に最悪の事態を想定する代わりに、事情を相手に尋ねることができたとき、問題は初めて解決に繋がるのです。すると結果として、相手に対する理解や、コミュニケーションとモラルに基づいたより深い関係、思いやり、そして共感を築くことができるのかも知れません・・・。