松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

今から考える経費がかかるのはどっち

 

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今日は、昼から車検を京都の運輸支局にもって行きました。2台持っていったのですが、1台が光軸が合わず4回もやり直しさせられました。今にも雨が降りそうな中、空と睨めっこをしながら何とか降られず帰って来れました・・・。それにしてもまだまだ暑い日が続きます。それでもさすがに日の暮れは早くなりましたけどね・・・。とにかく毎日やる事が、多いせいか時の経つスピードが日を追うごとに速くなっている様な気がします。このままの加速感をキープすれば、あっという間に老人になってしまうかもしれませんね。と言う訳で今回は、その老いた時の事について考えてみたいと思います。

 

生きていれば必ず訪れる自分なりの老後

誰もが一度は思い描いたことのある老後・・・。そしてその老後の三大不安とされるのはお金健康そして孤独といわれます。しかし、不安の感じ方は男女によって大なり小なり差があると思われます。男性の場合は、孤独・・・。女性は、どちらかと言えば、お金により強く不安を感じる傾向にあるようです。そこで、もう少し女性側の立場になって老後の問題点を掘り下げて見ましょう・・・。

 

生命力が強いのはやはり女性かも

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そこで女性がなぜお金に不安を感じるかというと、ズバリ男性よりも長生きだからです。65歳時点での平均余命は男性で約20年、女性だと約24年もあるのです・・・。65歳以上で配偶者がいない人の割合は男性は約2割、女性は約5割とシングル女性の比率が倍以上になります。これは夫に先立たれる女性が多いということを示しています。つまり、女性は結婚していてもしていなくても最後は、一人ぼっちになる可能性が高いのです。全ての男性に当てはまる訳ではありませんが、ふつう長く会社勤めをしていた男性なら、一人ぼっちでも年金も退職金もあるので、生活に困窮するということはあまりないでしょう・・・。しかし、女性の場合一人ぼっちになった時は、男性ほどは年金などを受け取れないケースが多いものなのです。恐らく男性ほどは生涯賃金が高くないことなどが理由だと思われます。なのに、男性より長生きなので老後費用は余計にかかるのです。

 

女性の介護は寿命までに3回あるといわれている

そして最大の問題の一つが何といっても介護問題でしょう。女性には介護が3回あるといわれます。最初に親の介護、そして夫の介護、でもって最後は自分の介護です。特に自分の介護の時、子どもに面倒を見てもらいたくなければ、必然的に高齢者施設に入る必要があります。しかしながら、高齢者向けの施設はどれだけお金をかけられるかによってサービスにかなり差が出てきます。昔から地獄の沙汰も金次第といいますが、現実の世界でさえ老後の沙汰は金次第という事になるのです。そうなると実際に何を心がければいいのでしょうか・・・。

 

家族の為にではなく自分の為に稼ぐ

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これからは、一にも二にも自分の老後資金づくりに励むことに徹底する事をお勧めします。多くの場合、妻が働く理由は夫の給料だけではやっていけないので家計の足しにするとか、自分で好きな物を買ったり、旅行に行ったりしたいといったことでしょう。そこにもう一つ、自分の老後の資金づくりという目標をテーマにするのも必要だと思います・・・。正社員ならずっと働き続けることはもちろん、専業主婦も子育てを終えたらどんどん働きに出るべきなのです。一般的には専業主婦がパートで働く場合、配偶者控除を受ける為や自分の社会保険料負担を避ける為、働く時間を少なくするという、いわゆる2018年から言うところの150万円の壁を意識することが多いと思います。

 

積極的に働き年金にも加入しよう

ようするに、これからはそういう配偶者控除の壁を意識するのではなく、可能な限り積極的に働いて厚生年金にも加入し、自分が将来受け取る年金額を増やすことを考えた方が得策かもしれません。また、公的年金の受け取り開始時期を夫と妻でずらすのも一つの方法です。仮に、年金の支給開始を遅らせることで受給額が増えるという事もあります。たとえば、夫の年金の受け取りは通常通り65歳からにしてそれを生活費とし、妻の年金の受け取りを70歳まで繰り延べするという考え方です。妻の年金は65歳から受け取るより4割以上増える計算になります。

これは夫婦が会社員として共働きし、厚生年金と基礎年金をそれぞれ受け取る夫婦に最適の方法だと考えます。家計の自由度が高く、妻だけ年金受給を遅らせても生活にさほど支障が出ないと考えられるからです。

 

最後に

いずれにしても女性は男性よりも老後への備えが重要だと考えて損はないでしょう。とにかくスタートは早ければ早いほどいいでしょう。若いうちから老後を考えるのはぴんとこないかもしれませんが、結婚後働き続けるだけでも大きな違いになるはずです。とにかくビジョンを持つのです。短期、中期、そして長期と目標を設定する事で将来の計画が立て易く、それに伴いモチベーションも上がるのではないでしょうか・・・。