松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

自分からこんなニオイがしたら要注意

 

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沢山の人と関わる仕事をしているとどうしても避けられない事があります。それは、対面での会話です。僕はバイクを販売時に接客する際は、基本的にお客様の横に並ぶ側面販売を心掛けています。いわゆる友達もしくは、親しい間柄をイメージした距離感で接客です・・・。この方法は、殆どのお客様に有効です。但し商談に入るとカウンターを挟み対面販売へと変わります。この時にごく希ですが、わりと口臭の強いお客様と出くわす事があります。この時のポーカーフェイスは、かなり厳しいものがあり何時までたっても慣れません。そこで今回は、この誰もにある口臭の強弱とその原因について考えてみたいと思います。因みに口臭といえばよくあるのが、ニンニクの食べ過ぎとか、すきっ腹、もしくは内臓の病気などと、原因は様々です。

 

食べた臭いは血流にのって口臭になる

口臭がある、というとあまり良いイメージはありません。どちらかと言えばかなり悪いイメージになるでしょう・・・。しかしその口臭は、誰にでもあるものです。たとえば、朝起きたときや、緊張しているときは、唾液の量が少なくなることで口の中の菌が増え、ニオイの原因になります。また、年をとると唾液の分泌量が減り、口臭が出やすくなるのです。また、食べ物によって口臭が出ることはよく知られているところです。たとえば、ニンニクや玉ねぎ、ネギには、ニオイ成分のアリシン(硫化アリル)が含まれています。これが消化されて血流にのって肺に到達すると、呼気と共に出て口臭になるのです。驚いたことに、長いと2日ほども残ってしまう事もあるそうです。さらにお酒を飲み過ぎて、肝臓でのアルコールの処理が追いつかないと、血液にあふれて「酒臭い」状態になる訳です。こうした原因の他に、病気や体調不良が原因の口臭も多く考えられます。

 

ニオイのタイプと口臭の原因

腐敗臭:歯周病・舌苔(ぜったい)

口臭で最も多い原因が歯周病です。聞くところによると35歳以上の日本人の8割が、何らかの程度の歯周病にかかっていて、そのケアをしていない人の口からは当然口臭がもれているでしょう・・・。口内で細菌が繁殖したり、歯ぐきに炎症がおきることで腐敗臭につながります。一見、出血や腫れがなくても、歯と歯ぐきの間にできる「歯周ポケット」に菌がすみつき、内部で炎症を起こしていることもあるといいます。35歳を過ぎたら、虫歯がなくても定期的に歯科医に通う様にしましょう。また、舌にできる舌苔(ぜったい)が汚い場合も、腐敗臭の原因になります。ふつうの歯ブラシでは刺激が強すぎるので、舌苔専用のブラシで優しく磨きましょう。ゴシゴシ擦ると味覚障害になったり、かえって舌苔が増えて逆効果なので、注意しましょう。 

硫黄のようなニオイ:虫歯

虫歯は小さいとあまりニオイませんが、進行して神経まで侵されたり、つめものの奥が虫歯になったりすると、硫黄のような口臭になるそうです。歯周病も同時に発生することが多いので、腐敗臭と硫黄臭が混ざって強烈な口臭になることもあるそうです。昔、治療した歯の中で虫歯が進行することも多いので、定期的に歯科医での検診を受けましょう。

甘酸っぱいニオイ:ダイエット臭

過度なダイエットは口臭につながるので要注意です。 長い間、空腹だったり、断食に近いダイエットで飢餓状態になると、甘酸っぱい口臭が出るそうです。これは、飢餓の対応で、体内の脂肪をエネルギーに変えるために発生するケトン体の臭いだそうです。糖質制限ダイエットなどで、厳格に糖質を食べない場合も、同様の口臭が発生しがちです。※アセト酢酸およびこれから生ずるD−3−ヒドロキシン酢酸やアセトンの総称

腐った卵のような臭い:胃腸障害

よく胃が悪いと口臭がすると言いますが、これは胃から直接臭いが上がってくる訳ではないようです。不消化になった食物が腸内で異常発酵し、臭いの分子が血流にのって肺から呼気として出てきて口臭に。胃腸の調子が悪いと感じたら、生活習慣や食習慣を見直して、改善がなければ早めに病院へ行きましょう。

カビのようなニオイ:肝機能障害

カビのようなニオイの他、ドブや排水溝のようなニオイ、あるいはネズミ臭とも言われる、かなり残念なニオイ。本来は肝臓で解毒されるはずのニオイ成分が、肝機能の低下で分解されず、呼気から口臭として出てくるもの。

アンモニアのニオイ:腎機能障害

腎臓の機能が低下していることにより、尿から排泄されるはずのアンモニアが残ってしまい、呼気を通して口臭になるものを言います。腎機能が低下すると、他にむくみや、尿の量が減るといった症状もあるので、思いあたったらすぐに病院で診察してもらいましょう。

 

最後に

口臭は自分ではなかなか気づき難いものです。というのも、口と鼻は内部でつながっているので、いつも口臭にさらされていると鼻が慣れてしまい、ニオイを感じにくくなるのだそうです。自分では気づいていなくても、知らないうちに周囲へ強い口臭をまき散らしているという状態は、決して珍しく無いようです。親しい間柄でも、口臭があることを指摘しにくいということもあります。時々、家族など気の置けない間柄の人に口臭がないか聞いてみたり、定期的に歯医者に通うといった対策で口臭を防ぎましょう。