松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

手を出してはいけない禁断の借金

 

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 ようやく京都の空に青空が戻ってまいりました。しかしながら太平洋上には、早くも台風24号発生したそうです。おまけにこの台風24号は、従来の発生スピードと異なり、9月中に台風24号として発生したのは1994年9月12日以来と、実に24年ぶりに早い発生だそうです。因みに、その前が1989年9月30日でした。

また、1951年以降で最も早い台風24号は1971年8月26日だったそうです。本当に今年は、地震に台風と災害ラッシュです。お客様の中にも造園関係や建築関係の人が沢山おられます。そして皆さん口を揃えて言われるのが、「無茶苦茶忙しいわ!」でした。おかげでせっかくの行楽シーズンが忙しくて遊びに行けないと嘆いておられました・・・。それにしても秋を満喫できないのは本当に残念です・・・。何とか時間を作って是が非でも遊んで欲しいものです。

さて、今回は年がら年中何かと物入りの人に絶対に血迷った借金をしない様に禁断の借金について書いてみたいと思います。いよいよ第三次安部内閣も発足し、はたして日本経済はこれからいったいどうなるのでしょうか。そして、その先行きは実際に僕たちの家計にどんな影響を与えるのか。期待と不安で複雑な心境の人も多い事でしょう。

 

一般的家庭の三大出費に迫る

人は、家庭を持つとたいていの場合目指す目標は、車を所有し家を購入し子供が生まれれば、手厚く資金を投入する等と考えるでしょう。どこの家庭にも、ひとたび子供が生まれれば、立派な大人になってもらうよう将来の選択肢を増やすべく親としてマイホームに次ぐそれなりの経費をかけて子供を学校に行かせようと努力します。もちろん蓄えだけで捻出できない人も一部奨学金も含め、様々な方法で借り入れを試みます。しかし子供一人、大学卒業までの教育費はおおよそ約600万~1200万円掛かるとされています。それに現実問題、学費の値上がりや非正規雇用の広がりを背景に、奨学金の返済に苦しむ若者が増えている・・・。なんてニュースもよく耳に入ってきます。なかには返済できず、自己破産するケースもあるというからチョッとビビッてしまいます。

 

学費は親子で稼いで絆を強める

あるコンサルタント会社の調査によると、経済格差が拡大していく中でやはり、重要なのは子どもの教育だそうです。とくに幼児期の教育は重要で、ある研究によれば幼児期の教育費は、将来7倍になって返ってくるとも言われているようです。しかし、一方で教育費をかけすぎると、親の老後資金が枯渇しかねないという問題もあるのです。一般的なサラリーマン世帯で2人以上の子どもに多額の教育費を実際につぎ込んだ場合、親の老後資金は確実に足りなくなります。また、中学・高校・大学と私立に行かせると直接的な学費だけで約1000万円コースです・・・。よくよく考えてみると大学に進学するメリットを享受(きょうじゅう)するのは親ではなく子どもなのです。そこを考えると、教育費を親がすべて負担するのではなく、奨学金を借りて親子で協力して返済していくのは合理的で親子の絆もより強くなるという考え方もあります。

 

最悪な借金のひとつにリボ払い

奨学金には返済不要のものもあれば、利子がつくものもあります。某ファイナンシャルプランナー曰く、有利子であっても金利が低く、確実に返せる見込みがあれば、してもいい借金になりうるという解釈ができます。たとえば、会社員の時給がおよそ2500円だとしますと、学生が時給1000円のアルバイトで学費をまかなおうとするよりも、大学4年間は奨学金でつなぎ、就職してから返済するほうが効率がいいという計算になります。即ち、すべての借金がダメなわけではないのです。しかし、これは絶対にしてはいけないという借金もあります・・・。

 

終わる気がしないリボ払い

なかでも最悪な借り入れが、リボルビング払いことリボ払いです。よくあるのが会費無料や商品券プレゼントといった特典につられてリボ払いを設定し、そのまま忘れているパターンです。この場合、いくら店頭で一括払いと伝えてもカードの設定で自動的にリボ払いになってしまうのでクレジットカードの設定を必ず把握しておく必要があります。その結果、自覚しないまま、延々と高い利子を支払うというから恐ろしいですよね・・・。高額な引き落としだと、ビックリして対策してもリボ払いで設定した金額が、低額なら気にも留めず借金してしまいます。とにかくなるべく月々の支払い金額が目立たない様に持っていくのが特長なのです。

 

最後に

今や金融機関はかつてないほどの不遇の時代に直面していると言われています。かつてのように預金を集め、企業に融資しているだけではビジネスが成り立たないのです。だからこそ、金持ちには手数料の高い運用商品を売りつけ、貧乏人からはカードローンやリボ払いの金利をむしりとる。仕組みを作り確立しようとしています。なので絶対にそんな金融会社のカモにならないように、煩悩を抑え賢いお金の使い方を学びましょう。

 

平成28年度子供の学習費調査の結果について

http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_1.pdf