松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

為替の仕組みを少しだけ勉強してみた

 

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海外旅行や外貨貯蓄などにあまり興味がない人の場合は、情報として正直たいして頭に入ってこないものです。それでも為替レートが新聞やテレビのニュースで報道されるのを、誰しもが一度は見たことがあると思います。たとえば、海外旅行を控えていて両替をしたいと思っている人は、普段以上に円高か円安かを気にするのではないでしょうか・・・。為替レートの変動は、海外旅行の両替以外にも、企業の業績や輸入品を中心とした生活用品の価格などにも大きく影響を及ぼしています。そもそもこの為替ですが、いったいどのようにして決まっているのでしょうか・・・?そこで今回は、僕の為替勉強も兼ねて調べてみる事にしました。

 

詳しく知らなかった為替の決まり方

テレビのニュースで為替情報が報道される際に、平日は朝晩問わず常に為替レートが変動しているのに気が付いたことがあるでしょうか・・・。僕の調べでは、為替は株などとは違い、24時間世界中で取引されているので、レートも常に変動しているのです。そして世界には多種多様な通貨が存在しています。

たとえば、米ドル、円、ユーロ、ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフラン、香港ドル、人民元、韓国ウォンetc・・・などなど。メジャーな通貨だけでもキリがありません。そしてこれらの通貨がそれぞれ24時間、価格が変動し続けているのです。

 

為替レートの仕組みについて

仮に、上記に挙げた12種類の為替レートをそれぞれ計算するだけでも、米ドル/円、ユーロ/円、などのレートが、円に対して11通貨のレート、ユーロに対しても11通貨のレート、ポンドに対しても11通貨のレート・・・。と、数多くのレートが必要となります。当たり前ですが、通貨は12種類だけでなくさらに数多く存在するので、レートの数も膨大なものとなってしまい、為替市場が複雑になってしまいます。こうなると、せっかく頑張って勉強しようと思っていても戦意喪失で学ぼうという気にもなりません。そこで、為替の決まる仕組みとして取り入れられているのが、クロスレートという仕組みなのです。このクロスレートとを簡単に説明すると、基準となる通貨を1つ決定し、その通貨に対して他の通貨がいくらかということを決定する方法なのです・・・。

 

クロスレートの基準通貨は米ドルを使用

現在、為替の世界では、クロスレートの基準となる通貨に米ドルが使用されているそうです。米ドルと円、もしくは米ドルとユーロなど、全ての通貨は米ドルを基準にレートが決まるのです。円とユーロのレートを決める場合でも、米ドルと円、米ドルとユーロのレートから円とユーロのレートを決定することができるのです。米ドルを基準とするクロスレートを採用して、それぞれの通貨で米ドルのみのレートを算出することによって、どんな通貨同士でも米ドルとの相対的な価値からレートが算出可能となっている訳なのです。

 

円高や円安が発生する要因の正体

為替について僕自身一番関心があるのは、やはり外国の通貨に対する自国通貨と円の価値です。円高や、円安などの値動きは、僕たちの生活にも多くの影響を及ぼしています。そこで円高や、円安になる場合の原因となる事柄を一部抜粋してみました・・・。最初に円の基本的な特徴として、まず押さえておきたいのは円が安全な資産として世界から認められている事です。だいたい日本は、治安も良く経済的にも安定していて、クーデターや紛争などのある国と違いリスクが低いことから、円が安全通貨として認識されているのです。その為、海外で経済不安や紛争、戦争などが起こった場合などは、決まって円が買われ、円高に推移することが多いのです。

一方、為替が円安に動く場合は世界経済が好調な場合が多いようです。要するに金利によって円高、円安になる場合もあるのです。日本の金利が他国に比べて相対的に高い場合は円を買う動きが活発となり、円高になり易い傾向にあります。反対に、日本の金利が他国に比べて安い場合は金利の高い通貨が買われ易くなり、円安傾向になり易いのです。他にもテクニカル要因、投機的要因、ファンダメンタル要因など、あまり耳にした事の無い要因など、さまざまな理由で為替のレートは変動しているのです。

 

最後に

僕にとって身近な金融商品といえば、外貨預金くらいしか思い浮かびません。外貨預金は、円預金に比べて高い金利や為替差益が期待できます。ただし、為替相場の変動によっては差損が生じる可能性があることや、預け入れ、引き出し時には別途手数料が発生するため注意が必要ですけどね・・・。たとえば、1ドル100円の時に10万円を外貨預金へ預け入れたとしましょう。1ドル110円の時に円に戻すと1万円の為替差益、1ドル90円の時に円に戻すと1万円の為替差損が発生するという理屈です。実は、僕も外貨預金をしようと楽天に口座を作ったのですが、今一歩前に踏み出せず、ただの預金口座になっている状態なのです。いつか何かのタイミングで「いや~儲かりました!」なんて記事が書ければいいなと思っています・・・。