松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

転職のタイミングを探る見えない限界値

 

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ようやく忙しい三日間が、過ぎました。天気もよかったのでとにかく大忙しでした・・・。そういえば、秋の交通安全運動がもう始まっています。期間 は平成 30 年9月 21 日(金)から 30 日(日)までの 10 日間 です。日頃から安全運転の人は問題ないですが、ついスピードを出しすぎたり、つい一旦停止をわすれたり、つい信号を無視したり、つい違法駐車をしたりと普段ラッキーにもやり過ごせた人でもこの期間は、グ~ンとリスクが高くなるのでいつも以上に安全運転を心得ましょう。

さて、今回は現代の転職事情をいかに、社会で中心で活躍しているアラフォー世代がどう考えているのかを僕も当時の事を思い出しながら考えてみました。僕も最後の転職が40歳くらいでしました。そこでこれから転職を考えているアラフォーの人達は転職と聞くと、何を想像するのでしょうか。恐らく新しいチャレンジといった前向きなものより、どちらかというと未経験の職種や業種への不安や、35歳を機に転職成功率が下がるという35歳転職限界説といった転職市場でのネガティブな情報が頭によぎるかもしれません。しかし、最近では求人数や転職者も増え、状況が変化してきているのも事実です。

 

企業は即戦力の採用に積極的

35~45歳の世代いわゆるミドル世代は、就職氷河期に新卒採用の試練を乗り越えた世代だといえます。今の売り手市場とは少し意味が違います。非常に厳しい状況下で狭き門をくぐり抜けた優秀な人材がそれだけ多いと言う事です。確かに若手人材の採用難というか募集しても集まらない事もありますが、若い世代よりも優れた業務遂行力や管理能力が評価されている事がやはり採用の大きな原因だと思います。因みに今年の厚生労働省職業安定局の統計によると、企業における中途採用の方針として、ミドル世代は、「良い人材であれば採用したい」が64.1%で、「積極的に採用を強化したい」と合わせると76.2%にものぼるそうです。

 

転職には見えない不安の壁がある

転職活動に有利といえるミドル世代ですが、実際に転職するとなると躊躇(ちゅうちょ)する人が少なくないのが現実です。それは、一人で自由に決めて活動できる20代の転職とは違い、公私ともに責任が重い人達には見えない不安の壁があるからだと考えられます。俗に言う35歳転職限界説は、企業が若い世代を求めミドル世代を求めないということではなく、自分自身に見えない壁を作って転職に踏み出せない状況だと思われます・・・。ある意味自身で限界を作り出しているという見方もできます。要するに心の中にあるのは、「今よりいい仕事はあるのか?」と言う事に尽きると思います。そもそも「いい仕事」とは何でしょうか。その答えはそれぞれだが、一度自分の仕事への価値観と向き合うことからはじめなければ、恐らく答えは出ないでしょう・・・。

 

自分のキャリアの使い方と価値を知る

今までの仕事人生を振り返るのに有効なキャリア・アンカーとは何でしょうか・・・。そもそもキャリア・アンカーとは、個人がキャリアを選択する際に、自分にとって最も大切で、これだけはどうしても犠牲にできないという価値観や欲求、動機、能力などを指します。ある経済学者によると、キャリアに対して持っていた夢と現実のギャップをどのように解決するか決定することを求められる時期と考えているようです。つまり20代から始めた仕事、これまでの自分自身のキャリアを振り返り、今後どうするかを考えていく時期に当たると言えるのです。

キャリア・アンカーとは個人のキャリアを船に例えた場合、それを繋ぎとめる錨(アンカー)の働きをするもの。これは、その人の譲ることのできない仕事の価値観を指し、人生を歩む中で自然と形成され、一度形成されると変化しにくいものと考えられている。

 

自己分析をしてみる

ミドル世代、特に中期の危機にかかるタイミングは、自らのこれまで、もしくは、これからを見直すいいチャンスです。今までのキャリアの棚卸し、仕事の価値観を整理して、これからを考えてみましょう。具体的には、何が得意か、何をやりたいか、更には何をやっている自分が充実しているか・・・。などについて、これまでの職務経験に基づいて考えてみることが有効です。正直、なかなか自分と向き合う時間には作りにくいでしょう。それでもなんとか週末に1時間でも時間を設けて、書き出してみることを試みてはどうでしょう。

 

最後に

自分を分析し方向性が、はっきり見え転職への決意が決まったら、「エイ、ヤ~!」と転職活動へ踏み出す人もいるかもしれません。転職活動は、一般的な転職エージェントに登録する以外にも自分のペースでできる方法もあると思います。例えば、現在の仕事を続けながらビジネス向けのSNSで自らの仕事やプロフィールを発信する方法や、自分の市場価値を同業他社での募集を利用して測る方法など、他にも自分が持つ人脈を使いアッサリ鞍替えなんて荒業もあるでしょう・・・。とにかく変わることを選択することに価値があると考えがちですが、良く調べて考えた結果、やっぱり変わらないを選択をするのもありだと思います。何れにせよ、自らのこれまでを改めて見直し、今後に対して柔軟な発想で計画・行動し、判断することが結果、自分自身の素晴らしいキャリアを積む事になるのです。