松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

財布でわかるお金の貯まる貯まらない

 

f:id:rjmatsumura:20181012163731j:plain 

昔から気づいたらカードやレシートで財布がパンパンになり、スマートに会計ができなかったり、必要なカードがすぐに取り出せない、などの悩みを抱えている人は結構いると思います。そんなボリュームたっぷりの財布を持っている人はお金が貯まらないと、FP(ファイナンシャルプランナー)の指摘やネットでの記事で時々見かけます。つまり、お金が貯まる=は、スッキリ整理された財布と言う事なのでしょう・・・。なにゆえにそこまで言い切れるのか気になったのでチョコッと調べて見ることにしました。

 

財布がその人の金遣いを表している

たとえば、お会計の際に、財布からお札を取り出すとレシートが挟まって一緒に出てくるとか、沢山のポイントカードが財布に入れてあり、なかなか見つからないなど、そんな光景を見たこと無いでしょうか・・・。確かに僕は、時々見かけます・・・。レシートやカード、小銭でパンパンに膨れ上がった財布は、FP曰くお金が貯まらない財布と言い切っています。考えるに前述の例えで言うならば、財布の中が整理できていないので、会計のときにあたふたする悪い財布の典型的な例・・・。となる訳です。確かにこれでは会計の際に使い勝手が悪いだけでなく、お金が貯まらないという致命的な欠点にも繋がる気がして来ました。

 

財布の整理とお金が貯まるの因果関係

ではなぜ、整理できていない財布ではお金が貯まらないのか。それは、恐らく自分が、いったいいくら使ったのか把握できないからだと思います。その日、その週の支出がわからないと、単純に使いすぎたかどうか分からず、それどころか財布の中身を意識すらしません。すると、必然的にお金を使う事に押さえが利かなくなります。つまり、整理されていない財布の持ち主は、お金を管理する能力がないと位置付けられてしまうのです。

 

ルーズな金銭感覚の兆候

レシートや領収書とお札が同じ場所に入っている財布では、会計の際に適当にお札を引っ張り出して、適当に使いがちだと考えられます。そして、お釣りとレシートをまたその財布に戻すので、さらに財布は膨らんでいきます。まさに、その繰り返しなのです。こんなふうにお金を管理できず、ルーズに扱う人はお金からも見放される様な気がします。それでは、逆にお金の貯め上手な人の財布はいったいどうなっているのか・・・。気になって来ました。

f:id:rjmatsumura:20181012202055j:plain

そしてそれは、ズバリ貯まらない人のま逆の行動にあるのでした。たとえば、お金を貯められる人の財布には、レシートとお札が同じ場所に入っているということはまずありえないと考えます。そしてしっかりとした素材の財布に、お札と厳選されたカードが入っていると想定される訳です。レシートはその日使ったぶんが入っているだけで、要は、ごちゃごちゃしていないので、財布にいくら入っていて、自分がどれくらい使ったかきちんと把握でき、財布一つでお金の管理ができている・・・。そんな、スッキリと整理された財布を持っている人は、極めて高い確率でお金を貯める能力があると考えられるのです!

フ~・・・。

 

ルーズな財布からスリムな財布へ

では、ルーズな財布を卒業し、スリムでスッキリした財布にする作戦に移行しましょう。大事なのは、カード、レシート、最後に小銭を上手くコントロールする事なのです。まず、クレジットカード、ポイントカード、病院の診察券など、カードは多種多様ですが、財布に溜め込まないように心掛けます。すべてのカードから厳選して10枚位までに抑えて持ち歩くようにしましょう。それにレシートは、財布の中でお札とは一緒にしないことが必須です。常に、帰宅したらすぐ財布からレシートを取り出し、家計簿を付けるか写真を撮っておくなどして、とにかく財布に溜めない習慣を身につけるのです。そして最後は、小銭問題です。小銭を出すのは面倒だからお札を使うという発想を止めましょう。因みに、1万円札を崩すと、お金を使うペースが速くなる感じがしますが、実際にそういう心理作用があるようです。お金を減らさない為には、できるだけ財布の中の1万円札を崩さないよう意識しましょう。整理された財布は、お金が貯まる人になるための第一歩なのです・・・。

 

お金が貯まる財布にする心得とは

お金は1週間単位で管理して財布に入れる

お金を貯めるには、財布に入れるお金を1週間ごとに決めるのがポイントです。1週間で管理すると、使いすぎに早く気づくことができるからです。そして、仮に使いすぎたと思った時、翌日や翌週につじつまを合わせればいいのです。お金の管理はダイエットと同じと考えるのです。減量できる人は毎日体重計に乗り、その日は、食べすぎたと思えば、翌日の食事に気をつけます。1キロ増えたタイミングですぐに対処すれば、もとに戻すのはそれほど難しくないという理屈です。お金も、1週間単位で管理する習慣をつければ調整がそれほど難しくなく、ムダに多くのお札を入れる事も無くなります。

 

財布に入れるカードは10枚を心掛ける

まず、財布の中のカードをすべて出して並べてみて、クレジットカードやポイントカード、診察券などと分けていくと、ポイントカードが多いことに気づくかと思います。いつか使うかもしれないと持ち歩く人は意外に多いと思います・・・。財布に残すカードは一概にコレがいいとは言えません。しかし自分の行動範囲や趣向を考えて自分に合うものを厳選すればいいのです。多くのカードを持っているよりも厳選したほうが、財布がスッキリするうえ、結果的に行く店が限られてポイントが貯まるという好循環も生まれます。どうしても収まらない場合は、カードケースに収納してカバンに入れて持ち歩きましょう。すると、意外に使わないということに気付きます。

 

帰ったら必ずレシートは財布から出す

レシートを財布から出す習慣をつけること。レシートが溜まっていると、お札が見えにくくなり、財布にいくら入っているのかわからなくなります。すると、いつの間にかお金を使ってしまい、足りなくなって銀行から引き出すという悪循環が生まれます。レシートを取り出すと、手持ちの金額が明確になるので買い物の際にブレーキになります。

 

最後に

都市伝説によれば、お金持ちは長財布を持っていると言われますが、スッキリ入ればなんでも問題ないと思います。二つ折り財布は入れすぎると窮屈に見える為、あえて二つ折り財布を持つと言う作戦も考えられます。また、カードポケットや収納スペースが多かったり、マチやチャックがついた余裕のある作りの財布だと、そのぶん不要なものをたくさん入れて、本末転倒です。僕が思うに良い財布は、しっかりした素材で、お札とレシートを入れるスペースが分かれていて、適度にカードを収納できるものが良いと思います。お金が貯まる人は、自分に合った実用的な財布を長く使っているケースが多いようなので、貯める気があるならレシートや小銭を溜めずにお気に入りの財布を見つけてスッキリさせて尚且つ丁寧に使いましょう。