松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

何をしても貯まる人は貯まるもの

 

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今年もあと1ヶ月とチョイになりましたが、学生や特に仕事をしている人達の場合、稼働日数を考えると余裕で30日を切っているのではないでしょうか・・・。北海道では、本格的に雪が降り出し、京都も結局例年通りこの時期に紅葉が見ごろを迎えました。確かに今年は、災害が多く特に僕の住む京都は、6月に発生した大阪北部地震でダメージを受けさらに9月の台風21号で止めを刺されたような気がしました。それでも1年を過ぎると、何となく滞りなく「今年も終わろうとしているんだな~・・・。」としみじみ感じる今日この頃です。そう言えば、シンガーソングライターの小田和正さんがMCをしている毎年恒例の音楽特番「クリスマスの約束」が、今年は放送されないそうです・・・。僕は、この番組を毎年楽しみにしていたのですが、とても残念です。これで年末の楽しみがひとつ消えました。さて、今回は年末とは全く因果関係のない住宅購入を志す人の向き不向きについて調べてみました。

 

住宅ローンで貯まる人と貯まらない人の適正を知る

 結婚をして家庭を持つと当然意識するのが我が家ではないでしょうか。僕も一応、猫の額程の土地にマッチ箱程度の建物を建てて家族三人で暮らしています。そう言えば、ある時子供がまだ小さい頃、祖父が誕生日に「シルバニアファミリーの赤い屋根の大きなお家セット」なるものをプレゼントしてもらいました。そして部屋で広げてみたら自分の家よりシルバニアファミリーのお家の方が部屋数が多く、思わず苦笑いした事がありました。話を戻しましょう。仮に家を購入する場合、住宅ローンを組んだとしてもはたしてローンを続けながら貯蓄ができるように家計を健全に保つのは、家族を守るためにもとても大切な事です。しかし、誰もが最初はその辺の所をしっかり考えているつもりでもそのうち、貯まる人と、貯まらない人に分かれてしまうのです。

 

住宅購入は考え方ひとつで変わる

 住宅ローン借入前とその後の家計を考えた場合、頭金や返済期間の仕方でその後、家計が、ずいぶん変わることが分かってきます。そこで今回は住宅ローン借入時の選択の仕方によって、その後、貯まる家計になるのか、貯まらない家計になるのか、その考え方ひとつで違ってくるケースを考えて見ましょう。

 

頭金をできるだけ入れる or 入れない

手元のお金が減るのは不安だから、フルローンで住宅ローンを組んで貯蓄は手元に置いて、そのうち繰上げ返済をしよう・・・。というケースの方は普通に多いと思います。かく言う僕もその一人です・・・。しかし、どうやら多くの家庭が繰上げ返済どころか、手元の貯蓄が増えず、それどころか徐々に目減りする傾向にあるそうです。その理由としては、家計の支出は子どもの成長と共に年々増えることや、20~50代はとても消費意欲が高く年齢が上がるにつれ交際費は増加し身に着けるものも高額になってくる事が予測されます・・・。しかし、現在は年齢に比例して収入が伸びる時代では無いので、よっぽど意思が強く金銭感覚の良い人以外は収入と支出のバランスがくずれ、繰上げ返済どころか、貯蓄すらできない状態になってしまうのです。

 

苦しい思いは最初にするのに尽きる

 逆に、頭金をできるだけ多く入れる人というのは、一旦貯蓄が激しく減る為、何が何でもこれ以上貯蓄を減らしてはいけないと考え、 むしろしっかり貯蓄を増やしていかなければと考えるようになり、先取り貯蓄をしたり色々な工夫を考えたりして、やりくりするようになるので、結果的にしっかりお金も貯まり、そして最初に苦しんだ分、借入れ額が少ないので返済の負担も軽くなり貯蓄もしやすくなる。という考え方もできます。

 

住宅ローンの返済期間を短く組む or 長く組む

 返済期間も「35年」が当たり前と思っている人が僕以外にも世の中には沢山いるはずです・・・。巷でも、住宅ローンが完済するのは70代・・・。なんてドッサリいるはずです。FPなんかに言わせれば、定年退職後に住宅ローンがまだ残っている人の老後はとても辛い思いをするでしょう。再雇用で頑張ったとしても、現役の時の給料ではありません。またいつまで働けるかもわかりません・・・。と脅されるに違いありません。それでもそんな不安定な収入に対して、毎月きっちりと返済期日はやってきます。

退職金が数千万出る方なら良いですが、そうでない場合は、できるだけ定年までに完済できるような資金計画にするのが得策のようです。あと考え方として、返済期間を35年にして毎月の返済額を先に抑えて、生活に「ゆとり」を持たせすぎても問題らしいです。要するに、人は生活のレベルを上げるのは簡単ですが、落とすのは容易では無いという事です。従って返済期間を長くして毎月の返済を軽くし、貯蓄をしようとしても結局は、思ったようにいかないのが多数派でしょう。

 

できるなら返済は定年までに

 返済期間は基本的に定年まで設定するのが望ましいようです。確かに返済期間を短くして毎月の返済が少々きつくなっても、人は何れ慣れます。限られたお金でなんとかやりくりしようと、色んな知恵がつき、何とか返済していくものかもしれません。たとえば、もし会社から給料が1割減ると言われたら転職するでしょうか・・・?恐らく殆どの人達が減った1割を何とかやりくりして過ごす方法を模索するはずです。なので、返済期間を短くして、最悪、返済が難しくなった場合は金融機関に相談して伸ばすなんてことを考えながら、肩の荷を少し重い位にしておく方が後々有利に働くかも知れませんね・・・。

 

とにかく節約を考える

 住宅ローンの返済をしながら生活を始めると、当然ながらもう少しでも家計が楽にならないか考えるようになります。水道光熱費といった毎月のコストが多いことで良いことは何にもありません。当然少ないほうがいいに決まっています・・・。もったいないからと、古い電気をよく消費するエアコンや冷蔵庫は逆に毎月の水道光熱費の上昇につながります。家のサイズに合った省エネ性の高いものに替えるのがベストです。毎年住宅設備や家電の精度は上がっているのは確かです。買う時は少々高くても、毎月の水道光熱費が安くなるような省エネ製品は毎月の家計を軽くしてくれそうな気がします。

 

最後に

それにしても自分で書いていてなんですが、あまりの問題点の多さに若干ビビリました・・・。とにかく結論としては、借入総額をできるだけ少なくすることがどうやら得策のようです。しかし、殆どの人達が予算オーバーになり、夢一杯のマイホームを目前に「こ、これくらい大丈夫のはず・・・。」と考え、肩の荷の重い金額を借入れてしまうのでしょう・・・。誰が言ったか知りませんが、家は3回建てないと満足するものにはならないそうです。もしそうなら、そんなきりの無い買い物なら、やはり慎重に考えなければと、今更ながら後の祭り的な思いを抱きつつ何か良い手を考えてみようと思いました。知らないうちに自分の反省文みたいになったかも・・・。