松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

未然に防ぐ虫歯になりそうな歯の見つけ方

 

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 この間、歯を磨いていたら何かカケラのようなものが舌を触りました。指で摘んでみると米粒3分の1くらいの硬いカケラでした。これが、果たして歯のカケラなのか、それとも歯石なのか分かりませんが、虫歯だったら大変なので近いうちに歯科医院に検診へ行きたいと思います。そもそもせっかく歯を治療して完治しても、しばらくして、また虫歯かも・・・。と気にするのは憂鬱なもんです。そんな僕のように感じる人も間違いなくいると思います・・・。そこで今回は、事前にトラブルが起きそうな部分が、分かった場合、どのように対応すれば良いか?また、ピンポイントで歯のトラブルになりやすい部分をどう見つけたら良いのかを調べてみることにしました。

 

虫歯はなぜ何本も同時にならないのか

 毎日欠かさず歯磨きをしているのに、なぜか虫歯や歯周病になるのを疑問に思う人は恐らく世の中には沢山いると思います。たとえば、前歯から奥歯まで同じようにブラッシングしているのに、だいたいどうして途中の歯の間だけ虫歯になるのでしょうか。 わざわざ1本だけブラッシングを手を抜くことなんてする訳もないし、そもそも出来るはずもないと思います。そしてその原因を調べてみたところ答えは、「そりゃそうでしょ!」的な内容でした・・・。要は、虫歯や歯周病になりそう場所が、歯並びや咬み合わせなどが他の歯と異っているため、虫歯などの温床となっているのでした。

 

虫歯の温床になりやすい環境を見つける

 ブラッシング時間や回数は確かに大切ですが、それだけでは虫歯を予防することは出来ません。僕はそれにプラスリステリンを使いさらには、歯間ブラシまで使います。それでも歯垢や着色はします。そこで歯の弱点と考えられる環境には、どんなものがあるのでしょうか・・・。

食生活

1日に何度歯磨きしたとしても、就寝前の飲食は虫歯リスクを高めます。なので絶対に外してはいけない歯磨きタイムは夜なのです。

 

歯並び

歯並びが悪いと、ブラッシングがしにくくなったり、汚れが停滞しやすいために、虫歯リスクが高まります。ありとあらゆる種類のブラシを試し自分に合うものを見つけましょう。歯科医の先生にアドバイスをもらうのも良いですね。

 

咬み合わせ

咬み合わせの力が負担となっている歯は、虫歯や歯周病のリスクが高まります。しかしこればっかりは、根本的治療が要するので時間とお金が掛かります。面倒でも歯冠ブラシとデンタルフロスを巧みに使い分け何とか経費をかけずにやり過ごしてみましょう。

 

唾液の出る場所

昔から唾液は、口内の洗浄に一役買っていると言います。唾液がでる穴の位置に近い場所は、必然的に虫歯の防御となり、歯の修復作用が高まるため、虫歯リスクが低下します。なので口をあけて寝る人は、口を閉じて寝るテープなどを駆使して就寝にチャレンジしては、どうでしょう。ついでにいびきをかく人はそれも止まるかも知れません。

 

歯と歯の間隔

顎に対して歯がギッチリ並んだような、歯と歯の間に隙間が少ない状態の人は、虫歯リスクが高まるそうです。でもこれでは、正直どの歯がどの程度のリスクになっているかわからない様な気がします。ただ、30歳以上であれば、歯茎が、ぼちぼち痩せだし簡単にウイークポイントの手がかりを見つけられるかも知れません。

 

歯の弱点の見つける方法とは

 どの歯が虫歯リスクが高く、どの歯が低いのか、 数値的に表現することはとても難しいと思います。そこで参考になるのが、それまで自分の歯に起こってきた歯のトラブルの経歴です。一見当たり前のようですが、歯のトラブルは、すべての歯に均等に起こるものではありません。したがって口の中でトラブルを引き起こしている場所には、何らかの理由や傾向性があると考えられるのです。特に30歳以上では、過去の治療跡を参考にすることによって自分の歯の弱点や口の中の環境の特長など、ある程度知ることが出来ます。

前歯と奥歯を見比べる

被せ物などの治療跡が前歯に多いか、奥歯に多いか比較します。ほとんどが前歯に集中している場合は、歯ぎしりなど咬み合わせの問題があることが多く、そのため今後も前歯が弱点となる可能性があると考えられます。

左右を見比べる

人によっては、治療跡が左右どちらかに極端に偏っている事があるそうです。これは咬み合わせなどによる力が片側に集中していると考えられます。咬み合わせが原因の場合は、続いてその歯の上下の位置にある歯も、トラブルが起こる可能性もあるという事です。

歯の面を見比べる

歯の表面でも咬み合わせ面、歯と歯の間、外側の根元など、同じような部分に治療跡が集中していることがあるそうです。特に歯と歯の間の治療跡がある場合には、油断するとそのほかの歯と歯の間も同じような虫歯になる傾向が考えられます。咬み合わせの力が原因で起こることは、前後や、上下的な傾向性が認められることが多く、歯の形態などが原因で起こることは、左右的な傾向性として治療跡に表れやすいと考えられるそうです。

 

最後に

要するに虫歯や歯周病を阻止するには、歯の環境を改善しないと、治療をしても再び虫歯になってしまうのです。そして同じ場所が何度もトラブルに見舞われるといったことになって、最後には歯の寿命をまっとう出来ず入れ歯や、差し歯、インプラントの力に頼らざるをえなくなるのです。とにかく28本を死ぬまでにどれだけ無くさず保持できるかが、今後死ぬまで食べ物を美味しく食べられるかそうでないかにかかっていると言っても過言ではないでしょう・・・。