松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

好きな事を止めるから始める厳しい節約

 

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 欲しい物がある時は、財布の中身を気にせず、給料日を気にせず月末がどうなるかも気にせず買い物をし節約などまったく気にしないなんて人もいるでしょう。因みに僕もその傾向があります。しかし幸い歳をとったのか物欲が以前のように沸いてこず、我慢して節約しなければと言うこともなくなりました。しかし、まだまだ物欲健在という人も多いと思います。そこで今回は、そんな物欲や浪費について「抑えたいけどどうしたらいいのでしょう・・・。」という事について考えて見たいと思います。

そもそも節約あるいは倹約とは、無駄遣いを極力なくするように努めること。行動科学においては、より長期的な目標を達成するために、抑制して財を取得するその傾向および都合をつけながら既得財を利用することと定義されている。

by Wikipedia

 

 

厳しい節約から試みる本気度とは

 節約=完全に断つ・・・。と考えて実行するスタイルがあります。お酒が大好きならお酒を完全に断つとか、アニメが好きならグッズやDVDを買うのを完全にやめるというやり方です。特にどちらかと言うと乱暴な止め方ではありますが、こんな感じで節約を始める人は案外マジメな人が多いそうです。恐らく好き、というだけで使っているお金はムダづかい・・・。と考えている為、趣味や娯楽のための予算を一気に削り始めてしまうのです。たとえば、ギャンブル大好きで、パチンコや競馬に毎月10万円以上つぎ込んでいたり、アルコールに溺れつつあり毎日1万円以上飲み代を使ってしまうというのであれば、これは家計を明らかに圧迫していますし、依存症の恐れがあるので、完全に断つのは別段問題はないでしょう。しかし、そこまでの荒療治を必要としていない人に、普通に趣味の予算を確保していた人が無理をして予算を削っても節約はあまりうまくいかない様な気がします。それどころかストレスが増え病気になるかも・・・。

 

苦しい節約は達成感が低く続かない

 普通いきなり「とりあえず買わないでおこう」を実践した場合、確かに節約の意識付けにはなるかもしれませんが、やめなくてもいい消費をやめてしまった部分については確実にフラストレーションが溜まるでしょう。そして結局、そこまでやらなくてもよかったということになるのです。人は生きていくためだけにお金を使っている訳ではありません。メンタルバランスをとる為の映画を観るのも音楽を聴くのも人と話をしながらお酒を飲むのも考えようによっては、生活必需になります。そうした好きなものに対する予算を完全に断つ、というのは痛みを伴う改革というか、苦しい節約になってしまうのです。そうなるとむしろストレスがたまり、仕事のモチベーションも上がらず結局、節約は長続きしないのです。そもそも節約は苦しむべし、なんてルールはどこにも無いと言う事は理解しておきましょう。辞めるのではなく減らすでいいのです。

 

どこから節約するかを考える

 節約をする人が、好きなことの予算から削ろうとする理由のひとつは、恐らく消費に後ろめたさを感じているからではないでしょうか・・・。要は無駄遣いじゃないのか、という訳です。無駄遣いというのは、値打ちの無い消費です。だとしたら、趣味に使っているお金は自分の生きる力を作る原動力ですから無駄ではありません。従って発想を切り替えて、好きなものの予算は削らず、そうでない削りやすいものだけで節約をする方法を考えるのです。たとえば、マニアックな趣味がある人がその予算を削りにくいというのであれば、それ以外の予算を削る方法を考えてみるのです。必要だけれども拘らなくて良いものを削るのです。そうする事によって効率的な支出になっていくでしょう。

 

節約は絶つものと減らすものに分けて考える

 とにかくもし好きなものについてはやめると考えるとするなら、全部をストップするより、せめて減らす方向で考えてみるのです。つまり今よりも何割かの予算をセーブするような工夫のほうが、まだ節約が続けられるはずです。確かに好きなものの支出は無駄ではないと書きましたが、それでも使いすぎはやはり駄目です。掛ける予算の上限、下限あるとするなら常に下限を狙う予算組みを心掛けましょう。要は、その程度で良いと言うことです。そう考えると気持ちもきっと楽になるはずです。

 

最後に

なので好きなものは、少しだけ予算制限があるとより楽しむ為に、色々考え工夫をしたり、やる気が出たりするものです。自分なりの効果的な節約を考えて見ましょう。