松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

貯金にはまるとお金が使えなくなる訳

 

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 最近ようやく浪費癖が、治まり本当に欲しいものだけに照準を合わせて買い物が出来つつあります・・・。この心境にまで至るには、僕の場合約2年掛かりました。丁度ブログを始めた頃くらいだと思います。かと言って倹約の域にまで達していないので見る人が見ると「それ普通ですけど」と言われるかもしれませんね。それでも僕にしたら大いに進歩しました。そんなの時あるふと気になる記事を目にしました。それによると貯金ばっかりしていたら、今度はお金が使えなくなるとか何とかでした。僕ならいつでも全力で消費する自身はありますけどね・・・。そこで今回は、もしお金を使う時にためらいを感じる場合どうすればいいかを考えて見たいと思います。

 

お金があるのに使う事ができない思考とは

 お金を貯める方法には様々ありますが、貯蓄がついつい趣味になり、気が付くとお金を使うのがもったいないを通り越えて怖いという考え方に及ぶ人が、どうやら世の中には少なからずとも存在するようです。確かに今の世の中、先行き不透明な時代ということもあって、貯蓄はあればあるほど安心でしょうし、人によっては、どれだけ貯めても不安と感じる人もいるでしょう。

たとえば、お金を貯めるだけ貯めこんで、必要以上に倹約した生活を送りながら、いざお金を使う段になって使う勇気がないというか使う事が出来ないと、悩んでいる人などが、典型的タイプと考えられます。せっかく貯める力があるのに、使いたい時に使えないのはやはりどう考えても、もったいない話です。

 

貯蓄額はテストの100点満点とは違う

 そもそも、お金をたくさん貯めているのに、使えないという人は、学生が勉強の結果、テストでいい点数を狙う事と同じように解釈しているのではないでしょうか。たとえば、テストのゴールは、100点満点や合格点となりますが、貯蓄のゴールは人それぞれ異なります。お金を使ったことで、仮に100万円あった貯蓄が90万円に減ったとしても、100点満点のテストが10点減点されたこととはまったく意味が違います・・・。

家を購入したいとか、一人暮らしの家具をそろえるとか、海外旅行に行く為の旅費、もしくは子供達の教育費などなど、貯蓄のゴールは人によってさまざまなのです。ただ単に、数字を増やしていくことが目的ではなく何かをする為に貯めると考えることが、やはり貯蓄のゴールのような気がします。

 

貯められる人は使っても大丈夫と自信を持つ

 そもそも倹約家タイプの人はその気質のまま、散財タイプの人はその気質のまま、変わらずに歳を重ねていくものです。そんな簡単に性分は変えられません。たとえば、御家の一大事的な何か大きな出費がない限りは、今の出費のペース、そして貯蓄ペースは、それほど変わらないと考えられます。なので、今後の人生を考えるに、大きなイベントがあるようなら、そのイベントにかかる金額を別にとっておき、残った貯蓄の一部は、普段の楽しみに使っても大丈夫だと思います。たまには、経費を使って今流行の洋服を買ったり、お洒落なカフェでお茶したりと、世の中のトレンドにアンテナを向けることも大切ではないでしょうか・・・。

 

人生にテイク2が無い事を自覚する

 極端な話になりますが、お金を貯めに貯めこんでいる人は、人生を終える段階で人生最大の貯蓄額に到達し、その貯蓄を十分に使いきれずに生涯を終えるということも充分考えられます。たとえば、自分の人生が終わる時に、自分史上最大の貯蓄額にしたい・・・。という人は恐らくいないと思います。そもそも最初に、お金を貯めようと思ったのには、何か理由があった訳で、なぜ貯めようと思ったのか、自分の心の根源を探ってみましょう。大きな会社の社長になりたかったとか、マイホームが夢だったとか。とにかく心の奥底にあったものが見えてくれば、貯蓄の方法や、その目的のために使ってみたり、他の使い道を考えたりと、また、新たな気持ちがわいてくるのではないでしょうか。

 

最後に

 少しスケールの大きな話になって来ましたが、とにかく人生は一度きりです。自分の知らないまたは、違う世界を見る事で、知らなかった事の発見や体験をし、結果その先に幸福を味わうことが出来るのかもしれません。また、とても大切な事のひとつとして、沢山の人と出会い楽しむ事で、自分にとって大切な人との出会があるかもしれません。人は、人生経験を積むこと即ち、お金を使うことで、様々なものが手に入るのも事実です。もちろん、計画的にお金を貯めることも大切ですが、うまく使うことも人生においてとても重要な事だと思います。なので、これからの人生を確実に楽しむ為にも、お金を貯めることだけに依存せず、バランスを保ちながらしっかり使う事も考えて見てはどうでしょう・・・。