松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

人生100年時代を幸せに生き抜く方法

 

f:id:rjmatsumura:20190121172845j:plain

 今朝、出勤前にテレビのワイドショーを見ていると若者の間でスマートフォンの見すぎによる急性内斜視(きゅうせいないしゃし)短期間のうちに瞳が内側に寄って戻らなくなってしまういわゆる寄り目が流行っているそうです。専門医曰く6~17歳の斜視の患者を対象にした調査の結果、スマホの過剰使用で斜視の発症や悪化を招く可能性があるとの事です。患者数も3年ほど前から3倍に増えているそうです。

たとえば、朝、起きたらすぐにスマートフォンを触りだし、帰宅後も食事と入浴の時間以外はほとんどスマートフォンと、寝るまで6時間以上スマホを使うなんて若者は、恐らくゴロゴロいると思います。とにかくそれならそれでせめて予防として30分スマートフォンを見たら5分間は目を離し、休憩中は遠くを見るようにするくらいはしましょう・・・。さて今回は、そんな話題に全く因んでいない幸せな老後を目指すなら絶対にやっておこう・・・。的な事を色々と調べてみました。

 

準備は早いに越したことはない

 最近やたら下流老人という表現をよく聞くようになりました。僕もブログでこのワードを何回か使った事があります。これは、要するに老後を迎えてお金がなくなり経済的に困窮した高齢者、あるいは生活保護を受けざるを得ないほど追い込まれた高齢者のことを意味します。そこで今回は、下流老人にならないために、現役時代からできるだけやれることを紹介したいと思います。

 

何とかして社会保険に加入しておくこと

 まず基本としては、受け取れる年金の額をとりあえず生活には困らないレベルにすることです・・・。金額はともかく生涯もらえるお金があることは、ひとつの安心材料となります。そこで、個人事業者は国民年金に、サラリーマンは会社の社会保険に加入しておきましょう。正社員ならば給与天引きなので問題ありません。一般的にサラリーマンは個人事業主に比べ恵まれています。なぜなら社会保険は労使折半なので、自分の給料から徴収される金額と同じ額を会社が負担してくれるので、倍の恩恵に預かれるからです。夫婦ともに正社員を続ければ、支給額が減ったとしても、そう困らないレベルになるはずです。

そのてん個人事業主は国民年金だけなので、やはり心もとないはずです。そこで、国民年金基金や付加年金、確定拠出年金、小規模企業共済などに別途加入し、老後に受け取れる年金を増やすのがベストです。なお、確定拠出年金は一般の会社員でも加入できる場合もあるので、余裕があれば検討しましょう。

 

持ち家は確実に将来有利になる

 一生賃貸であれば、年金の中から家賃をねん出しなければならないので、高額家賃の場合、苦しくなることが予想されます。田舎や地方であれば家賃はグンと安いですが、車が必要になりますし、運転できない年齢になったときに困ります。なので、現役のうちにマイホームを買っておくことを検討してみましょう。定年退職と同時にローンの返済が終わるようにしておけば、老後の住居費はかなり抑えられます。お金がなくても、とりあえず住むところには困らないというのもまた、ひとつの安心材料です。住宅ローンは勿論、負債ですが、老後の住居費の前払いと考えることもできなくはありません。なので家計に無理のない金額であれば考えるべきです。

今は低金利ですし、ローンを組めば通常は団信(団体信用生命保険)に加入しますから、生命保険の代替にもなりえます。さらに利便性の良い場所であれば、売ることも貸すこともできます。ただしマンションの場合は少し違います。修繕積立金は一般的に徐々に高くなりますから、ローンを完済しても、管理費+修繕積立金で結構な金額が毎月かかります。また、大規模修繕のために一時金を徴収されるケースもありますし、老朽化しても建て替え問題の協議が難航しているマンションもあり、注意が必要です。

 

死ぬまで働くつもりでいよう

 平均寿命の延びとともに健康寿命も延び、65歳はもはや高齢者ではなく、まだ余裕の中年といった状況になるでしょう。そこで、会社の制度に自分の人生を合わせるのではなく、会社が決めた定年なんて関係なく働くことです。老後は働き口がないと予想できるなら、今から65歳になっても雇用される人材になるよう鍛錬しておくべきでしょう。あるいは、起業できるよう副業に取り組んでおくこともありです。自分で事業をやれば生涯現役も夢じゃありませんからね・・・。それに働くことで生活に緊張感があれば、病気になるリスクも低減されることがわかっているそうです。おまけに老後の医療費負担を減らすことにつながります。それに何より社会との接点を持ち続けられ、誰かから必要とされたり、人の役に立ってたり、自分でお金を稼いでいるという自尊心を持つことが出来ます。

 

最後に

 大事なことは、お金のかからない生活スタイルを作ることです。極端な話をすると、今でも地方に行けば、自給自足生活を送っている人はいます。畑で野菜を育て、ニワトリを育て、地域の住民と物々交換をする。それに太陽光発電で電気を賄えば、スマートフォンの充電もできるし、車も電気自動車なら生活にお金はほとんどかからない。少ない年金でもそう困らない可能性があります・・・。人は、ある程度年齢を重ねると物欲が薄れ、買うモノなんてそんなにどんどん出てこないはずです。 服や靴は良いものを選び大事に手入れすれば長く使えるし、スマートフォンも最新高性能なものが、果たして必要か怪しいものです・・・。したがって、現役時代から固定費をミニマムにしておき、それに慣れておくのです。但し、本当に重要なことや、自分を変革そして成長させてくれること、それに家族の繁栄に貢献することには、躊躇せずお金を使いましょう。要するに正しいメリハリをつける事が重要なのです。とにかく自分のライフスタイルや志向に応じて、戦略的に方法論を考え選ぶことが、幸せな老後を生き抜く方法なのではないでしょうか・・・。