松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

将来心配が要らない人達or心配な人たち

 

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 それにしても寒の戻りは辛いですね・・・。天気予報を見てみると、日本付近は冬型の気圧配置にガッツリ覆われ、15時までの最高気温は、札幌は0度6分で2月下旬並み、東京は8度8分で真冬並み、そして京都の僕が住む辺りは10度を切っていて3月上旬並みでした。また、福岡は13度6分で3月上旬並み、那覇は19度4分で2月上旬並みとなっていたようです。それに各地とも、昨日より気温が低く、ここ数日は春の陽気が続いたこともあり、一層寒く感じられたことでしょうね。そんな中でも、場所によっては桜が咲き始め、京都、奈良、下関でツバメも観測され始めたそうです。いずれにしても明日まではこの寒さが続くようなのでもうチョッとだけ我慢することにしましょう・・・。さて今回は、将来自分がお金の心配をせず人生を全うできるか否かについて考えて見ました。

 

将来お金の心配が要らない人 VS 要る人

 人は、生きている限り誰もが老後に向って進んで行きます。そんな中、将来お金の心配が要らないと思える人にはひとつの特徴があります。特殊なケースではなく、あくまでも一般的に見て将来が安泰になりやすいケースとそうでないケースというものがどうやらあるようです。仕事や立場など、自分で変えることができないこともありますが、自分はどちらのケースに当てはまるかを時には考えてみるのもいいでしょう・・・。

 

将来何の心配も要らない人の特徴とは

 厚生年金(会社員)の期間が長い会社員や公務員の場合、社会保険料として労使折半で年金を納める仕組みに なっているので納め忘れるということがありません。従って、未納期間がほとんど無く、国民年金と厚生年金の2階建てをしっかり受け取ることができる人。また、他にも確定給付型企業年金の終身型・有期型など、多くの企業が確定拠出年金に移行されています。公的年金以外に年金があるというのは老後の安定に大きく影響します。

個人年金がある場合、早いうちから個人年金保険でコツコツお金を貯めてきた人は、安心度が高くなります。個人年金という名称でなくとも60~70歳に満期を迎えるように設計された保険商品を持っている人も同様です。あと、家計の中で一番大きな支出でもある住居費つまりは、住宅ローンや家賃です。この費用が60歳までに完済予定だと、家計はぐっと楽になります。退職後、収入が減るのに対し、住宅ローン等で支出が多いままだと、精神衛生上も負担がかかりますからね・・・。

 

不労所得は有ると無いとでは大違い

 家賃収入や配当金収入といった資産から生まれるお金があるアパートや貸家の家賃収入や、まとまった株式などの配当金収入といったいわゆる「不労所得」があると心強いです。60歳以降は若い頃のように体を資本にした働き方では体がもちません。資産から生まれるお金があると当然気持ちにも余裕が生まれます。それと、60歳以降も自分で稼げるスキルがある自営業の人は定年という概念がないので、働ける時まで自分で稼ぐことができます。また、会社という看板を外しても、自分で稼げるスキルがある人は、老後も強い家計を作ることができます。それにそのような人達は、活き活きとしているので年齢を感じさせません。60歳を過ぎても現役でいられることや稼げることが自信となって、その人物を輝かせているのでしょう。

 

健康と良い環境が有ってこその話

 当然の事ながら健康や人間関係が老後の生活を大きく左右します。親子関係や兄弟姉妹関係がよければ多少お金に困ることがあっても助け合うことができます。また、精神面では孫の世話や地域のボランティアなど、生きがいを持つことがポイントになります。そして健康であること、親子や兄弟姉妹の仲がよいこと、地域や友人との人間関係がよいことなども将来安泰にはとても重要なポイントです。

 

将来不安な人の特徴とは

 国民年金しかない自営業者やパートの場合、国民年金しか支給されず、平成29年度の国民年金の満額は年77万9300円です。月に換算すると約6万5000円と、年金だけでは当然生活は難しくなります。自営業者の場合リタイヤ時期は自分で決められますので、稼いで小規模企業共済や個人型確定拠出年金等を活用し退職金や「自分年金」を作り上げる必要があります。また、貯蓄がない・個人年金がない公的年金だけでは不足する分を、貯蓄や個人年金でカバーする必要があります。貯蓄も個人年金もないまま60歳を迎えるのは相当不安ではないでしょうか・・・。

それに、退職金がない中小企業もしくは、退職金制度のない会社など、に勤めている人達も大いに不安だと思います。前述にもありましたが、家計の中で一番大きな支出である住居費は現役で収入があるからこそ、支払えるものです。賃貸派で気楽に過ごしてきても、老後は逆に家賃が負担になります。

 

最後に

 要するに真面目にひとつの会社で勤め上げた人は、様々な恩恵に授かり、転職を繰り返したり、起業して大して儲ける事も出来ず、すべてが自己負担になっている人は、不安な将来となる・・・。もちろん成功して勝ち組になる人も沢山存在しますが、そうでない人が、沢山いるのも事実です。どちらの人生を歩むかは、自由ですがよ~く考えて行動することを強くお勧めします。