松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

寒い冬、身近に迫る危険な生活習慣の秘密

 

f:id:rjmatsumura:20190120155202j:plain

 まだまだ寒い日々が続きます。というよりこれからが冬本番かもしれません。そんな寒い季節、一日の寒暖差が大きくなる日常で、何気ない普段の生活の中に、血圧の乱高下から突然死を招く危険因子が潜んでいるのです。因みに僕の場合は、乾燥肌の悪化で体中が痒くて苦労しています。そこで今回は、これから続く寒い冬一体どのような行動に気をつければ命を落す事無く無事過ごせるのかを紹介したいと思います。

 

冬の生活パターンに潜む危険な行為

 この季節寒くなると、血管が収縮して血圧が上がり易くなります。何気ない生活の中でも、危険なシチュエーションは沢山あります。たとえば朝ポカポカの布団から出て寒いトイレに入る時や、薄い部屋着のままで外に出てストーブの灯油を入れに行ったり、帰宅直後の寒い部屋でコートを脱いだり、寒い部屋のまま着替えたりする時など、寒暖差を急に感じる行為には注意が必要なのです。そして高血圧は突然死を招くとても危険な要因なのです。減塩など食生活の改善も大切ですが、本当の致命傷は、普段の行動の中に隠されている事に早く気付きましょう。

 

危険な生活習慣

 人が生活するに当たり24時間の血圧推移と、起床から睡眠時まで全ての行動、つまり、仕事、電車や車での移動、睡眠、散歩、運動、トイレ、食事、入浴等との関連が特定して考えて見ましょう。そしてこれらの中で、死を招く、特に危険な血圧の乱高下を招いた生活習慣があります。それが以下の通りです・・・。

 

熱い風呂にはリスクが伴う

 厚生労働省の研究班の調査では、年間約1万9000人以上が風呂で亡くなっているそうです。約10年前からだと1.7倍も増えたとか・・・。風呂は癒やしの場であると同時にリスクの高い場所でもあるのです。その要因が「高温・長湯・温度差」という3つのリスクです。熱い風呂は、血圧を急激に上げ、脳や心臓の障害を起こし易くします。しかしこの熱い風呂の好きな人は、困った事にたまらないらしいですよね~・・・。それでも熱い風呂の長湯は、血流を増加させて、のぼせ易くなります。のぼせると、めまいや失神に至り、溺れれたり、転んだりする事故につながり大変危険なので熱い風呂好きは少し温度を下げて湯船に浸かりましょう。

 

サウナがあると必ず入る人に危険あり

 サウナは入り方を間違えると死に直結します。サウナはたいていの場合水風呂と一緒になっていますが、サウナから出て水風呂に直行し、そして次の瞬間ザブンと水風呂に入り、またサウナに入る・・・を繰り返しているのを見かけることがありますが、これはヒートショック状態を自ら作り出しているのと同じで、非常に危険なのです。つまり、サウナは激しいスポーツと同程度の負担を体に強いるものなので要注意です。せめてサウナを利用するなら入り方として、60℃のサウナに最大15分を限度とし、水風呂は厳禁。入る前後にコップ1杯以上の水を飲むことにしましょう。血管がもろくなっている中高年や、糖尿病、高血圧など持病を持つ人にとっては、サウナと水風呂は死に直結する行為なので、特に注意が必要です。

 

尿意や便意を我慢しない

 排便と血圧の変化も密接に関わっていることが、医学的の面からも明らかになっているそうです。排便の際は、いきむので血圧が上昇します。つまり、便秘気味の人は血圧が上がりがちになるという訳です。下痢の場合も、おなかに痛みが生じることにより、体に負担がかかり、血圧が上がるそうです。なのでこちらもヤバイです。要するにどんな時でも便通はスムーズであることが一番なのです。それと、以外なのが、排尿を我慢しても血圧が上がるようです。実は、排尿により急激に血圧が下がると、時に意識がなくなることがあり、これを医学用語で「排尿失神」と呼ぶそうです。倒れてケガをすることもあるのでその気のある人は注意しましょう。また、排便を我慢しても排尿同様血圧が上がるので、こちらも気をつけましょう。

因みに、男性の立ち小便も血圧を上げる要因になるそうです。立位が交感神経を緊張させ、さらに排尿の際に腹圧がかかるので、血圧が急上昇するようです。なので「そんな小便ごときに座ってできるか!」なんて思う人もいるかもしれませんが、洋式トイレで座って排尿すると、立ってする時に比べて、血圧の上昇が幾分和らぐので、自宅では座ってする事を心掛けてみてはどうでしょう。また、便座も暖かくしておくことが大切です。冬場は冷えた便座におしりが触れるだけでも血圧が上がるそうですからね・・・。

 

短気を起こさずイライラしない

 また以外に、スポーツ観戦で熱くなることもストレスも高血圧の要因のひとつです。たまに楽しむ程度なら問題はありませんが、熱中すると血圧が上がってしまいます。お気に入りのチームがある人は、応援が過度にならないようにセルフコントロールをしましょう。あまりに熱中すると、血圧が上がって脳卒中を起こしかねないので注意が必要かもしれません・・・。

 

最後に

 昔ドラマなんかでも、やたらおじいちゃんが顔を真っ赤にしながら激怒してその横で家族の人が、「おじいちゃん、そんなに怒ると血圧が上がっちゃうわよ!」なんてシーンをよく見た気がします。しかし最近は、若い人でも「若年性高血圧」というのが急増しているそうです。芸能界でも大橋未歩アナや星野源などもこの症状に悩まされているといいます。なので、自分の血圧をよく理解し食生活や生活習慣に注意して生活しましょう。何か大きな病気をしてからでは、取り返しがつきませんからね・・・。