松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

歩行中につまずきだしたら要注意

 

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 今日は、思い切り雨です。朝から合羽を着てバイクで出勤。そして帰りも合羽を着てバイクで帰宅です。冬の冷たい雨は、特に惨めさを感じてしまいます。せめてスリップして転倒しないよう安全運転をしたいと思います。さて、今回はそんな転倒について考えて見たいと思います。たとえば、バイクや自転車などに乗って転ぶのではなく、歩いていても何かにぶつかったり、よろけて転んだりするのは、誰にだってあるでしょう。また、ギャラリーなんかがいる時に転倒すると、周りの人たちに笑われないか凄く意識したりします。しかし歳をとってくると、そんな事は言ってられません。バランスをくずすことが笑い事では済まない場合があるからです。転倒は、お年寄りにとっては、まさに一歩間違えれば、命取りなのです。

 

30代からすでに安定感が失われていく

 バランス感覚は生きるための重要な能力ですが、衰えてゆくのも事実です。しっかり立つために使う筋肉は、30歳を過ぎると次第に弱くなるばかりなのです。歩幅は狭くなり、歩く速度も遅くなり、挙句の果てにバランスの調整に重要な視力でさえも低下してしまいます。それに老化による骨密度の低下は、足取りが少し不安定になる原因になることもあるそうです。また、それ以上に問題なのは、安定感が失われる原因が、歳をとることだけではないからなのです。それにバランス感覚は本当に使わないとダメになるってしまいます。ただ、活動的でいれば、維持ができるとも言われています。

 

まさに転倒は命取りと肝に銘じる

 世間では、毎年65歳以上の3人に1人が転倒を経験しているとされ、中年期にバランス感覚をどれくらい保っていられるかで、その先の危険度も決まってくると考えられます。また、転ばないようにする事は、当然寿命にも大きく影響します。身体の安定性が高まると、今後の日常生活において転倒を防げるばかりではなく、身体の各部がよく動くようになり、必然的にケガが減る事にも繋がります。それに体の調子が良くなるとワークアウトでもっと頑張れるようになるはずです。要するに全ての行為が健康全般の改善に直結しているという事ですです。

 

いつまでも若くない事を自覚して鍛え続ける

 注意したいのは、いつまでも自分は若いと思い込みバランス感覚が衰えている事に気づかないケースです。手が震えだして字が下手になったとか、スネや膝をしょっちゅうぶつけている、動作がぎこちなくなったなど、明らかな症状があればわかり易いですが、、もともとバランス感覚のいい人でも、年齢とともにバランス感覚を鍛える必要があるのです。筋力の強さや柔軟性と同じように、バランス感覚も生きて行く上でとても大切な要素なのです。それに鍛え続ければ、筋力と同じように改善できるようです。僕も朝、靴下を履く時必ず片足ずつ上げて履くようにしています。コレだけでも結構効果があると思いますよ。今まで、座って履いていた人は、立って履くのが如何に難しいか驚くはずです・・・。

 

最後に

 それでは、最後に簡単なバランス感覚をチェックしてみましょう。まず、次の動きを試してみて、自分のバランス感覚がどれくらいか見てみましょう。

両足でのチェック

 内側のくるぶし(足首の骨)が触れるように足をそろえて立ち、腕は交差させて胸の上に置いて、目を閉じます。通常、身体が少し揺れるのですが、少なくとも60秒間は足を動かさずに立っています(誰かに時間を測ってもらいます)。

次に、片足をもう一方の足のすぐ前に置いて、目を閉じます。少なくとも38秒間は立っていられるようにします(足を替えて両側とも)。

片足でのチェック

 片足で立ち、もう一方の足は膝を曲げて床から浮かせ、身体を支えている方の足にふれないようにします(ドア口や柱の横など、倒れそうになったらつかまるところがある場所でやりましょう)。その後、目を閉じて同じ動作を。

通常60歳以下の人は、目を開いて29秒、目を閉じて21秒、このポーズを保つことができます。61歳以上の人は、目を開いて22秒、目を閉じて10秒保ちましょう。

 背伸びでのチェック

 両手を腰にあてて片足で立ち、その膝の内側にもう一方の足を置きます。かかとを床から上げて母指球(足の裏の親指の付け根部分)で立ち、25秒間ポーズを保ちます。   

如何でしたでしょうか?どれも出来そうで案外出来なかったりするのです。僕は目を閉じて片足で立つのが、昔から大の苦手でそういう意味では、もう既にバリバリのおじいちゃんかもしれません・・・。