松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

運を信じる人は成長できない訳

 

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 今日は、大阪府にある枚方市の楠葉に納車に行って来ました。京都からなので位置的には、南になります。途中有名な桜の名所である背割堤(せわりてい)を眺めながらの納車となりました。何回もその通りは通っているのですが、桜が咲き乱れるこの時期に通るのは、生まれて初めてだと思います。

ところでこの背割堤(せわりてい)ですが、木津川、宇治川、桂川の三川合流地点にあり、約1.4キロメートルの堤防に桜(ソメイヨシノ)約250本が植えられていてこの時期はまさに圧巻の景色なのですです。それに芝生広場や展望所もあり、今日なんかも砂糖に群がるアリの様に数え切れないほどの観光客がドッサリいてました・・・。そういえば、しばらくお花見なんかしていないな~・・・。なんてしみじみ思ってしまいました。さて今回は、そんな桜とは、全く関係のない話題について考えて見たいと思います。

 

「運も実力のうち」ではなく全て実力と考える

 入試、就活、試合など、人生には沢山の勝負の瞬間があります。その結果の原因を人はどう捉えるかによって、その後の成長が180度変わることもあります・・・。勝利を勝ち取った人は、よく いやぁ、まぐれですよ・・・。とか、たまたま運がよかっただけですよ・・・。などと口にします。多くは謙遜して言っているのかもしれませんが、もし本気でそう思っているとしたら、その人のその後の成長は危ういかもしれないと考えるべきです。

 

訳の分からないもののせいにしない

 全てのジャンルにおいて勝負事や結果の求められるものは、まぐれも運もなく全部が努力の上に成り立った結果なのです。それを謙遜ではなく本気で運だと信じ込んでいると、逆の場合も努力が足らなくても運が悪かったと片付けてしまうのではないでしょうか・・・?そんな訳の分からないもののせいにするほど今の世の中は、甘いものではないということを知りましょう。

 

できる人は運や奇跡などを口にしない

 先日現役を引退したイチロー選手も僕たちが想像できないような努力の積み重ねからこそ素晴らしい結果を出しているのではないでしょうか。恐らく凄く大変で気の遠くなる様な地道な練習を積んで記録を作り続けてきたと僕は思います。こんな事を以前イチロー選手は言ってました・・・。「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです・・・。」このように、努力を積んで結果を出して来た人は、めったに運とか奇跡という言葉を口にしないものなのです。

 

成功者が考える成功と失敗の原因

 達成動機が高い人は、成功は継続的努力の成果であり、失敗は努力が一時的であったからだと考えます。そして、努力という成功と失敗の原因は自分自身にあり、セルフコントロールが可能なものであると考えられます。要するに、成功も失敗も自分自身が生みだすものであり、自分の力でコントロールできるという事なのです。成功したのは、一貫して安定的に努力したからであり、失敗したのは、その努力が一貫せず、不安定だったからなのです。したがって、努力を継続すれば、再び成功できる・・・。という達成動機をもち続けられるのではないでしょうか。

 

成功は運と考える人の思考回路

 それでは、達成動機が低い人は、どのように考えるのでしょうか・・・。達成動機が低い人は、成功は、運によるものだと考え、失敗は才能の差によるものだと考えます。運は外的なものであり、それらは一貫性がなく不安定であるため、セルフコントロールが不可能です。一方、才能の高低は生まれつきの特性であるため、これもまたセルフコントロールが不可能だと考えられます。要するに、達成動機が低い人は、成功してもそれを運のおかげだと感じ、努力ではどうにもならないものだと感じる為、努力を続けて、次も成功しよう・・・。という意志をもち難くなるのです。そうすると努力を怠り、現実に失敗してしまいます・・・。しかしその失敗は才能がないせいだと捉え、才能の高低は努力してもどうにもならないと考えてしまうのです。そうなるとますます達成動機が低くなり、成功への道が遠のいてしまうのです。

 

最後に

 こうなったら、がむしゃらに努力して、その効果を体感するように頭を切り替えてみてはどうでしょうか・・・。何度も言うように成功と失敗の原因の捉え方ひとつで、その後の成長は変わってしまいます。もし、自分が頑張って出した結果を運が良かったなどと口走ってしまったら、誰もあなたに対して期待もせず信じる事もしないでしょう。一生懸命努力をしている人は、そもそも成功を運のせいだとは思わないのです。普段から運をよく口にする人は、自分は十分に努力しているのか・・・?冷静に振り返ってみましょう。成功を運だと感じるのは、努力がもたらす成功への素晴らしさを、まだ十分に実感できていないからでは無いでしょうか・・・。