松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

頑張らなくていい節約にトライ

 

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 昨日、一昨日とようやくGW明けの連休となりました。それにこの二日間でやりたかった事がだいたい思うようにできました。といってもぜんぜん大したことじゃなく、髪の毛を切りに行ったり、タイヤの交換であったり、自宅の金木犀や植えこみの手入れですけどね・・・。さて今回は、度々取り上げる「節約」の話題です。これからの長~い人生において極力無理のない節約で日常を過ごせる方法について考えてみました。

 

普通に100年生きてしまう人生を考える

 現実をリアルに考えた時、富裕層や資産に余裕のある人は別として殆どの一般人は、これからの長い生涯で、お金が足りなくなることを想定し、極力無駄遣いしない工夫を考えていかなくてはなりません。ましてや人生100年の時代を迎える今は、なおさらです。しかし、倹約・節約には、見すぼらしい、切ない・・・。など、どこかイメージ的にに拭いきれないところがあると思います・・・。ケチ、守銭奴(しゅせんど)などと呼ばれるのは、あまり愉快ではありませんからね。そこでそんな事はみじんも感じず、堂々と胸の張れる節約を考えてみましょう。

 

欲望に勝てる自分という強い信念

 まず第一に、欲望に勝てる自分という信念です。お金がないから消費を控えるという発想は、ただの欠乏症の症状です。そうではなくて、無駄遣いしないことに、使命感を感じる事ができたのなら、当然うしろめたくなく堂々とでき倹約する自分を誇らしくすら思えるはずです。たとえば、地域にもよりますがマイカーなど、所有する必要はないと考えた時に、発想としてどこかから借りてくればいい・・・。こう考える事で自分には、所有欲を抑制する自律心を持っているという事になるのです。

あるいは、自分には自分用の部屋など必要ない。ものが書ける机があれば、勉強はできる。環境や道具のせいにして、自分の不勉強を正当化しない。要するに満足いく環境が整っていないと実力が出せない、というような意志の弱い人間でないことの誇りがあれば、倹約生活も、何の苦でもないと考えられる事でしょう。まあそれにしてもこの場合、相当ポジティブな考え方ですけどね。

 

虚飾に頼らないという自負

 虚飾(きょしょく)に頼らないという自負を身に付ける。流行りのブランド品など、自分は持つ必要はない。機能十分であるノーブランドの商品に劣等感などは感じない。実物大の素の自分だけで、十分な存在感があるという自信を持つ。あるいは、最新のファッションなど、興味がない。好感度を上げる、清潔感のある服装だけで、十分に対応できる。身の丈に合わない高価なものを身につけてまでして、自分を良く見せようなんて、まったく思わない・・・。こんな風に考えられたら、お金を無駄遣いしないことに、自尊心を保てるのでは、ないでしょうか・・・。

 

無形資産に対するこだわりを持つ

 無形資産に対するこだわりを持つことが大切です。消費に対する執着やこだわりを捨てがたいのは、人が物質欲や所有欲を持っているからだと思います。グルメにしても、ファッションにしても、インテリア、マイカーに関しても、目に見える物質や形のあるものに人は価値を感じます。場合によっては、物質に対する欲望は、形のないもの(無形資産)に対する欲望を上回ります。なので、人は名誉ある行動よりも、得する行動を優先するのです・・・。物質主義、外形優先の姿勢の影響で、自分が犠牲を払って正しい生き方を選ぶよりも、悪名を轟かせることになっても、物質や金銭を得る方を有利だと判断してしまいます。たとえば、道端で財布を拾っても、落し物として警察に届ける人と違い、届けない人は、徳よりも得を優先して考えているからではないでしょうか。他人に愛や思いやりを与えることよりも、自分が良い思いをすることを選ぶのも、精神性や内面の美しさよりも、物質欲や金銭欲が優っているからかもしれませんね・・・。

 

人の価値を測るものさしとは

 冷静になってよく考えてみましょう。そもそも人間の価値とは、所有している物質や外形によって測られるものではありません。内面の思考や、人間性、それとその人が持つ魅力によって決まるものです。自分の内面を磨き、本来自分に備わっているであろう無形の資産を優先することは、お金を使ってものを買う、外形を気にするという習慣を抑える効果をもたらしてくれます。 自分にとって無形の資産とは、どんなものかを改めて考えて見ましょう。たとえば、自分の持つ人間性、それに知性、さらに沢山の人脈、自身の健康管理、そして最終的に行動力がものをいうのです。

 

最後に

 人によって、注目する資産にはもちろん違いがあります。どんな資産であれ、より良い生き方を追い求める心が、自然と頑張らなくていい節約につながるのかも知れません。