節約に対する心構えが明暗を分ける
2019春の交通安全運動が、いよいよ今日から始まりました。懸念した通り、あちらこちらで取り締まり現場が目撃されています。シートベルトやスピード違反、それに一旦停止などが展開されているようです。お客様の何人かもその場に遭遇していて、どのお客様も、幸い取り締まり対象でなかったとの事でした・・・?とにかく今日から始まったところです。残りの8日間くれぐれも運転には注意して下さい。もちろん交通安全運動が終わってからも引き続き安全運転で宜しくお願いします。さて今回は、心構えで決まる生きた節約とそうでない節約について考えて見たいと思います。
どうせするなら豊かな気持ち取り組もう
一般的に節約というと、家計が苦しい人だけが取り組むと思われがちですが、実は豊かな人ほど「お金を無駄に使わない」ことを徹底しているようです。その理由として、そうでないと豊かさを持続できないと確信しているからなのです。まず最初、節約に取り組む時に注意が必要なのは、「思考」つまりは考え方です。この考え方が貧しいと、どんなに節約しても豊かになりにくく、反対に豊かな考え方で節約をするとどんどん豊かになっていきます。要するにその人やお金の持つエネルギーが良い方向に向かうのか、悪い方向に向かうのかによって変わるということなのです。自分の考え方が豊かさに向かっているのか、その逆の貧乏に向かっているのかを 自分自身を分析して見ましょう。
これほど違う節約に対しての考え方
自分自身が何かやらかした時の自己嫌悪というのがありますが、貧乏的な考えから行う節約は、とてもみじめな気持ちになります。逆に金持ち的考えから行う節約の場合は、良いお金の使い方をしたと思う気持ちが強いのです。もう少し分かりやすく説明すると、節約と聞いて嫌悪感や貧乏臭さを連想し、みじめな気持ちになるのが貧乏節約です。損得勘定や値段、ブランド名などでしか、ものに価値を見いだせない人がこれに当てはまります。そして思考自体が、節約と聞いたとたん、安かろう悪かろう・・・。と感じ、心がふせてしまうのです。
反対に、節約と聞いて直ぐに賢いお金の使い方をすること・・・。と思うのが金持ち体質の節約で、その商品の価値と値段が合っているか?と考えます。その値段より価値が高い買い物ができた時は、「良いお金の使い方をした」と感じます。心が豊かな人こそ、無駄なことにお金は使いません。つまり、自分にとっても何が必要で、何が無駄であるかもわかっている人なのです。
我慢したと感じるか今あるもので充分と感じるかの違い
欲しいものを我慢するのは、普通だれでも辛いものです。だからどうしても、節約に対してマイナスのイメージがつき易いのかもしれません・・・。しかし、節約は我慢大会ではありません。そもそも我々日本人は恵まれた国の中で既に多くのものを持っているはずです。
人が心に抱く欲しいという欲望は、残念ながら尽きることはないでしょう。その欲望に身を任せてお金を使っていたら、家計の破綻は目に見えています。なので、今あるものに目を向け、これで十分といった足るを知ることで、欲望をコントロールすることが重要です。それでも欲しいものがある場合は、どうしたらお金をかけずに手に入れることができるか?ということに視点を変えて考えましょう・・・。
安いから買うのと必要だから買うのは違う
セールで安くなっているからと買い物に行って、つい要らないものまで衝動買いしたりして、失敗したケースは誰にでも経験があるでしょう・・・。しかし、そういう買い物はいつまでも続けていてはダメです。重要なのは、値段を基準に買うのではなく、欲しいものを必要な時に買うようにする事です。そうすれば、買い物に行く回数も減り、衝動買いも防げます。また、気に入ったものが見付からない場合は、迷わず「買わない」という選択を心掛けましょう。
お金を使う時の捉え方を考える
決してお金は使わないことが美徳ではありません。お金に対する教育のひとつとしての考えですが、まず、子どものうちは無駄使いがどういうことかは、幼ければ幼いほど理解できていないものです。なので、無駄使いをして、初めて「これは無駄使いだった」と学習する事になるのです。従って大人になってからのお金の失敗は金額も大きくなり、取り返しがつかないことになりがちです。だからこそ、子ども時代はお金を使いながら小さな失敗と成功を繰り返し、金銭感覚を養っていくことが大切だと考えます・・・。これからお小遣いをあげて子育てをする家庭の皆さんも是非この事を参考にして見てはどうでしょうか・・・。
最後に
節約してもなかなか生活が豊かにならない・・・。と思っている人は、自分の節約は、どちらなのか一度じっくり考えてみてください。そして節約というお金の扱い方を家計に取り入れることで、自分や家族、社会、更に身近な環境から地球規模の環境がどうなっているのか・・・?と考えてみるのです。そうすれば、節約はネガティブなものでなくポジティブなお金の扱い方のひとつだと理解できるのではないでしょうか。