松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

自分は老けて見られるor若く見られる

 

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 僕の片頭痛も2日目に突入しました。リズミカルな " ズキンズキン " は、さすがに無いものの時折襲う強烈な " ズキン ” は、今も僕を悩ませています。いずれにしても体のどこが痛くなっても憂鬱なもんです。ようやく明日は定休日、明日一日で何とかこの片頭痛を自然治癒力で治したいものです。考えるにこれってもしかして老化?イヤイヤそんなはずは・・・。きっとただの疲れやストレスからくる症状に違いないと願っておきます。さて今回は、そんな老化に因んで実年齢と見た目の差について考えて見たいと思います。

 

見た目を裏切る若さを保つ方法

 誰もがいつまでも若くありたいと考えますが、では、若さとは一体何でしょうか。確かに見た目や体力、運動能力などはわかり易いですが、生物である以上、歳をとることは避けられません。一方、年齢とは関係なく若さを保つ方法があります。それは、若さを構成するもうひとつの因子として、好奇心を失わないで勉強を続けることや、ものの見方や考え方が柔軟であることが挙げられます。つまり、若さとは実年齢よりも脳年齢であると解釈することができるのです。

 

好奇心から生まれる行動力を養う

 人は好奇心があれば、新しいことに興味を持ち、その気になれば挑戦もできます。柔軟さがあれば、物事の別の側面が見えて気づきを得ます。すると、学ぶことの楽しさを実感し、また新しいことを試そうと好奇心が保たれるのです。読書にしてもそうです・・・。「なるほど、そういう考え方もあるのか・・・。」と受け入れられれば、それが新たな気づきとなり、本を読むのが楽しくなり、読書を更に継続できます。好奇心は柔軟な思考を持つことによって満たされ、柔軟な思考ができれば好奇心も保たれます。それはつまり、ものの見方、捉え方を、より柔軟で自由にしていくことなのです。そのためには、自分の価値観や常識だけで物事を決めつけるのではなく、時には、異論を受け入れる柔軟さも大切です。

 

柔軟さと流されるのとは違う

 但し柔軟さとは、自分の考えをコロコロ変えるとか、何でもかんでも「それいいね・・・。」「それもいいね・・・。」などと合わすことではありません。軸となる考え方があり、そこに多様な考え方を肉付けしたり軌道修正したりして、より自分の思考を鍛え磨き、進化させることなのです。ブレない考えに、様々な応用を加え、年齢を重ねて知識や経験が増えていった時、さらに学習効率を上げてこそ、誰もが認めるできた人間だと言えるのではないでしょうか・・・。

 

他人の批判や否定は口に出さない

 老害などというカテゴリーがありますが、古い自分の考え方にしがみつき、常識や価値観を新陳代謝できない人は、加齢とともに脳も老いることになります。そんな人達は自分の考えに凝り固まって、そこから出てこないのです。恐らく自分の頭の中で、同じ考えが何十年もぐるぐると回っているのでしょう。だから自分とは違う考え、違う価値観、違う生き方を認めることができず、反発し、否定するのかもしれません。よく耳にする定番のフレーズに「今どきの若者は」という、年配者の典型的な言葉がありますが、そんな事をいう年配者は自分の時代の自分の価値観が絶対正しく、そうでないものは間違っているという発想が人一倍強いのです。とにかく何十年も前の価値観のまま止まっており、今の時代の若者の心理や行動を理解するのを拒否しているのです。

 

思考の停止に気付かず自分を正論化する

 なぜそうなるかというと、ひとつは思考停止しているからです。自分とは違う考え方や他人の常識を理解するには、根底にある価値観や、それを形成するに至った時代背景などの変化に思いを馳せる必要があります。しかし年配者は、そういう行為が面倒なのかもしれません。自分は正しく、それ以外は間違っていると判断すれば何も考えなくて済むし楽だからでしょう・・・。あと考えられるのは、プライドの高さです。恐らく、自分とは違う考えを受け入れるのは、何か勝負に負けたような、くやしい感情に襲われるからかもしれません。電車の中に突っ立って、混んできてもガンとして動こうとしない人や、車間を詰めて、是が非でも割り込ませないドライバーのようなものかもしれません・・・。

 

とにかく自分は悪くない

 「自分は絶対に正しい!」年配者にとって自分は間違っているとか、自分とは違うものが認められるというのは、自分が持っているものの価値が低いように感じてしまうのです。更に自分が小者扱いされるような感情に我慢ができず、自分の立ち位置を絶対的に高く置いておきたい。そしてそれには、相手を否定するのが最も簡単で手っ取り早い方法なのです。それにもともと頑固な人は、逆に自分が否定されたらキレやすいという性格を持っています。それこそプライドの高さから来る副作用かもしれませんね・・・。

 

最後に

いずれにしても、よく他人を批判し否定する人は新しいものを受け入れることができず、おのずと好奇心を失っていきます。そして自分とは違うものを受け入れられないということは、当然ながら勉強しても身に着くはずもなく、思考が新陳代謝したり進化したりすることもないということなのです。こうして現代社会から必然的に引退を余儀なくされてしまうのです。そう考えると、20代ですでに老いている人もいれば、高齢になっても若々しい人がいるのは頷けます。身体的、精神的そして社会的に若く見られている人達は、好奇心を失わず、常に新しい情報や価値観を新陳代謝して、付加価値をつけた情報を発信しているものです。勉強は最高のアンチエイジングと主張する人もいるといいます。好奇心を持って学ぶことは、若さを保つ一番の秘訣かもしれません・・・。