松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

お昼時の強い眠気に要注意

 

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 世の中には、おとぎ話にあるような毒りんごを食べてもいないのに、なんの前触れもなく突然眠り込んでしまう病気があるといいます。それはただの寝不足のツケが翌日に回ってきただけではどうやらないようです。お恥ずかしい話、僕はそんな病気がある事をちっとも知りませんでした。そこで今回は、そんな病気とも言い難そうな病気について調べてみる事にしました。だいたい僕の周りに日中いきなり爆睡する人がいないのでついつい疑ってしまいそうになります・・・。しかし調べてみると確かに、「ナルコレプシー」なる名前の病気がある事を見つけました。そのナルコレプシーにかかった人は突然眠り込むことがあるそうです。急にやってくる圧倒的に強い眠気がその原因とされています。僕も飲みすぎた時に圧倒的睡魔が来ますけどね・・・。でも、そういうことではなさそうです。

 

恐るべしナルコレプシー(居眠り病)

 ナルコレプシーの人は全員、日中の過度の眠気があるようですが、誰もが前触れなく眠り込むわけでもないようです・・・。日中の過度の眠気と並んで、ナルコレプシーにはもっと小さなサインがあるのです。そんなわかり難いサインを理解するにはまず、ナルコレプシーは、おとなと子どもで症状が違っていることを知っておく必要があります。そこで自分も含め身近な人がナルコレプシーかもしれないと思う気をつけたいナルコレプシーかもしれないサインをご紹介しましょう。

 

力が出ない&または筋力が落ちる

 脱力状態は全身に限らず、身体の一部だけに現れる場合もあります。たとえば、話すのが困難になる人もいますし、頭が下がってうなだれたり、手に力が入らなくて持っている物を落としたりするケースもあるようです。専門医の話によると、ナルコレプシーの患者でもこのような脱力が年に数回しか起こらない人もいたり、もっと頻繁にある人もいるそうです。脳梗塞の症状にもよく似ていますね・・・。

 

 頭がなんとなくぼんやりする

 集中力や記憶力に問題がある。あるいは思考力が鈍っているとか、靄(もや)がかかったみたいにぼんやりした気がするのは、すべてナルコレプシーに関係した症状だそうです。ただ、どれもナルコレプシーに限った症状ではないので、何か別の病気(あるいは、ただの寝不足)のせいかもしれません。それでも、このようなナルコレプシーの人は日常生活においてそれなりに苦労をしてる場合が多いのです。

 

顔や身体の動きをコントロールできない

 おとなのナルコレプシーの場合、笑ったり、強い感情が起こったりすると、突然に力が抜け、筋力が出せなくなるという反応が現れることがあるそうです。要するに、身体の力が抜けて、グニャッとなる訳です・・・。子どもの場合は、筋力がなくなるのではなく、むしろ能動的に動いてしまうのが特徴だそうです。ナルコレプシーの子どもは、とくに強い感情が起きたとき、眉が上がる、顔をしかめる、口と舌を変に動かす、身体を揺らすといった症状を現すので家族の人たちは、適度に注意して観察するといいでしょう。

 

睡眠による麻痺

 眠りに落ちようとしているときや、目覚める間際に、ほんの1、2秒間、身体が動かせないような気がしたことはありませんか? 僕は、たまにあります・・・。これは「睡眠麻痺」と呼ばれる症状で、いわゆる金縛りというヤツです。睡眠障害ではなくても多くの人がときどき経験しています。専門医によると、睡眠麻痺はナルコレプシーの症状でもあるといいます。なので頻繁にあるようならナルコレプシーを疑って見ましょう。

 

眠りについた直後に夢を見る

 急速眼球運動睡眠(レム睡眠)は、健康な睡眠サイクルのひとつの段階です。そして夢の殆どはこの段階で見るとされています。レム睡眠は普通、眠りに入ってからおよそ90分後に始まり、夜の間ずっと繰り返されます。ナルコレプシーの患者はもっと早くレム睡眠に移るようです・・・。なんと眠りに入ってからわずか15分以内だそうです。眠りに落ちたとたんに夢を見るようなら、ナルコレプシーの兆候かもしれません。

 

頻繁に目が覚める

 ナルコレプシーの一般的に知られている症状は、日中に眠くなるというものですが、夜ベッドに入っているときにも症状は現れるそうです。ナルコレプシーの患者の多くが、眠りが細切れになってしまうのです。つまり、夜間ずっとぐっすり眠っていられないのです。毎晩何度も目が覚めてしまう症状は、専門家によると、日中にどうしようもなく疲れを感じるのと原因が同じだそうです。要するに脳の睡眠と覚醒をうまくコントロールできないのが原因なのです。

 

鮮明でしかも怖い悪夢

 ナルコレプシーの人は睡眠と覚醒の境界があいまいになる為に、とても鮮明で怖い悪夢を見ることがあるそうです。完全に眠る前に、悪夢が始まる人もいるとか・・・。まだ一部が目覚めている時に、想像上の見知らぬ人が寝室にいるように感じたり、その姿を見たりすることがあるのもひとつの兆候と考えていいでしょう。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?それにしてもいきなり体の自由が効かなくなり、怖い夢を見る居眠り病って想像しただけでも 成りたくない病気ですね・・・。いずれにしても上記の兆候が、もし自分や身の回りの人達に現れたなら、心療内科などの先生に相談すると安心できるかもしれませんね・・・。