松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

雇用がなくなる?10年後の仕事を考える

 

f:id:rjmatsumura:20190602202224j:plain

 今年も残念ながら、僕の勤める会社には、新入社員がひとりも入社しませんでした。やはり、二輪業界は、人気がないのかな~とつくづく思います・・・。確かに道の駅などで休憩しているライダーは、どちらかと言えば高齢気味の様な気がします。多少の白髪と多少顔の面積が上部に広くなった人など、お世辞にも若者のマストアイティムではなさそうです。それと気になるのが車の「自動運転化」です。四輪をかわきりにこの自動運転化が急速に進みつつある中、二輪にもその波が押し寄せてくる気配がします。

こうなるともはやオートバイは、「モータースポーツ」とは、言えなくなります。このA I 化ですが、確かに様々な恩恵を世の中に与えています。しかし、副産物も生まれているのです。A I や自動化が進む事は、僕達の生活に良くも悪くも確実に影響を与えだしています・・・。特にこれからの雇用の未来は、確実にコンピューター化によって失われる仕事と新に必要とされる仕事に大別され複雑に共存するようになるでしょう。そこで今回は、これからの10年後を見据えて、ある仕事とそしてない仕事について考えてみました。

 

未来の必要とされる仕事とされない仕事

 これは、あくまでも統計ですが、海外でも日本でも将来49%の労働人口が機械に置き換わられる可能性が高いとの結果が出ているそうです。聞くところによると、日本の三大メガバンクが新卒採用抑制など人員整理を行い、3行合わせて約3万2,000人が削減予定などのニュースが業界で話題になったとか・・・。これは、与信業務や窓口業務といったルーティン化した仕事はコンピューターとの親和性が高く、さらに A I を使ったディープラーニングによってさらに改善していき、将来は完全に人手を介在しない業務になる可能性が高いと考えられているからだそうです。この技術革新を見越して、従業員を減らしていこうという動きにつながる訳です。

ディープラーニング(深層学習)とは、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつです。 人工知能(AI)の急速な発展を支える技術であり、その進歩により様々な分野への実用化が進んでいます。 近年開発の進んでいる自動運転車においてもカギとなっているのは、ディープラーニングです。  参照:MathWorks

 

既に始まっている企業も・・・

 冒頭でも少し触れましたがまた、すでに実用化の一歩手前まで来ている自動車の自動運転は、ドライバーが人間からコンピューターに置き換わり、その影響はバス、タクシー、貨物輸送まで及ぶと考えられています。さらにすでにお気づきの人も多いと思いますが、電車の運転士、車掌が地下鉄などですでに自動運転化されているのです。僕は京都なので東京の事は、よく分かりませんが、東京メトロの丸の内線や南北線、都営大江戸線などは、車掌がいないそうです。それはホームドアの設置により完全に不要となったのです。

あと、身近なところでは、僕も時々利用する新交通システムのポートライナーやゆりかもめです。ポートアイランド線は、1981年に世界初の自動無人運転方式として開業したそうです。ゆりかもめも、同様に運転手もいない完全自動運転化になっています。

 

機械に取って代わられそうな仕事

  • 電話オペレーター
  • レジ係
  • データ入力作業
  • ホテルの受付係
  • スポーツの審判
  • 歯科技工士

などが、完全に機械にとって代わられると専門家は予想しています。

 

IoTとは

 あと注目される技術のひとつが「IoT」Internet of Things で、すべてのものがインターネットにつながる技術です。身近なところで行くと遠隔操作で行う自宅のエアコン使用や、洗濯機の遠隔操作、テレビの録画操作もそのひとつでしょう・・・。

 

消滅されにくい職業とは

  • ソーシャルワーカー
  • 外科医
  • 内科医
  • 看護師
  • セールスエンジニア
  • 学校教師
  • 心理学者
  • 聖職者
  • 経営者

 

消える職業と消えない職業の違い

 この消える可能性の高い職業と、消えない可能性の高い職業の違いは一体何でしょうか・・・?消えない可能性が高いとされた職業は、人の心やメンタルな部分に深く関係する職業が比較的多いのが特徴です。医療系の画像分析など診断技術分野では間違いなく機械化されるでしょうが、それ以降の患者に寄り添うといった活動は、やはり人対人の関係が大事にされるのです。このように、人間の気持ちを察することが必要な分野の仕事は、機械には置き換わることが、しばらくはできないと考えられています。

 

最後に

 前述のように、これから先の仕事を考える際、コンピューター抜きで考えることは、確実にできなくなります。2020年から小学校でプログラミング教育が必須科目になります。この背景には、人口減による人手不足解消のため、機械にできることは機械にさせ、人間はもっとクリエイティビティが発揮される分野にシフトすべきだという背景があるのかもしれません・・・。コンピューター化を進めるのは人間です。将来の仕事を考える際に、コンピューター化された機械に使われるのではなく、使う側に回ることができれば、そもそも悲観する必要はないでしょう。しかし、変化のスピードは今まで以上に速くなってくるはずです。その状況について進化して生き続けることができるかが重要なポイントです。僕もよく人に言うのですが、これからの時代、なにも必要以上に先端を進んでいくことは、ありませんが取り残されるのだけは、絶対に回避しなければならないという事です。