松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

チョッと気になる稼げない人の共通点

 

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 先日ニュースを見ていると「やっぱりストレスで白髪になる!」みたいな記事を目にしました。そんな白髪のお話ですが、なんとストレスで白髪になるメカニズム解明するべくアメリカにあるハーバード大の研究チームが22日付の英科学誌「ネイチャー」電子版に論文を掲載したそうです。昔フランス革命で処刑された王妃マリー・アントワネットのお話があったと思いますが、この主人公である王妃マリー・アントワネットは、処刑前夜に一晩にして白髪になった・・・。という言う伝えがあるほど、強いストレスと白髪は関係が深いと考えられています。

そんなストレスが白髪をつくるメカニズムを解明する為に研究チームはマウスにストレスを与え、白い毛が生えてくる過程を観察し、ストレスを感じると放出される神経伝達物質のノルアドレナリンが、毛根付近の細胞を過剰に活性化させることが原因だと遂に突き止めたのです。なにやら毛根付近にある幹細胞は通常、髪が生える過程で徐々に色素細胞に変化し、髪の色素を生成しているそうです。ところが、ノルアドレナリンによって過度に活性化すると、急速に色素細胞へと変わり、枯渇してしまうという説なのです。要するにストレスが体の他の部位に与える影響力は計り知れないという事です・・・。そういえば、ホセ・メンドーサも矢吹ジョーとの対戦で髪の毛白くなってたもんね・・・。さて話はコロッと変わり今回はお金を稼ぐセンスについて考えてみました。

 

成功にはセンスと努力が必要

 最近先行きが不安で、新たな仕事を始めるにしても、大した実績がないから、結局のところ何もできないとか、副業を始めたけど、思うように仕事が増えないなど、仕事について様々な悩みを抱えている人も少なくないと思います。現実問題としてキャリアの多様化が進んでいるものの、自分らしく働いて食べていける人とそうでない人が、はっきりと分かれつつあるようです。そこで、「頑張って働いているのになぜか稼げない・・・。」そんな人が陥りがちな考え方について分析したいと思います。

 

広く浅くは今ではもう通用しない

 まず稼げない人というのは、収入を優先するあまり、多くのことを手掛けようと頑張るうちに 広く浅くそして何でも屋になっていることが多いようです。何でもできることもそれはそれで売りになるのでは?と思うかもしれませんが、長い目で見ると、幅広い分野の知識や、情報を身に付けるべく、一つひとつを深めていくのは大変です。だからと言って浅い知識では、人の心に響くコンテンツやサービスを提供できないため、相手にインパクトを与える事ができず、印象に残らないのです。そうなると結果的に、心からの満足が得られず、評価もよくなりません。このように何でも屋と思われるのは、何の専門分野も持たない人と、解釈されマイナスに思われることになるのです。

 

専門技術こそが功を奏す

 一方で、稼げる人は、仕事において、この分野といえばあの人でしょう・・・。といわれるオンリーワンのポジションを確立しています。そのため時に仕事を断ることもあります。セルフイメージをしっかり作ることで、ポジションが明確になり、この手の仕事はこの人に頼むしかない・・・。と、さまざまなところからオファーが来るようになります。稼ぎ続けるうえで大事なのは、自分の目指すセルフイメージをしっかり作り上げそしてそれを継続し続けることなのです。自分は何の為にやっているのか?自分はこの方向でやる・・・。という志や方向性を忘れず、自分がやりたい仕事や、向いている仕事などをどんどん引き受けるのです。逆に、向いていないと思う分野は多少収入などの条件がよくてもキッパリ断る勇気も必要になります。とにかく稼げる人になるには、専門分野を持ち、進むべき方向を決め、それに沿って成功したときのセルフイメージを作っていくことが大切なのです。

 

得することばかり考えない事

 あともうひとつ稼げない人というのは、とにかくみんなと仲良くしなければいけない・・・。と思うタイプの人です。しかしこれでは、すべてのお客様や社内の人と平等に付き合わなければという意識が強く、自分を頼ってくれる人や認めてくれる人、優良なお客様の見極めができておらず、本来の満足度を上げるべき人に対する気づかいや意識が薄れてしまうリスクがあります。

難しい判断になりますが、必ずしも頼まれた仕事すべてを平等に引き受けなければいけないわけではありません。たとえば、常連のお客様と同じ内容の仕事を、新規のお客様から安い値段で引き受けてしまうと、公平性に欠けますし、不義理になってしまいます。常連のお客様への配慮も考えて、時にはお断りすることも必要です。また、新規のお客様から来た好条件の仕事と、常連のお客様からの年間を通じて安定した仕事が重なった場合は、仮に単価が安くても、継続的に安定した仕事の依頼をいただけるお客様の仕事を優先するべきでしょう。

 

長期ビジョンで物事を見る

 生涯売り上げ、生涯利益の観点から考えた場合でも、単発・単年度で大きな売り上げの仕事の依頼を頂くより、複数回・複数年にわたって継続的に仕事の依頼を頂ける顧客のほうが安定して経営が安定します。つまり常連のお客様が多いほうが経営的には安定し、トータルでいただく金額も大きくなる可能性が高いのです。更に、単発よりも継続的に仕事があって、安定して稼ぎ続けられるほうが、将来的にも圧倒的に有利なのです。確かに効率のいい仕事は、とても魅力的で飛びつきたくなると思います。しかし一瞬収入が上がっても、それ以降、仕事が来ず落ちていくのが今の世の中なのです・・・。くどいようですが、稼げる人になるにはまず優先順位を決め、やらないことも戦略的に想定していかなければなりません。当然ながら、そこには多少の勇気とリスクが必要です。それゆえに、選んだ仕事には全力で向き合う必要があるのです。

 

最後に

 要するに稼げる人と稼げない人の違いは、ほんの少しの考え方や行動の違いなのです。これから副業や、フリーランスで仕事を始めてみようと思っているけれど、自分にできるか不安という人や、始めてみたものの、いまひとつ思うようにいかなくて悩んでいる人は、ただ怖気(おじけ)づいてるだけです。なので一度、今の考え方や仕事の仕方を改めて見直した上でネガティブな考え方から脱却し、稼げる人を本気で目指してみてはどうでしょうか・・・。