頑張ってるのに何故貧乏？に迫る

　今日の京都は、雨です。ていうか西日本はほぼ雨でした･･･。なので久しぶりに朝からドシャ降りの雨の中、合羽を着て惨めなバイクで出勤となりました。いつもオフロードヘルメットとゴーグルのセットなので隙間から大粒の雨粒が、ビシバシ顔に当たり痛かったです。おかげでヘルメットのインナーもいい感じにドボドボに濡れちゃいました。さて本題に入りたいと思います。今回は、金銭的な意味でいくら頑張っても報われない理由について考えて見たいと思います。国が発表している国民生活基礎調査の結果によると、日本人の約6人に1人は貧困らしいようです。もちろん誰しも好き好んで貧乏になりたい人はいないと思います。それでも、貧乏に悩む人は確実に存在します。

報われない現実を分析してみる

　一般的に貧乏ゆえに悩む人には、さまざまな原因が考えられます。稼ぎが少ないとか、働き口がなく長い期間定職に就けていないとか、ハンディキャップを抱えていて仕事が見つからない等、やむを得ない事情がある人が大半だと思います･･･。またその一方で、恵まれているにもかかわらず貧乏な人がいるのも事実です。稼ぎがある、働き口がある、ハンディキャップがない。それにも関わらず、何故か貧困に悩む人が存在します。そこで今回は、稼ぎに問題のない人が何故か貧乏に陥ってしまう問題点について考えて見たいと思います。

貧乏へ向う人は新しいものが大好き

　まず最初に考えられる貧乏への一歩は、新品が大好きという事です･･･。そもそも人は誰しも古いより新しいものが好きなものです。もちろんファッションやインテリアなど古いものに価値があるものも存在します。しかし一般論として人は、新しいものが好きな生き物なのです。ただ、新しいものは得てして割高なものです。経済学的に見ても明らかに不利であることを、よく理解する必要があります。

抑えられない煩悩に悩む

　誰しも、何か新しいものを手に入れるときは悩むものです。たとえば、洋服を買うときなどは、新しいものが欲しいと思うはずです。家も当然中古物件より新築のほうが嬉しいはずです。本を買うときもそうです。分母の金額が小さいのでどうせなら新品が欲しい･･･。となるのです。こうして、自分の思考回路が新しいものや新品を追い求めていくうちに、気づけば割高なものばかりを選んでいまうという事になるのです。

こだわりを捨てると道は開ける

　という訳で、余計な支出を抑える方法として、とにかく新品にこだわらない事です。考え方を柔軟にし、中古品でも問題のない商品であれば、一度試しに買ってみたりして、中古品に対し免疫を作りましょう。そして、さまざまな商品を選べるようになるのが効果的だと思います。洋服を買うときや本を買う時など、最近は中古品でも新品同様の良いものが沢山販売られています。ネット通販（アマゾンやメルカリ）などで安価に購入することができるので、節約を本気出考えている人は、チャレンジしてみてみるのもいいかもしれません。

所有感がたまらない持ちたがり症候群

　物欲というかものを沢山持つことも貧困への道に進む要素になります。行動経済学者なる人の間では、人は、ものを持つことに価値を置く傾向があるというのです。この心理傾向は、保有効果と呼ばれているそうです。つまり、所有物を過大評価してしまうのだとか･･･。とはいえ、必要のないものを保有していても、意味がありません。

極端ですが、都市部に住んでいる人は、車を持つ必要はありません。何故なら電車などの交通手段を使うほうが安上がりに済む場合が多いからです。それになにより、大きな節約に繋がります。特に高級車を好む人は、要注意でしょう。とにかく欲望は、限りないのです。高級車などを買ったところで幸福感はつかの間で、また直ぐに新しい高級車が欲しくなるのです。よほどの裕福でない限りは、ただの強烈な無駄使いなのです。

借りるより買うも危険な思想

　一概には言えませんが、たとえば、マイホームが欲しい･･･。と思っている人も、注意が必要です。最近の研究によると、借家でも、持ち家も、幸福度は変わらないという結果がでているそうです。なので、憧れを重視するあまり、経済的に間違った判断に繋がらないように注意しましょう。そもそも何故、持ちたがりが損なのでしょうか？それは、大きな買い物をするときに必ずローンを組むことになり、金利がかさみ損する可能性が高いからなのです。経済学的には、ローンほど損なものは、無い！というのが通説だそうです。なので、基本はローンをせずに済ませる方法を考えたほうが得策といえるでしょう･･･。

最後に

　最初から誰もが資金的に余裕があれば、ためらい無く新品のものを購入し、マイホームや高級車も同じように購入するでしょう。しかし、割高な買い物や自分の身の丈に合わない買い物（ローン）は、大きな損に繋がりかねません。気持ちは凄く分かりますが、何事もすこし我慢するだけで家計が良い方向に変化していくと思い一度試しにチャレンジしてみてはどうでしょうか･･･。