松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

カード利用の苦い思い出

 

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  バブル景気の頃は、カードを沢山持つことでお金持ちになった錯覚に陥り沢山それを使って飲食やショッピングをしていた頃をふと思い出しました。今から考えてみるとそれは、自分のお金ではなく各クレジット会社が僕に対して貸してあげるよ・・・。というお金でした。いわゆる借金です。おまけにお小遣いが無くなるとカードローンだのキャッシングなどで、誰に頭を下げることなくドンドン手元に現金が入ってきました。

 

カード会社の大盤振る舞い時代

 当時は、カード1枚についてカードローンはだいたい一声100万円くらい貸してくれたと思います。キャッシングも30万円は、当たり前で50万円くらいできたと思います。それにプラスお買い物だからまさに「大盤振る舞い」です。おまけに当時はその借りたお金に一体どれだけの金利が付くなんて事に全く興味を持たずじゃんじゃん借りていました。どれだけ借りて、どれだけ先月の支払いでどれだけ今月使ったか、気にも留めずに使いまくっていました。仮にそのカードの枠が一杯になっても別のカードでまた使うのです。焦げ付いてカードが使えなくなるまで気にせず使いまくるのでした・・・。

 

収入と支出のギャップに気付く瞬間

 ただ悲しい事に当時自分の収入は、支出と全くもってバランスが取れておらず。気付くと大きな大きな借金ができていました。それからは、もう大変でした。「生活水準も落したくないし・・・。」「でも借金も返さないと次も借りれないし・・・。」と完済するまでに凄く苦労したのを未だにはっきりと覚えています。何かを処分して借金をゼロにするとか、定期を解約して借金をゼロにするなど、できれば何の問題も無いのですが、そもそも「借金は、無いから借りるものです。」だからこの当時の「お金の無い皆さ~ん!遠慮なく言って下さ~い!お金を貸して差し上げますよ~!」的な雰囲気に恐らくかなりの人が、人生を狂わされたんではないでしょうか・・・?

 

借金は止める事の出来る中毒

 借金は、タバコの喫煙と同じだと思います。「縮む寿命=増える借金」ヘビースモーカーであれば、「体に悪い止めよう」と思い始めたとしても、なかなか止められるものではありません。僕も愛煙家だったのでこれは、まず間違いないでしょう。ただ強烈な強い意志を持つことができれば、借金もタバコも辞められます。僕の場合、借金とタバコが辞められなかった時期の心理状態は、止めるというストレスは全く一緒でした。たとえば「今回借りたら最後にしよう・・・。浪費を抑え極力チープに暮らし借金を減らそ・・・。」タバコも同様に「この一本イヤ、この一箱イヤイヤ、今月でイヤイヤイヤ、今年一杯で・・・。」とにかく自分に甘い事甘い事あと・・・。まさにダメな自分の黄金時代でした。しかし僕は、この秘策で両方とも止めました。

 

命と引き換えであれば止めれるはず

 たとえば、借金はあと1回でもしたら、タバコはあと1本でも吸ったら死ぬと言われれば、何が何でも直ぐ止めれるのではないでしょうか。もちろん自殺願望が無いのが前提ですけどね。冷静に考えると結局自分にとって都合の良いルールを決めているのが、自分だからなのです。「自分で自分の首を絞める・・・。」というヤツですね。そもそも今までさんざん甘やかしてきた自分をそう簡単に厳しくできるわけがありません。僕が思うに、自分の中出解決したい問題を抱えている人は、自分に対して過保護な部分が悪い影響を及ぼしていると思います。それは親の過保護など比にもならないくらいだと思います。それに意思の弱い人の共通点としては、とにかく言い訳がとても上手なことが仇になっているようです。

 

自分自身に言い訳しそして納得する

 そしてこの言い訳というのは、人に向けてではなく自分に対しての言い訳だということです。慰めたり、励ましたりと止めなければならない事に関して、それができない自分に言い訳をするのです。すると「そうそう・・・。」「それそれ・・・。」と自己完結して問題を終らせます。そんな状況から本当に抜け出したいと思うのであれば、自分自身に悪い入れ知恵をする。悪魔を追い払うしかないのです。よくアニメなんかで自分の両肩に天使と悪魔が現れ葛藤するシーンなんか見たことありませんか?まさにアレです。僕の場合は、若かりし前半は、悪魔に負けっぱなしで、挙句の果てに「別に負けてもイイヤ・・・。」くらいに思っていたくらいです。しかし年齢を重ねるにつれ後輩や部下、それに家族といった何となく「守らなければ・・・。」という存在ができることで思考に変化が現れて来ました。

 

最後に

 僕の場合、強い意志の後ろ盾になったのは、後輩に部下、そして家族の存在でした。逆に浪費の引き金になったのが遊び友達や友人でした。だって友人に自分が良いお手本になろうとは、思いませんからね・・・。どちらかと言えば、見栄を張ったり、カッコをつけたりとお金を使うファクターになったと言っても過言ではありません。だから自分の取り巻きをよく考え、グループ分けをして接触方法を考えれば、自身の抱えている負のスパイラルから脱出できるかもしれませよ・・・。