松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

会話の難しさに日々悩む人達へ

 

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 今日は、大雨の中車検に行ってまいりました。雨で鬱陶しいのもさることながら湿度の高さが、僕の中の不快指数を一気に引き上げました。因みに本日の京都の湿度は97%でした。まさに風呂場でバイクを押し引きしているようなものです。これからまだしばらく、このベタベタした湿度と戦わなくてはならないと思うと正直滅入ります・・・。ただ僕の場合、乾燥肌なのでお肌のコンディションは、いいですけどね・・・。さて今回は、そんなジメジメした季節に全く関係のない仕事での会話スキルについて考えて見たいと思います。

会話は時として凄くしたかったり、全くしたくなかったりするのは誰もが、思うことでしょう。しかし、社会で生きていく限り、自分の気分だけで会話をしたり止めたりは出来ません。それにどうせ避けられない会話なら、そつなく端的にできれば、話も早く済み皆がハッピーになります。しかし、世の中には話が得意な人ばかりとは限りません。人によって話に減り張りのある人もいれば、そうでない人がいるのです。確かに話に減り張りのある人は、端的に話ができて、聞き手を飽きさせない特徴があります。一方、話に減り張りのない人は、ダラダラと話が行きつ戻りつしてしまい、いったい何が言いたいのかよく分からず聞き手を逆に苛立たせてしまう傾向があります。(コレ僕の事です・・・。)そんな以外に面倒臭い会話を紐解いて見ましょう。

 

丁寧すぎて聞き手を苛立たせる

 考えるに、もともと話に減り張りのない人の心理としては、丁寧に話そうと思うばかりに、話を次の展開に持っていけなかった・・・。とか、聞き手が関心なさそうなそぶりを見せたので、より具体的に話そうと思っているうちに、話が袋小路に入ってしまった・・・。と言う人が多いようです。丁寧に話をすることも、一生懸命話をすることも、それ自体は悪いことではないのですが、そのことを意識していると、話が長くなり、細部に至るようになり、構成が分かり難くなり、ひいては聞き手を苛立たせてしまい、聞き手の関心度、集中度が低下してしまうのです。

 

つい聞き手の問題にしたくなる

 話が相手に上手く伝わらないのは、聞き手の気が短かすぎるからだろう・・・。聞き手が自分勝手だからに違いない・・・。と聞き手のせいにしてしまっている人もいるかもしれません・・・。しかしながら、現実はほとんどの場合、話し手の話し方に問題があると考えられます。そもそも、どんなに魅力的で面白そうな話でも、時間の経過とともに聞き手の関心度や、集中度は下がるのは当たり前の話です。だから、聞き手が関心度や、集中度を低下させたそぶりを見せたとしても慌てずに、当たり前のことだと思って対処することが話していく上で経験値を上げる意味でも大切な心掛けだと思います。

 

会話も練習が必要

 そこで普段から会話の練習が必要になります。まず話の冒頭から、できるだけ短いフレーズで語れる訓練を日ごろからしておくと良いでしょう。一対一の対話でも、一対多数の会議やプレゼンテーションでも、話の冒頭に下記の内容を伝えることで、聞き手の関心度、集中度のスタートレベルを高めることができると思います。

  • 背景 
  • 自己紹介
  • 目的
  • 時間配分
  • 相手に期待する役割

話に減り張りがあると思われている人は、上記のポイントを念頭において30秒程度で簡潔に語ることできることが理想だと思います。逆にその面談や会議を実施するに至った背景を長々と話してしまうと、せっかく話の冒頭から聞き手の関心度、集中度を高めるために実施している後の内容が続かず、結局のところ効果が発揮されずに、むしろ聞き手のいら立ちを増幅させてしまうのです。

 

相手の関心度と集中度をキープする

 目的をダラダラと話すと、そのまま本論の話に入ってしまったり、関心度、集中度を低下させる話題に入ってしまうことがあります。なので簡潔に話すことは、聞き手の関心度そして、集中度を高止まりさせるために重要なスキルなのです。

 

ひとつひとつを実践する

 上記に書いた「背景」「自己紹介」「目的」「時間配分」「相手に期待する役割」は基本的に、それぞれの要素を1フレーズずつ、計5つのフレーズで語ることが効果的でしょう。本気であればビデオで自撮りしながら、次に実施する予定の対話や会議での会話を実施してみて、それが30秒を超過してしまうようだったら、ひとつ、ひとつのフレーズでつなげて話すということを試してみるのも良い練習になると思います。

たとえば、「皆様、この度は足元の悪い雨の中、来月から行う100周年記念企画の説明会にお越し頂誠にありがとうございます。今回企画の担当をさせて頂く事になりました。松村堂です。皆さんどうぞ宜しくお願いします。開場に足を運んでくれた皆様もご多忙中だと重々承知しておりますので、予定通り午前中で全ての説明を完了させて頂くつもりです。尚時間が取れれば、質疑応答の時間も設けさせていただきますので最後までお付き合い宜しくお願いいたします。そしてこの企画が成功した暁には第2弾、第3弾の企画も暖めておりますのでそのつもりで、最後まで席を立たずお聞き下さい・・・。」見たいな感じでしょうか・・・。とにかくロケーションによって様々な会話が想定されるので基礎となる事柄をしっかり頭に植え付けて話を組み立てていけば、必ず労せずに会話が簡単に成立するようになるでしょう。

 

最後に

 僕は、今でも現役営業マンです。なのでほぼ会話が無い日はありません。それに相手を不快にさす様な会話は、極力しないように神経を尖らせています。直接お話をするのは、もちろんの事、電話での会話でも常にすきあらば購買欲が出てくるようにストーリーを組み立てるようにして会話をしています。その為、常に情報を収集し沢山の情報の引き出しを持ち忘れずに管理できるように心掛けています。なにせ情報は、使わないと鮮度も落ちるし忘れてしまっては元も子もないですからね。会話が苦手な人は、それぞれの会話に必要なアイティムをなるべく沢山持っておきましょう。そうする事で、短い会話から長い会話まで、様々な会話が相手に不快な思いをさせることなく自由自在に出来ると思います。