松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ペットボトルのリサイクル率は7%?

 

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 毎日暑い日が続きます。それにしても37度とか40度とか異常な暑さですよね・・・。とにかく熱中症でやられないためにもこまめな水分補給と体調の異変に注意しましょう。ところで外出時に水分補給をする場合、コンビニや自動販売機なんかで売られている。ペットボトル入り飲料を誰もがイメージすると思います。そのペットボトル飲料ですが、なんと毎分100万本もの数が世界中で購入されているそうです・・・。その数は2021年までにさらに20%急上昇し、地球規模で問題になっている気候変動と同じくらい深刻な環境危機を引き起こすと予測されているのです。

因みにリサイクルで回収されるペットボトルが、再度新品のペットボトルとして採用されるのが、全体の約7%だそうです。そして残りのペットボトルはというと殆どが、埋め立てに回るそうです。さてそんな問題山積の容器であるペットボトルですが、残念ながら日本は世界有数のペットボトル大国と言われているのです。最近では、エコや節約という観点から注目のマイボトルやマイストローといったものまでがさまざまなデザインで展開し、人気を拡大する一方で、それでもついついペットボトル飲料を買ってしまう人もまだまだ多いようです。そこで今回は、ペットボトル飲料をこよなく愛する人達の購入実態について調べてみました。

 

1日1本で済まない購入事情

 たとえば、一般的に外回りが多い営業マンの場合、500ml入りのペットボトル飲料を、出勤時、営業時、オフィスでの業務の合間、帰宅前と、数時間おきのペースで1日に3本~4本購入するといいます。また、通勤や仕事中での移動は汗もかきますし、喉も渇きます。体温を下げるには、やはり冷たい飲みものが一番手っ取り早いのです・・・。そうなるとついコンビニや自販機でペットボトル飲料を買ってしまうのです。もちろん時には、お金がもったいないと一瞬思う時もあるかもしれませんが、習慣というのは、そう簡単に変えられるものではありませんからね・・・。

 

節約を我慢と感じたらアウト

 節約を目的にペットボトル飲料の購入をひかえたとします。そして職場に設置されている業務用のウォーターサーバーを活用し、マイボトルでお茶やアイスティーを飲もうと試みるのです。するとそこで始めて今まで飲み物の購入だけで毎月約5~6千円ほど使っていることに気付き、節約のためマイボトルを購入するのです。一般的にウォーターサーバーには、冷水・温水のどちらにも対応していることが多いので、どちらにも対応できるマグタイプのものを購入します。そして徐々に禁ペットボトル飲料に成功するのです・・・?

しかしイメージするように、現実は甘くありません。今まで思ってもしなかった事を「じゃ~マイボトルで・・・。」には、ならない人もいるのです。勢いだけでたった1か月しか続かなかった。なんて人もいるはずです。たとえば、その言い訳としては、マイボトルを洗える給湯室が遠くて、だんだん面倒臭くなってきた・・・。とか、大量購入したティーパックも飲み続けるとどうしても飽きるし・・・。気分によってお茶の種類を飲み分けたいし・・・。などと、気が付けば結局紙パック入りのお茶や、ペットボトル飲料を買ってしまう事になるのかもしれません。

 

マイボトルを買って満足で終る

 僕もやりがちですが、買って終わりな人は、要注意です。マイボトルを購入しては、満足して挫折・・・。という具合に学習しない人がいます。会社のデスクには、暖かいお茶を保温できるマグ、水出しコーヒーを作れるトラベラーマグ、さらには水道水を濾過できるものなどその気になれば、マイボトルは、そろえ放題です。しかし結局物欲が満たされれば、マイボトルを買うだけで満足しちゃって、結果的に無駄遣いをしただけで終ってしまうのです。要するにどこでも簡単に飲み物が楽しめてしまう、その便利さから、ついペットボトルを手にしてしまうのが、ペットボトル飲料の消費が減らない大きな要因かも知れません。

 

最後に

 消えてなくなる訳では無いことは重々分かってはいるものの、これほど地球に深刻なダメージを与えるとは、正直驚きました。リサイクルで分けてもコレだけ処理に困るとなるとペットボトルに変わる容器を開発する事がやはり急務ですよね・・・。それにしても世界中で毎分100万本も購入されてるってどんな量か、全く想像もできません。仮にペットボトルが1本どれも20センチだとして縦に繋ぎ続けるとします。すると、1分で200㎞の長さになる訳です。京都から三重くらいの距離になりますかね・・・。ということは、約3.3時間、世界中でペットボトル飲料を購入し続けると地球1周ぶんになると言う事ですよ。ホンマかいな・・・?