松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

老後の破産こうなったら要注意

 

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 秋雨というのかここ最近は、雨ばかりでパリッと良い天気になりません。灼熱地獄は何とかピークを過ぎましたが、相変わらずジメジメとした蒸し暑いお天気は健在です。それでも朝夕は、気温もグンと下がり凄く快適に過ごし易くなりました。僕は毎朝6時頃に起床するのですが、玄関と反対側にある掃きだしの窓は網戸にして家に外の新鮮な空気を通します。すると爽やかな風が家の中を通り抜けて行きます・・・。まさに「極楽のあまり風です。」このフレーズは、瓦屋をしていた頃に当時70歳くらいの親方が暑い時期の屋根の上で時折気持ちの好い風が吹くとよく口にしていました。その当時僕もその言葉がぴったりと感心し気がつくと今自分がよく使うようになりました。さて話は変わりまして、今回は、老後のお財布事情について考えて見ることにしました。

 

恐怖の老後破産し易い人の特徴に迫る

 老後資金は、最低でも3000万円必要です・・・。そんな噂が世の中に広がっていますが、実際必要な額なんてもんは、人によってさまざまだと思います。老後を考えるには、まず自分にとっての必要額をざっくり本気で見積もることから始めればいいのではないでしょうか・・・。

 

必ず来る老後の心構え

 まず、誰もあまり考えたくないはずの老後破産について、いかにそうならないように防ぐのか?また、どう老後のイメージを描けばよいのか考えてみましょう。まず、まとまった老後資金が貯められそうもないと不安に陥る人にとって、老後破産は恐怖の何者でも無いはずです・・・。そして実際に老後破産をし易い人には、どういった特徴があるのでしょうか?

 

使うか使わないかで老後を見る

 たとえば、3000万円以上の貯金がないから老後破産する・・・。ということはまず、ありません。これはあまりにも極端な例といえるでしょう。逆に、3000万から5000万円くらいの貯金は、安心かというとこれもそうではないのです。ちょっとのミスでお金が底をつくという危険をはらんでいる額といえます。その理由として子供や孫にどんどんと使ってしまう人などはその典型となるのです。要は、使ってしまう性格の人は金額なんて関係ないのです。

 

将来設計はコンパクトに

 逆に、老後資金はそんなに貯まっていなくても何とかなる人は沢山います。それはどんな人かというと柔軟に老後を考えられる人のことです。コンパクトな暮らしに移行するには、これまでとはある程度、価値観を変える必要がありますが、こだわりが強すぎるとすべてが難しいものになります。たとえば、住む場所にしても、この家以外絶対にイヤ・・・。とか、介護は絶対家じゃないと無理・・・。など譲れないことが多い人は、お金があっても駄目になる可能性が高いですね。

 

使える情報収集能力を身につける

 老後破産を避けるには、柔軟性をもって現実に対応していく力が必要です。それに自分に合った情報を集めるスキルも欠かせません。料理ができない人が良い素材ばかりを集めたところで意味が無いのと同じで、自分の力量に見合った情報をキャッチすることがより本当の意味で生きた情報となるのです。

今はインターネットでいくらでも情報が得られる便利な社会ですが、頭でっかちになり過ぎる人も少なくないでしょう。とにかく沢山の情報を持ってきたものの、逆にどうしたらいいか分からなくなってしまうというのは、特に今の若い方に多くみられるような気がします・・・。なのでこれからは、自分に必要な情報を的確に取りに行くという能力を身につけるようにしていきましょう。

 

老後の暮らしのイメージを持つ

 一般的なたとえではなく、自分に見合った情報をキャッチするスキルを身に着ける。そのためには、自分の状況をしっかり把握して、どんな風に暮らしていきたいかをイメージしておかなくてはなりません。その為には自分の暮らしでいくら赤字が発生するのかを算出しておくことが大事になります。そして、どう暮らしたいか、自分はどこまで許容できるのかを決めておくのです。そうなれば取捨選択(しゅしゃせんたく)もし易くなり、持っているお金が少なくてもなんとかなるものです。

どうしたいのか選べないという人は、どっちが嫌かで考えると決断し易いといわれています。人は、どっちがいいですか?と聞くと決めきれないらしく、逆にどっちが嫌ですか?と聞くとすんなりと決められるそうです。また今後、さらなる高齢化社会が進み、生涯未婚者も増えていくといわれます。超高齢化社会&おひとり様増加で、そこだけ切り取って考えると何か恐ろしいことになりそうな気がします・・・。

 

最後に

 

 僕も実際、自分の老後がイメージできていません。ていうか、コロコロ変わっているのが正直なところです。ただこれは、あくまでも健康であるのが前提です。なので少なくとも僕の場合は、健康寿命=100歳で反復横跳びできる老人!と今のところこれだけが決まっている僕の将来像です。とにかく自分がどう生きたいのか、そしてどういう最期を迎えたいのかまでイメージして調べておけば、かかるお金も分かるし、必要なお金も分かるのではないでしょうか・・・。