松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

認知症の始まりは良くない口癖から

 

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 昨日、今日と京都はとても暖かく天気もよく過ごしやすい週末でした。飯の種であるオートバイもシーズンインということもあり、販売もようやく活気だって来ました。それでも明日からはまたまた寒い寒気が北から入り込み震える時を過ごさなくてはなりません。僕は、何回も書きましたが、超が付くほどの寒がりで暑がりです。今はまだ登場させていませんが、まもなくモバイルバッテリーで発熱するヒートベストを登場させる予定です。これを使えば、「鬼に金棒坊、主にお経」です。これから寒い冬外にいる時間の長い人は、是非モバイルバッテリーで発熱するヒートベストを活用してみて下さい。

因みにこのベストは、去年の冬も大活躍でした。バッテリーの消耗も少なく使えます!さて今回は、そんなヒートベストとあまり関係のない認知症の意外なメカニズムについて紹介したいと思います。

 

増え続ける高齢者自分もいつかは仲間入り

 よくよく考えてみると人生100年時代です。そんな人生100年時代へ突入した今日において、認知症はもはや新たな国民病のひとつと言えるでしょう。厚生労働省の推計によれば、団塊の世代が75歳以上となるであろう2025年には、全国の認知症患者が700万人にのぼり、65歳以上の5人に1人が認知症患者になるとみられているそうです・・・。想像するだけでも恐ろしい話です。なので確実に近い将来今の予備群を含めると1000万人を超える日もそう遠くないということです。

団塊の世代(だんかいのせだい)とは、日本において、第一次ベビーブームが起きた時期に生まれた世代を指す。 焼け跡世代(あるいは戦中生まれ世代)の次の世代に当たり、第二次世界大戦直後の1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)に生まれて、文化的な面や思想的な面で共通している戦後世代のことである。ウィキペディア(Wikipedia)

 

 

未だ発明されていない認知症の特効薬

 残念ながら現在、認知症の決定的な治療薬は存在せず、明確な予防法も確立されていないのが現状のようです。ただし、認知症はある日、突然発症するのではなく、日々の暮らしのなかで少しずつ症状が顕在化(けんざいか)していくといいます。実際にそのようなご親族と過ごしている家族の人ならよくわかると思いますが、性格や生活習慣、日々の行動と症状の進行が微妙にリンクしていることが多いようです。

 

ネガティブな口癖は危険信号

 興味深い話として特定の言動のパターンがある人は、症状の進行が早くなる傾向がみられるといいます。なかでも、わかりやすいサインのひとつが「口癖」だそうです。専門医曰く自分の脳は、自分の発言を一番よく聞いているものです。たとえば、1日に何度も「最近、物忘れがひどくて・・・。」というどちらかと言えばネガティブな発言を口癖として繰り返す人は、物忘れがひどい自分を認め、どんどん症状が悪くなることを自ら容認しているのと同じことになるそうです。即ち、口癖は自分の状況をわざわざ指さし確認しているようなものなのです。繰り返し口にするほど、そちらに誘導されてしまうという訳です。ドラマなんかでボクサーがよくやる、自己暗示と同じような感じでしょうか・・・。「俺は強い、俺は強い、俺は世界一だ・・・。」的にそっち方向と逆に持っていく感じだと思います。

 

軽度行動障害は認知症の始まり

 なんにでも協会というのがあるものですが、世界80か国以上の研究者らで構成される「国際アルツハイマー病協会会議」というのもあるそうです。その協会会議が2016年に行われた時の内容に「軽度行動障害: MCI」という指標を発表していたそうです。その内容としては認知症の初期症状として「面倒くさい」「別にいい」などの口癖が増えることが報告として挙げられていたそうです。専門家医曰く、言葉は脳の状態を映す鏡だと言います。

軽度行動障害の具体例
  • 会話をしている中で、同じ話をすることが多くなってきた
  • これまでは忘れる可能性が低かったものを忘れだした
  • お金の計算やスケジュール管理ができなくなってきた
  • 料理の味付け、仕事や車の運転などの様子が変わってきた
  • 好きだった趣味活動をしなくなった
  • ドラマや読書を楽しめなくなってきた
  • 疲れやすく元気が出なくなってきた
  • やる気がわかなくなってきた

 

最後に

 すべての人が認知症になるわけでは無いと思いますが、この話から考えるに認知症へ進んでいく人は、早い段階から悪い口癖を言っていることが多いということになります。でも逆に、いい口癖を身につけることで、進行を遅らせることも期待できるかもしれません・・・。実際、ボケた者勝ち?という訳ではありませんが、認知症の当事者は、最後には自覚が無くなります。いくら迷惑をかけたくない人が周りに沢山いたとしても防げなくなるのですからね・・・。そう思うと勝ちどころか、ある意味とても残酷な病かもしれません。