松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

若さを保つウルトラC

 

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 以前から僕は、「がんばって長生きするぞ!」「目標は100歳で反復横跳びできる老人になるんだ!」などと日々企んでいます。もちろん、健康あっての長寿ですから100歳で反復横跳びというのがミソです。しかし最近読んだ堀江貴文氏の『時間革命』には、「僕は、不老不死を本気で考えています・・・。」という件がありました。さすがです。プライベートジェットで世界中を飛びまわり宇宙ビジネスを考える人はやはり、長寿に関しての考え方もスケールが違いますね。なので僕も、不老不死は無理にしても10年延ばして110歳を目指したいと思います。さて今回は、そんな不老不死と言わずとも極力実年齢と比例しない若さの保ち方について考えて見たいと思います。

 

実年齢に逆らう若さの保ち方

 僕が思うに人は誰もがいつまでも若くありたいと考えているはずです。そこでその若さ、確かに見た目や体力、運動能力などは分かり易いですが、生物である以上、老化は避けられません。ただひとつの考えとして、年齢とは関係なく若さを保つ方法があります。それは若さを構成するもうひとつの因子です。その因子とはたとえば、好奇心を失わないで勉強を続けることや、ものの見方や考え方が柔軟であることです。

 

若さとは実年齢よりも脳年齢

 この好奇心と思考の柔軟さは、車の両輪にしばしば例えられます。好奇心があれば、新しいことに興味を持ち、挑戦できる。柔軟さがあれば、物事の別の側面が見えて気づきを得る。すると、学ぶことの楽しさを実感し、また新しいことを試そうと好奇心が保たれる。たとえば読書でも、同じ事がいえます。なるほど、そういう考え方もあるのか・・・。と感じたら、それが新たな発見となり、本を読むのが楽しくなり、更に読書を継続します。

 

好奇心と柔軟な解釈

 ものの見方と好奇心は柔軟な思考を持つことによって満たされます。そして柔軟な思考ができれば自ずと好奇心も保たれます。それは、ものの見方、捉え方を、より自由に、多面的にしていくことに繋がるのです。そのためには、自分の価値観や常識だけで物事を決めつけるのではなく、異論を柔軟に受け入れる器が必要です。ただし柔軟さとは、自分の考えをコロコロ変えるとか、何でもかんでも「それいいね」「それもいいね」などと流される事ではありません。

 

柔軟とはブレない考えに肉付けすること

 軸となる考え方があり、そこに多様な考え方を肉付けしたり軌道修正したりして、より自分の思考を錬磨し、進化させることが本当の意味での柔軟さだと思います。揺るがない土台となる考え方に、新しい情報や、提案などを吸収して自分の考えを成長させていくのです。これから年齢を重ねて知識や経験が増えていったとき、さらに学習効率を上げて稼ぎつなげられるのはこういう人達かもしれませんね・・・。

 

他人批判や否定を頻繁にする人は要注意

 一方では老害などという言葉があるとおり、古い自分の考え方にいつまでもしがみつき、常識や価値観を新陳代謝できない人がいます。そのような人は、加齢とともに脳も確実に老いることになります。彼らは自分の考えに凝り固まって、そこから出てこないのです。そして自分の頭の中で、同じ考えが何十年もループさせているのです。だから自分とは違う考え、違う価値観、違う生き方を認めることがいつまでもできず、反発し、否定し続けるのです。

 

自分と価値観の違う人間は悪

 今どきの若者は・・・。という言葉を頻繁に使う老人の思考は、恐らく自分の時代の自分の価値観が絶対で、そうでないものは間違っているという発想があるからだと考えられます。何十年も前の価値観のまま止まっていて、現代の若者の心理や行動を理解するのを拒否しているのです。なぜそうなるかというと、ひとつは思考が停止しているからかもしれません。なので自分とは違う考え方や他人の常識を理解するには、根底にある価値観や、それを形成するに至った時代背景などの変化に思いを巡らす必要があります。しかし、柔軟な考えのできない人は、そういう行為が要は面倒なのです。自分は正しく、それ以外は間違っていると判断すれば難しく考える必要も無く楽だからなのです。

 

問題は捨てられないプライド

 あと、プライドが高すぎるのも問題です。プライドの高い人にとって自分と違う考えを受け入れるのは、何か自分が負けたようなくやしい感情に襲われるものです。これもよく例え話で紹介されますが、電車の中に突っ立って、混んできてもガンとして動こうとしない人や、車間を詰めて、是が非でも割り込ませないドライバーなどなど・・・。推測するに自分は正しいはずなのに、それを自分は間違っているとか、自分とは違うものが認められるというのは、自分が持っているものの価値が低いように感じてしまうのかもしれません。そしてそんな自分が小者扱いされるような感情に我慢ができないのでしょう。とにかく自分の立ち位置を絶対的に高く置いておきたいのです。そこで手っ取り早い方法のひとつが、相手を否定することなのです。

 

老害は面倒くさがられる

 頑固な老人たちは、自分が否定されたら直ぐにキレやすいという特長を持っている人が多いようです・・・。それはプライドの高さから来る副作用と考えられます。よく他人を批判したり否定する人は新しいものを受け入れることができず、おのずと好奇心を失っていきます。そして自分とは違うものを受け入れられないということは、当然ながら勉強しても身につくはずもなく、思考が新陳代謝したり進化したりすることもなくなります。そう考えると、20代でもすでに老いている人もいれば、高齢になっても若々しい人がいるのは不思議ではありません。

 

最後に

 様々な世界で活躍している柔軟な考えをもつ人達は、70歳になっても80歳を超えても若々しく感じます。そしてそうした人は、好奇心を失わず、常に新しい情報や価値観を新陳代謝して、付加価値をつけた情報を発信しているものです。そう考えると勉強は最高の若さを保つウルトラCかもしれません。とにかくこれからは好奇心を持って学ぶこといつまでもやめずにいきましょう。