松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

脳に優しい生活習慣とは

 

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 今更ではございますが、

新年明けましておめでとうございます。

本年も面白そうな記事だけ読んでいただければ幸いです。

それにしても昨年は個人的に色々と問題が、発生して精神的にかなり参っていました。就寝して夜中に目が覚めるなんて過去に殆ど記憶になかったのですが、今回はなぜか時折夜中に目が覚める事がありました。しかし年末そして年始にかけてたっぷり休養したので頭を切り替えて、この1年もバリバリ頑張って行きます。さて今年一発目のテーマですが、昨年から世間で何かと話題の「ながら行動」をテーマにしたいと思います。

 

自分のながら度はどんなものなのか

 「ながら・・・。」といえば、やはり代表的なのがながら運転ですね。法律などもかなり色々と細かく厳しくなり道をバイクで走っていてもほとんど見なくなりました。少なくとも僕の周りでは、スマートフォンなどを見ながらの運転系はま~見ないですね・・・。そこで今一度、改めて自分の「ながら行動度」をチェックしてみてはどうでしょう。これは僕も知りませんでしたが、微妙に脳に良くも悪くも影響を与える行動のようなのです。そこでよくしそうな「ながら行動」パターンをいくつか挙げてみました。

  • 何かをしながらスマホで色々チェックをする
  • テレビを見ながら食事をする
  • パソコン作業をしながら食事やおやつを食べる
  • 歯を磨きながら他のことを色々する
  • いくつかの仕事を同時並行で行う

どうでしょうか?結構やりがちでしょ・・・。

とにかく何かをしながら何かをするといったながら行動は、ある意味「マルチタスク」と同じ意味でもあるようです。効率や結果のスピードを求められる現代社会において、複数の物を同時並行で行うことはもはや当たり前のようになっています。しかしながら、専門家曰く一見効率良く見える「ながら行動」も、実は「一点集中」を何回か繋げていく方が効率が良いそうです。「ながら行動」は限りある脳の集中力を分散して使ってしまう為、本当は効率がよくないのです。

マルチタスク (心理学) - Wikipedia

 

ながら行動は脳の苦手分野

 作業の効率の話だけではなく、「ながら行動」には更なるデメリットがあります。それは、脳へのダメージなのです。本来人間は、マルチタスクが出来ないと言ってもいいほど、マルチタスクが苦手だそうです。なのでジャグリングをするよなパフォーマーは本当に凄いんだと思います。人は複数の物事を同時に進められているように見えても、厳密には脳は複数の物事を同時に進めることは出来ないのだそうです。

なのでそんな脳に、ながら行動をさせすぎてしまうと、脳内でストレスホルモンが増えていきます。そしてこの状態が続くと脳はどんどん疲労して行き、脳へダメージを与え、更に脳の機能を落としていきます。そして最後にそのダメージがうつ病や認知症のような症状にも繋がる可能性があるとされているのです。もし自分が、体を休めてもなかなか疲れが取れないと感じていたとしたら、ひょっとしてそれは、日々のながら行動から来る、脳の疲れかもしれませんね・・・。

 

脳に疲れを与えない生活習慣とは

 そもそもながら行動が、良くないと分かっていても、状況によってついつい一人何役も背負ってしまう現代社会です。しかしながら、生活の中のちょっとした習慣を変えるだけで、脳のストレスや疲れは大幅に軽減するのです。たとえば、歯を磨く時やシャワーを浴びる時、その感覚に集中するのです。仮に仕事中や人と会っている時など、自分一人のことや一つのことに集中するのは難しかったりします。なので、自分一人になれる日常動作は、マルチタスクから離れるチャンスなのです。日常動作のちょっとした動作即ち今この瞬間だけに集中するのです。歯を磨くときはその事だけに集中する。また、頭を洗うときも洗う事だけに集中するなどとにかくそれらのアクションをプライベートな時間で習慣付けるのです。すると、脳は疲れから解放されるようになるでしょう。たぶん・・・。

 

スマートフォンの使用にはメリハリをつける

 僕もあまり人の事は言えませんがとにかくスマートフォンの使用にはメリハリをつけましょう。街中や様々なロケーションでよく見かけるのが、一人で食事している人のスマートフォンを見ながら食べる光景です。スマートフォンで何かをチェックしながら、本や雑誌、新聞を読みながら、食事をしている人はホントに多いです。これはまぎれもないマルチタスクです。食事時間というのは、なによりのリラックスタイムなはずなのに、脳は休むどころか返って疲れてしまいます。特に一人で食事をする際は、脳を休める絶好のチャンスなのです。なのでスマートフォンや本はカバンの中にしまって、目の前の食事を味わう事だけに集中して食事時間を大切にしましょう。それにきっと食事の満足感にも繋がります。

 

寝る時は寝る

 ながら行動をしている時、人は呼吸が浅くなるといいます。呼吸が浅くなると、血の巡りが悪くなり、気が付くと脳に酸素が行き渡らなくなり、脳の疲労は蓄積されます。なので1日頑張った脳への休息の為に、呼吸を深めて疲れをリセットしましょう。方法としてはまず、楽な姿勢で胸を開きます。自分の体が風船のように気持ちよく広がるのを想像して、鼻からゆっくり吸います。そして呼吸を10秒ほどキープします。その後、口からゆっくりと吐き切ります。これを5分ほど繰り返してみましょう。いわゆる深呼吸というヤツです。これで頭がすっきりして、気持ちよく眠りにつくことが出来るでしょう。

 

最後に

 という訳で現代社会の人達は、どうやら体の疲れよりも頭の疲れが勝っている傾向にあるようです。忙しなくとも頭を使っているからこそ、バランスをとるように労わる時間が大切なのです。なので今年2020年は是非この方法で脳にダメージを与えることなく心身ともに健康を意識してはどうでしょうか・・・。僕も今年はコレを意識して頑張りたいと思います。