松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

要らないモノを処分して幸せを掴む

 

f:id:rjmatsumura:20200120125419j:plain

 近頃は、毎日のように要らないものや、久しく使っていないものを少しずつ処分する日々を過ごしています。おかげで家の中はかなりスッキリしてきました。ただ少し気になるのが、僕の中で覚醒したかもしれない捨て癖です。どんなものに対しても「使わないから捨てる」の猶予期間が大幅に短縮された気がするのです。これって凄く早い段階からの終活みたいな感じかもしれません。ヤバイ、ヤバイ・・・。もういい加減程々にしておきたいと思います。そこで今回は、そんな終活のような勢いで捨てるのではなく、もっとポジティブな発想のライト断捨離的なモノの捨て方について考えて見たいと思います。

 

断捨離は暮らしに理想的調和をもたらす

 片づけられない人がよく口にする理由として「思っていても中々減らせなくて・・・。」というのがほとんどのようです。しかしながらモノを減らせないということ自体は決して悪いことではないと思います。自ら欲しくて、気に入って、何よりお金を出したりして、手に入れたモノの積み重ねですからね・・・。そしてその結果、気が付くと家の中にモノが溢れかえるという現状になっているのだと思います。そんな大切なモノの山をアッサリと手放すのは確かに本人にとっては難しいことだと思います。なので、そんな状況に陥ったときは、やはり自問自答しかないのでしょう。もし仮に今、自分のモノを減らすことができたら、どんなメリットがあるのだろう・・・?と言う様にです。

 

モノが減ることでモノの価値がわかる

 まず前述したように、モノを大切にしているからモノを捨てられない・・・。と感じている人が多いことは、ま~理解できたと思います。だからといってモノを減らす事が、モノを大事にしないということではありません。実際に僕もそうですが、モノを減らした人は恐らく殆どの場合、以前よりモノを大切にするようになったと感じているはずです。たとえば、服の数が減ったことで、ぞんざいに扱っていたTシャツも愛着が生まれ大切に思えるようになったり、食器を厳選したことで、ひとつひとつを丁寧に洗いすぐに拭くようになり結果、持っている食器全てをバランスよく使うようになった、など確実にモノを大切に扱うようになります。ペン立てに入りきれないほどのペンを数本だけにしただけでも、紛失しなくなったり、ペン立てに何が刺さっているかまで把握できるようになります。要するにモノが減ったことで、暮らしの中で扱いきれる本来の物量になり、結果としてそれらを大切に扱い尚且つ、管理することまで出来た訳です。

 

当然ながら掃除は楽になる

 当然の話ですがモノが減るという事は、掃除が格段楽になるという事でもあります。今までだったら、掃除機をかけるためにいちいちモノを避けて掃除機をかける。少しかけてはモノをどけそしてまたモノを戻す作業の繰り返しです。それが、部屋に余計なモノがなくなることで、シンプルに掃除機をかけるだけで済むようになるのです。そうする事で時間も労力も削減されることは容易に想像できるかと思います。

さらに言えば掃除が楽になると、掃除をすることが苦ではなくなります。キレイが連鎖し、部屋の普通状態が従来よりグ~ンとレベルアップするのです。聞くところによると人は3週間同じ環境にいると「慣れ」が生まれるそうです。つまり、キレイな状態を維持することで自分はもちろんのこと一緒に住む人にもキレイな状態の部屋が普通だと印象付けることができる訳です。

 

安定した生活環境で暮らせる

 モノを減らすということは即ち、自分にとって必要なものはなにか?を考え、それに基づいてモノを選別していくことになります。これを家にある自分の持ち物に対して行うのは、それなりに時間と労力がかかります。とはいえ、この作業を終えることで、自分の価値感がハッキリし、暮らしが快適になるのも事実です。今まで、誰かに影響されて持ち物や暮らしの方向性がコロコロ変わっていた人には、モノを減らすという行動に出た時、かなりの効果が期待できます。様々なジャンルの媒体に踊らされ、誰かのマネをしていてもいずれは飽きが来て、気が付けばまた次のターゲットを探す堂々巡りになりかねません。なので、今からでも自分自身の根底にある自分の価値観に磨きをかけながらモノの要否を見極める力をつける努力をしてみてはいかがでしょうか。

 

最後に

  断捨離というのは、もったいないという固定観念に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)、捨行(しゃぎょう)、それに離行(りぎょう)を応用したものとされています。

  • 断:入ってくるいらない物を断つ。
  • 捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
  • 離:物への執着から離れる。

以上のように不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れることを目的とする行為なのです。したがって断捨離というのはこのようなヨーガの行法が元になっているので、単なる片付けとは異なるものなのです。まさに意義のある整理整頓なのです。

参考資料:ウィキペディア