松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

話がつまらない人には共通点がある?

 

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 最近すっかり記事を書けずブログが滞っております。本業であるオートバイ販売がシーズンインを迎え日々仕事に追われています。とにかくもう少し落ち着いたら楽しい記事を色々と紹介したいと思います。さて今回は、以前から思っていたことなのですが、つまらない話をするつまらない人について考えてみることにしました。

 

会話は自慢話よりも失敗談

 話がつまらない人はたいていの場合、自分の話ばかりをしたがる傾向があるようです。とにかくこの手の場合、話をしだすと一気に聞く気が失せてしまいます。特に自慢話はなかなか面倒で記憶に残らないうえに時間の無駄を強く感じる瞬間でもあります。こちらが知らないのをいいことに自身の武勇伝を好き勝手に話しまくるのでホント困ったもんです。それと、あるあるなのが行きつけのお店自慢です。どのお店の何がすごく美味しいとか、知人の又聞き自慢なんかもよく耳にします…。「僕の知り合いの知り合いにこんなに凄い人がいる…。」みたいな感じですね。誰もが子供のころによく話していたようなことです。だからと言ってはなっから、話がつまらない人にダメ出しをするのも失礼ですよね。そこで思うのが、そんな誰も興味を持たないどうでもいい自慢話ではなく、逆に、すごく恥ずかしいくらいの失敗談を話題にした方が、よほど相手の心を掴むはずだと思います。そこで今回は知らぬ間にしてしまう「つまらない話=つまらない人」について考えてみたいと思います。

 

失敗談風会話テクニック

 そもそも、失敗談にもそれなりのテクニックが必要です。謙遜しながら真面目に失敗をそのまま話すだけだと単なるダメな人だと思われてしまいます。しかし少し小技を利かして「それってあるあるの話ですよね…。」と共感されたり、「どうやったらそんな勘違いができるんですか?」と突っ込まれたり笑い飛ばされたりするような話として伝えられるとしめたものです。どこの職場でもウケのいい人は相手がツッコミたくなるような会話の振り方がとても上手なはずです。なので失敗談もお話の重要なアイティムひとつなのです。

 

アンテナを張り話題を収集する

 そこで仕込みとしてやっておきたいのが、まず世の中にアンテナを張ることです。話題のものや本や雑誌、はたまたイベントに至るまで、とりあえず買ったり行ってみたりしていろんな情報を収集しましょう。最新情報とリンクしたものを持っているだけでも何かのタイミングで話題になり話が繋がったりするもんです。そしてそういうところから大きな仕事につながることも大いにあるのです。そういったすべての情報収集は、相手の心をつかむための事前投資だと思えば安いものなのです。もちろん高価なものである必要はありません。数百円でできることだって話題になるものはたくさんありますからね…。大切なのは、自分の直接的な体験から得た一次情報です。親近感があって尚且つリアルであればあるほど人は興味を持ちたがるのです。

 

普通に気遣いのできる人間を目指す

 昔から自己紹介をはじめ、話のうまい人と下手な人は明確に分かれています。たとえば、会社名や職業で自分をアピールしてくる人間はたいていの場合、話の中身がない傾向にあります。要するに初めてのクライアントに名刺を見ればわかることは、あえて口にする必要はないということです。自己紹介の基本は自分は何をやっている人間なのかを説明するものです。たとえば、「弊社では開発部の部長を務めています…。」ではなく、「高輪ゲートウェイ」近隣でショッピングモールの開発をしています…。」のほうが聞き手の想像をかきたてるものです。要するに相手先に具体的に何をしている人なのか、思わず質問したくなるような自己紹介をすればよいのです。

 

いつの間にか自分んも老害に

 やたら声の大きい人とか、大きな咳やくしゃみをする人はどの職場にも少なからず存在します。ただしそんなデリカシーの無い人は確実に嫌われています。「不快に思うかもしれない」ということに対する気遣いが一切ない熟年社員は同じ職場の若い世代の人達にとって、恐らくストレスでしかないでしょう。おまけに寄ってほしくないのに「それ俺も聞いたことがある…。」と割り込むなどしようものなら余計に溝が深まるばかりです。そして極めつけは何といってもマウントです。これは一番嫌われる行為です。あと、知ったかぶりもアウトです。とにかく少しでも信頼を勝ち取りたいなら、知らないふりして感心しながら話を全部聞いて、質問したほうがうんと好感を持ってもらえるでしょう。いずれにせよ些細なことでも会話のキャッチボールこそが話し上手への第一歩なのです。

 

プライバシーに踏み込む質問はタブー

 自慢やマウントに加えて問題なのが、デリカシーのない質問です。とにかくプライバシーに踏み込む質問は今の時代極力避けなければいけないひとつです。一歩間違えば、セクハラ、パワハラですし、そもそも大きなお世話なのです。それにさほど関心があるわけではなく、何の気なしに聞いているだけだとしたら、最悪です。後先の話の展開も考えずに適当に話題を振るのは論外です。「そうなると何を話せばいいのかわからない…。」という人には、こういうのはどうでしょう。たとえば出身地を聞く。聞き方もひと捻り加え「その名字って、もしかして九州出身…?」など予想して言ってみる。要は当たっていてもいなくても、会話のきっかけになればいいのです。

 

相手の話を聞き出す会話術

 会話で大事なのが仮にたくさん話したとしても、自分のことは極力話ないことです。相手が発言しやすい話題をふり相手に気持ちよく話をさせるのです。さらに、話に乗ってきた相手が繰り出してきた話題をさらに盛り上げていくのです。結果たくさん話している風相手の半分も話していない…。というのが上手な会話術といえるでしょう。ある仮説に、おもしろい人は、実はあまりしゃべらず自分がおもしろい話をする以上に、相手からおもしろい話を引き出すことだそうです。だから相手を気持ちよくしゃべらせることが何よりも大事訳なのです。あと注意したいのが、問いに対する答えがズレているケースです。これはかなり相手をイラつかせます。それと聞いている人が不快に感じる笑えない毒舌や、下ネタも話がつまらない人の特徴だといえるでしょう。

 

理想的コミュニケーション

 コミュニケーションの目的が、情報交換や共有だけが目的なら、おもしろくする必要性はありませんが、相手に心を開いてもらい心が通じ合うことが理想的コミュニケーションだと思います。そのためにはまず最初にやるべきことが相手にできるだけたくさん話させることなのです。そうするために様々な手法で会話する必要があります。ボケてみたり、相手に仮説をぶつけてみたり、話題のタネになるようなものを持ってみたりすることなどもそうでしょう。そうなってくると自分の意見や考えを言うべきタイミングというのは、実はかなり限られています。なので求められていない場でそれをやってしまうと、相手は心を閉じてしまうでしょう。会話とは多かれ少なかれ、誰もが相手に合わせて話しているものです。相手と楽しいコミュニケーションを取るためには相手側に立ってものを考えれば自ずと答えが出てくるのではないでしょうか。

 

 

最後に

 というわけで嫌われるであろう話はいくらでも出てきます。自分でボケて、自分でツッコんで、自分だけウケている人。おもしろい話があってね…とわざわざ自分で話のハードルを上げ自爆する人。人の会話に無理やり割って入り的外れな発言や持論を唱えてドン引きされる人。「要するに」とまとめにはいりつつまとめきれず話が長く嫌がられる人。等々数え上げればきりがありません。なのでこれからは「人の振り見て我が振り直せ」で自分が、されて嫌なことは絶対しない!を意識して自分の会話術に磨きをかけていくことに心掛けてみてはどうでしょうか?僕も自分で書いてていうのもなんですがそうしていこうと思います。