松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

いつの時代も金持ち喧嘩せず

 

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 昨日あたりから京都は、とても好い天気です。さすがに朝は少し肌寒いですが、昼からは朝の寒さがどこ吹く風でほんとポカポカ陽気です。それに今日以降もますます暖かさが加速して日中は25度くらいの日々が続くとのことです。気持ちよさそう~!まさに僕の大好きな季節です。普通なら「天気も好いことだし、どこか景色の良いところへ出かけよう…。」となるはずなんですが、今はとにかく我慢我慢。そういえば巷では地域によってはコロナ自警団との鍔迫り合い(つばぜりあい)もあったりなんて噂も聞きます。普段はのぞかせない嫌な人間性を見てしまう時期でもあります。普段は、welcomeな観光地でもこの時期ばかりはそうもいかないようですね…。なので今はお家で少しおとなしくしておきましょう。さて今回は、昔からよく言われている「金持ち喧嘩せず」について考えてみ見ることにしました。ま~単純にお金持ちは腹が立たないんでしょう~…。ではなぜ腹が立たないのか?もう少し掘り下げて考えてみることにしました。

 

腹が立たないメカニズム

 諸説あると思いますが、僕が思うにお金持ちは喧嘩をすれば損をすると考えているので、自分の利益に敏感な金持ちは人との争いを好みません。とにかく自分の立場を失わないように、保身のため極力もめごとを避けるのが金持ちの振舞い方だと思います…。平たく言うとお金持ちは、お金儲けにならないことに力を注がず、人とは争わないのです。しかしそれだけでお金持ちになれたら誰も苦労しないと思いますけどね…。

 

自分に関係のないことには関わらない

 そもそも仕事ができる人もそうですが、お金持ちは、自分や自分のビジネスに関係のないことについてむやみに口出ししないといいます。それどころか同情すらしません。常に冷酷ではなく冷静に割り切って周りを観察しているのです。たとえば、自分の周りの人で困ったことがあると、頼まれてもいないのに手助けをする人がいます。でも、残念ながら感謝されるのはほんの一瞬だけです。また、引くに引けない状態になりその人を助けるために連絡を取る、下調べをする、会うなど、多くの時間やお金を使うことになってしまうこともあります。それに最悪なのが他人の争いに関わると、良かれと思ってフォローしたことでも、結果上手くいかなかった場合には感謝どころか逆に逆恨みされてしまいます。

 

喧嘩をしない本当の理由

 そもそも喧嘩をしても得になることは何一つない…。もちろん、全てのお金持ちに当てはまるわけではありませんが、なによりの理由として考えられるのは、元々お金持ちの人の場合、喧嘩そのものを知らないということが考えられるのです。一般的にお金持ち=わがままというイメージを抱く人もいるかもしれませんが、先祖代々何代も続いている家の子供達は、いわゆる「お坊ちゃま」と「お嬢様」といわれる人たちです。

なので考えるに彼らは喧嘩そのものを知りません。それに恐らく今まで親が喧嘩する場面を見たことすらない人もそれなりにいるでしょう。まさに喧嘩の仕方を知らない人たちなのです。したがって揉め事が起こったとしても、喧嘩そのものを知らないので、喧嘩に発展し難いのです。お金持ち=人前で大きな声を出すことは、あってはならない、はしたない行為と教育されているので、必然的に大きな声を出すことをしませんし、決して挑発には乗らないのです。たぶんですよ…。

 

ゆとりこそが争いを遠ざける

 ある銀行マンが現役時代、体験したエピソードにこんなのがあったそうです。銀行の窓口で働いていたとき、催促したり声を荒げたりする人もいます。しかしいくら作業に時間が掛かってしまっても、文句ひとつを言わずに待っていてくれていた人は、たいていの場合、大口の取引先のオーナーやある程度の口座残高がある人が多かったそうです。反対に混みあっている状況が見て取れるにも関わらず、順番に処理をしていてもクレームを言ってくるのは、口座残高がほぼない人が多かったりするそうです。まさに「金持ち喧嘩せず」は、こんなところで実感できるのです。

そして、金銭的なゆとりのある・なしは、その他の行動にも大きく影響すると考えられます。たとえば、お金がある人=それなりのステイタスを持っている人のことが多く、喧嘩する=育ちが悪い、乱暴な人というイメ―ジがついてしまい、社会的評価が低くなってしまうことを知っているからだと思います。それに社会的評価が低くなれば、本人に対しての需要が無くなり必然と稼げなくなってしまうのです。

 

怒っている人に対しての対応方法

 それでは頭にきた時にはどうするのが、一番いいのでしょう。たとえば、理不尽なことを言う人や要求する人は、心の中で「この人は恐らく育ちが悪い人かもしれない…?」もしくは、「この人はいろんな意味で余裕がない人なんだな~…。」と思い、同情するくらいの心構えが望ましいと思います。確かに少し上から目線のように感じるかもしれませんが、大事なのは一方的に怒っている人と同じ位置に立たずに状況を判断するのです。そしてどうしても争う必要がある場合、いわゆる「必要な喧嘩」には、自分がするのではなく法律で解決する方法をとるのです。要はその道のプロである弁護士に任せるのが、お金持ち流のやりかたなのです。

 

最後に

 お金持ちの必須条件として立ち居振る舞いは品格ともいわれ、自分の評価に直結します。なのでもし自分がこれからお金持ちになるぞ~!と思っているのなら、つまらない喧嘩で自らお金持ちへの道を閉ざすことだけは、避けてジェントルマンな立ち居振る舞いを心掛けることがいいかもしれませんね…。