松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

衝突事故で全身打撲

 

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バイクの事故は痛い

 10年以上大切に乗り続けていた車両とお別れの時が来たかもしれません。先週金曜日、職場から帰宅途中、ガソリンスタンドに右折で入ろうとする車と衝突しました。僕が走る走行車線が渋滞だったので対向車が車の陰に隠れて全く何も見えない状態のところ、そんな間を勢いよく1台の軽自動車が、飛び出してきたわけです。大急ぎでブレーキを掛けましたが、間に合うはずもなく飛び出てきた車に勢いよく衝突しました。

 

衝突の恐怖どころではない痛さ

 僕は全身を強く打ちその場に倒れこみました。その時は息ができないほど激痛に襲われ声も出ず動くことなどとんでもありませんでした。しばらく痛がっていると遠くの方で誰かが「動かすな!」「動かしたらあかん!」「どうしよう…。」という声が聞こえました。少ししてようやく「大丈夫ですか?」の言葉が聞こえてきました。それからさらに少し時間がたってようやく救急車が到着です。ストレッチャーに乗せられ首に固定装具を付けられ救急車の中に運ばれました。すぐに出発すると思いきやま~あれやこれや救急隊員からの質問攻めに合い「どこが痛いですか?」「ここ?」「これ?」「こうしたら痛い?」とにかく色々と聞かれなかなか発車してもらえませんでした。ようやく出発だと思うと今度は遅れて登場した警察官の質問がスタートしました。この人たちは僕を早く病院に運ぶ気があるのだろうか…?と若干ビビってしまいました。おまけに近くの救急病院は、何故かどこも受け入れ拒否をきめこみようやく決まった時には結局15キロぐらい離れた病院に運ばれることになったのです。「僕がもし内臓破裂とかしてたら確実に救急車の中で死んでいるんだろうな~…。」と思いました。

 

救急患者の扱い

 よく覚えていませんが、病院に搬送されたとき病院関係者らしい人達5~6人が僕を囲むようにして処置室へとストレッチャーで運んでくれました。そこでも色々と質問攻めにあい先生が、「とりあえずCTスキャンとレントゲンを撮ろう!」と各部屋へ順番に運ばれ撮影されました。そのころになると体の痛みも幾分かやわらぎ先生の質問にも普通にこたえられるようになりました。食い入るようにCT画像やレントゲン画像を先生が見たのち「う~んどこも折れてなさそうですね。ま~写らなくても細かく骨折している場合があるので恐らく痛いのは痛いと思います。」その答えに周り居た看護師さんたち約3名がどこかに消えていきました。次に先生が、各部位の損傷個所をチェックするため看護師さんたちの手を借り衣類を脱ぎました。「ゆっくりでいいので立ってください。」そして恐る恐る僕が立つと「今度はゆっくりと腕を回してください。」そして痛みに耐えながら腕をゆっくり回すと「これなら帰れそうですね。」え?その瞬間僕の周りには先生と看護師の2人になっていました。

 

結局見送りもなく病院を後に

 最初によってたかって脱がされた着衣を自分一人で着、すり傷の処置もされず、打撲のシップも張られず痛み止めの錠剤を3粒もらっただけでした。治療室を出る時には、僕の体に手を添えて身を繰られることもなく「清算があるので、そこのベンチで座っておいてください。」と言われ僕の集中治療は終わりをとげたのです。各部位の撮影に約5分、先生の問診に約3分、そんな感覚でした…。待合室で経過報告がてら警察に電話をしながら待つこと約5分事務員さんから「松村堂さん事故の場合わね保険の適応が無いのと救急ということもあってちょっと高いんですけどお金あります?」「そんなにたくさん持ちあわせがありませんがいくらですか?」「え~と、7万5千円ですが、大丈夫?」約15分ほどの出来事に7万5千円とは、正直驚きました。さすがに所持金にないので後日、保険会社から支払いでお願いすることにしました。借用書めいたものを病院で受け取り真っ暗な院内を迷いながらうたたねをする警備員さんの横にある勝手口から一人ひっそりと病院を後にしました…。派手に病院に搬送されこっそり裏口から一人出ていくとは、何ともむなしい出来事でした。

 

明日からの日常

 帰りは、仕事先の上司に迎えに来てもらい途中「びっくりドンキー」で夕食をごちそうになり自宅まで送ってもらいました。お風呂に入り横になった時にはとにかく体中が痛くて朝までほとんど睡眠がとれない状態でした。翌日自分のバイクをスタッフと一緒に現場へ取りに行きました。週末ということもあり病院はどこも休みで翌週の月曜日に再度近くの整形外科へ診察しに行きました。改めて診察の結果、肋軟骨の損傷と頸椎にずれがあるということで来週からリハビリになるようです。皆さんも事故には十分気を付けてください。そんなわけでしばらくは、バイクに乗れません。トホホホ…。

 

最後に

 常日頃お客様の案件で事故対応を仕事柄頻繁にするのですが、まさか自分が当事者になり事を進めるとは、何とも複雑な心境です。今後様々な対応を強いられますが、第三者ではないので非常にやり難いです。とうぜん感情も少なからずとも影響するので面倒くさいです。事務処理は超スムーズに進むもやはり複雑な心境が後追いするのも何とも嫌な感じですね…。今回の保険対応は、人身傷害と、物損の二本立てです。とにかく保険会社との折衝をサッサと終わらして早く忘れたいです。