松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

年齢の見た目に対する人の心理

 

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 ここ4~5日都心部では50人を超える感染者が確認されていて京都の祇園界隈でも運送関係で4人ほど出たようです。皆さん決して油断してるとは思いませんが、とにかく見えない敵と戦うリスクを背負い仕事をするのはホント大変だと思いました。それとコロナの感染も確かに怖いですが、経済の衰退も怖いです。日本では沈静化に向かっていると各メディアでは公表されていますが、実際のところはよくわかりませんね…。とにかく本当の意味で元気で健康な日本に早く戻ってほしいものです。そういえば、WHOに健康の定義というのがありましたね…。

覚えているでしょうか?1947年に採択されWHOで憲章されたものです。その健康の定義が以下のようになります。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」そうなると今の現状がこの健康の定義にほど遠いことが、はっきりと確信できます。さて今回は、他人から映る自分の見た目について少し考えてみたいと思います。前述した健康状態も人によっては大きく見た目に影響するのかもしれません。そんな見た目ですが、ぜんぜん気にしないという人もいれば、その真逆な人もいます。いずれにしても人はどうもがきあがいても年齢を積み重ねやがて老いていきます。そこでせめて無理のない悪あがきで見た目の若々しさを保持できればと思いなにか良い案があるか早速調べてみることにしました。

 

いつまでも若々しく見られたい

 人それぞれではありますが、ガッツリ歳を重ねているにもかかわらず何故かいつまでも若々しい人もいます。そうかと思えば、年齢以上にビックリするほど老けて見える人も存在しています。恐らく、大人になっても精神的に成熟しているもしくはそうでないことが、老け込みの明暗を分けているのかもしれませんね…。それでは実年齢より若々しく見える人との違いは、一体どこにあるのでしょうか?それはズバリ、若々しく見られる人が行っているであろうすべき行為がいくつか抜けていると考えられます。

 

「どうせ誰も見てないし…」からくる油断

 たとえば、歳を重ねている女性の場合、特に恋愛からほど遠くなってしまった人は、自分に対しての手入れをあまりしなくなるといいます。「どうせ誰も見ていないから…。」と今まで続けていたスキンケアをしなくなったり、髪の手入れを疎かにしたり、体型に無頓着になったりなどなど…。それでも、本人が自分の姿に満足しているのであれば、問題ないでしょう。しかしながら、今の自分を気に入っていないのに、ただ単純に怠惰な気持ちに負けている場合は少しヤバいかもしれません。なぜなら、それらの発想や行為は自分を大切にしていないのと同じだからなのです。それに例え人に見られなくても、自分は毎日、そんな自分の姿を見ています。人は、一度自分のことが嫌になると、どんどん自分のことを大切に思えなくなって行くといいます。いわゆる自尊感情がどんどん下がるっていうやつでしょう。なので自分のことが嫌になる前に何とかしましょう!

 

身だしなみの重要性

 いつの時代も身だしなみひとつで相手の対応が違ってくることは大いにあります。なぜなら、清潔感があり綺麗であることは、相手への礼儀であり、思いやりでもあるからなのです。なのでだらしない格好で人と会うというの事は、「相手にとって自分と会うことは、その程度のことなんだ…。」と、どこか自分を軽んじられた気分になるかもしれないからです。だからこそ、自分のためにも、関わる相手のためにも、ある程度、身だしなみを整えることはとても重要な事なのです。とにかく自分の目に映って不快と感じる他人の容姿はしっかりと参考にしましょう。

 

年齢を言い訳にする

 いくつになっても若々しい人は、いつもワクワクしながら新たなことに挑戦していることが多いものです。とりあえずやってみたい…。という好奇心を持っていると、脳が活性化され、新しいことに柔軟に対応できるようになるものです。逆に、歳をとって、色々なことに興味がなくなり、新しいことをやることが億劫になってくると、成長しないどころか、どんどん退行していってしまいます。なぜなら、時代はどんどん進化しているので、例え現状維持をするにしても、大なり小なり新しいものを取り入れたりする努力が必要だからです。そうしないと、時代に取り残されてしまうことも多いのです。僕は、仕事場でベテランスタッフにいつも言っていることがあります。それは最先端を行く必要はありませんが、遅れるわけには行けません。ということです。どちらにしても、新たなことに挑戦している方が夢中になれて楽しいはずです。とにかくいつでも「ちょっと怖いけど面白そうだから、やってみよう!」と思える好奇心を常に持つように心がけましょう。

 

経年劣化を意識しすぎてしまう

 たとえば、一般的になにかと若い…が魅力的だと思われがちですが、その理屈でものを考えると歳を重ねれば重ねるほど、人の価値が下がっているということになります。でも、そんなことを思っているうちは、まだまだ表面的な魅力しか人を見ていない事になります。もちろん物理的な若さは魅力的ではありますが、そもそも努力しなくても、一定期間は誰もが持っているものであり、歳を重ねれば、みんなが失うものでもあります。そんなものがはたして本当の魅力なのでしょうか?いいえ決してそうではありません。本当の魅力というのは、絶対に色褪せないものです。いくつになってもです。むしろ、色々な経験をして、酸いも甘いも知ってこそ、自分に対しても人に対しても、優しく大らかになったときにジワ~と出てくるものなのです。要するに、人としての器の大きさがポイントとなるのです。まだまだ経験が足りず、自分のことでいっぱいいっぱいの状態の若者には持てないものなのです。

だいたい、若くなくなったことで、価値を見失っていることこそが、精神的に成熟していないとを意味します。要するに大人ならではの魅力を持たないまま、歳だけ重ねてしまった結果かもしれません…。なのでこれからは本当の魅力をきちんと理解し、今までの自分の経験を生かし熟成された大人の魅力が出せる人間を意識していきましょう。

 

最後に

 歳をとるというのは、とても良いことだと思います。なのでそれを残念なことだと感じるようであれば、それは、その人の生き方が単につまらなかっただけのことかもしれません。もちろん歳をとれば、寿命が縮まると同時に体力が落ちてきますし、それに記憶力が衰えてくることもあります。でも、その分、経験によって得られていることもたくさんあるのです。そして、その重ねてきた月日の間に成長してきたことこそが、自分にとって、生きるための盾にも槍にもなるのです。歳を重ねたときの若々しさというのは、前向きさや柔軟さといった大人ならではの成熟がなければ出てこないものなのです。つまり、怠けて、ただただ歳を取っただけでは、ダメだということです。だからこそ、歳を重ねれば重ねるほど、魅力に大きな差が出てくるのかもしれません。なのでこれからは、歳を重ねてきた自分を誇りに思い、魅力的でいられるように、自己を磨いていきましょう。