松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

もし自分が貧乏へ向っていると気付いたら

 

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lifespan

 新年早々気の滅入る話題でなんですが、これからの時代、続々と定年を迎える人達に老後不安が徐々に囁かれています。今、若いからと言って決して他人事ではありません。若ければ若いほど定年後リスクが高くなっていくのです。そしてその背景には、さまざまな要素が複雑に絡み合っているのです・・・。数年前までは、磐石とされていた終身雇用制度のあっけない崩壊とともに、退職金がさほど期待できない企業や、アッサリ無い企も増えて来ています。このままだと確実にお金が足りなくなる人達が、これからの日本で恐らく今から20年後辺りをピークに超貧乏な国民が激増すると専門かも予想しています。

 

激動の長期老後を生き残るには

 そもそも日本には、預金の金利だけでちゃんと資産が増えていた時代がありました。言わずと知れた「バブル時代」です。日本における安定成長期の1980年代後半から1990年代初頭の好況期の事を言います。このバブル期には銀行定期預金の金利が6%台、郵便貯金の「定期貯金」に至っては最高8%台をつけていた年があるのです。今では、考えられない話ですけどね。とにかくこのバブル期、金利8%の定期預金(複利)なら、預けているだけで、たった9年で資産が2倍になる計算だった事も驚きです。しかし残念ながら、今のゼロ金利政策が続く日本では、そんな高金利は今後も期待できないでしょう・・・。それ以外にも、日本が抱える問題は沢山あります。そこで今回は、今後の僕達が「20年後ひょっとしたら貧乏になるかも・・・。」的な理由について調べてみました。

 

そこまで来ている超高齢化社会

 まず、何と言っても高齢化でしょう。年を取って働かない人が増える一方なのに、長生きする人もどんどん増えています。おまけに嬉しい悲鳴とでもいうのでしょうか日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳(厚生労働省:平成29年簡易生命表の概況)というデータもあります。このままいくと2045年に100歳に達する可能性がグ~ンと上がるような気がします。ある程度の蓄えがある人でも、あまりに長生きしすぎると、働かない限りは生活資金が心もとないはずです。そして、年を重ねるごとにできる仕事は確実に減っていきます。改めて年明け早々若干ネガティブな話題で恐縮ですが、この話題は無視することが出来ないのも現状なのです。

 

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無視のできない年金開始先送り問題

 この年金開始先送り問題は今まで税金をガッツリ納めてきた人にとってはまさに死活問題なのです。国としては、恐らく高齢化による年金破綻を回避する為に、年金支給開始年齢を68歳、いずれは70歳まで引き上げようとする作戦というか動きが着々と進んでいるようです・・・。今の政権の考えでは、現在は選択制で65歳開始のところ、3年後の2021年までに、70歳以降の選択制に制度改正するという感じです。そうなると僕達はいったい何歳まで働かなければならないのでしょうか・・・となる訳です。因みに僕は働くのが、冗談抜きで好きなので需要があれば、死ぬまで働きたいですけどね・・・。ホント 

 

お年寄りの増えた人数を賄う医療費

 高齢者が増えれば当然、病気が増えて医療費もかさんで行きます。これから約20年後の2040年には、医療費負担が今の約1.6倍まで増加するとの試算もあるようです。日本もお金がなくなり、そして国民もお金がないとなると、いよいよ「自分でなんとかするしかない」なんて事になります。単純に労働時間を増やすだけでは、将来自分の資本となる一番大切な健康まで損なってしまう可能性がでてきます。なので、少額でも少しずつ投資を始めてみるとか、無駄な金利をカットする為に、住宅ローンの繰り上げ返済を試みてみる等の工夫も思案していく必要があるかも知れません。

 

最後に

 時間の限られている中、自分にとってどの方法がベストなのか一度真剣に考えて見てはどうでしょう。因みに積み立て投資をはじめるなら、国に優遇制度に乗ったほうがいいなんて話もあります。金融庁の「つみたてNISA」または厚生労働省の「iDeCo」なんてのもあります。利益にかかる約20%の税金が非課税になるので長期投資の際、この差は大きいと思います。また、積み立ての場合、投資期間は長ければ長いほどいいそうです。何故なら時間を味方につけてゆっくり増やす事が可能だからです。これからの20年後、自分の行く末を真剣に考えて見てはどうでしょう。