松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

物忘れで困る前にチェックしてみる脳の健康

 

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最近ウクレレを弾いている時、突然コードを忘れたりします。曲の始めから弾いて思い出す時もあれば、その日は全く思い出せず譜面を見て思い出したりします。これってただの度忘れならいいですが、それとも健忘症的なものなのか、とにかく最近少しびびっているのです。昨今、若年性認知症とか話題になっっているのでそんな事が、脳裏を過ぎるのです。ま~それでも新しい曲を追加していくと頭には、入っていくので今のところ大丈夫かな・・・?的感じです。さて今回は、そんな誰にでも起こりうる記憶のトラブルについて考えてみました。 

 

脳を鍛えて物忘れを克服しよう

暴飲暴食に明け暮れた年末年始を過ごしそれでも無事仕事が出来ている今の健康につくづくありがたさを再確認する今日この頃です。とうぜん心身が健康ならば、脳の健康もキープしたいと思うのは当たり前です。そこで海外サイト「Psychologies」のまとめから、記憶力を活性化するためのチェック項目を5つピックアップしてみました。

 

 

定期的な血圧測定とチェックアップ

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高血圧をコントロールしないでいると、神経回路にダメージを与えます。例えばタバコ、糖尿病、コレステロールは、脳卒中の発生を促す要因になりえます。それに脳卒中も、神経細胞の接続にダメージを与えます。つまり、高血圧の人は定期的な血圧測定を忘れずに。高コレストロール気味の人や喫煙者も、定期的に健康診断を受けることが、身体の健康のみならず脳の健康にも役立つ訳なのです。

 

 

 抗酸化作用のある食品を取り入れる

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抗酸化作用のある食品を摂取することで、酸化ストレスを引き起こすフリーラジカルが過剰に生成されることを抑制できると言われています。酸化ストレスが高い状態が続くと、老化が促進される原因になるといわれています。

【脂肪酸の種類と違い】
飽和脂肪酸 常温で固まる性質。摂り過ぎると中性脂肪やコレステロールが増え、高脂血症や動脈硬化が進むおそれがあると言われています。 バター、ラード、牛脂などに多く含まれています。
不飽和脂肪酸 常温で固まりにくい性質。体内では液体の状態。血中の中性脂肪やコレステロール値を調節する働きがあると言われています。 マグロ、イワシ、サンマ、オリーブ油、ゴマ油、シソ油、グレープシード油などに多く含まれています。

やはり体によいとされるのは上記の表にある様に不飽和脂肪酸になります。これらが豊富な食べ物として知られるのは、上記の物の他にアンチョビ、ニシン、サバ、鮭、などがあります。もちろん、大量に食べればいいわけではなく、一番大切なのはバランスのとれた食事であることを忘れてはいけません。

 

 

身体を動かすこと

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スポーツのメリットは、身体の自動的な動きを維持することにあります。余計なことを思考する必要がなければ、脳の記憶に使える場所が大きくなるからです。たとえば、話しながら階段を下りるというようなこと。普段、運動が足りない高齢者は、階段を下りる動きにすべての注意が奪われ、同時に(話すことが)できなくなるそうです。確かに言われてみれば、そんな気がします・・・。何かを探したり靴を履いたりといった動作のたび、会話が途切れてしまうことに思い当たりました。なので日常の動きを自動的に体がこなすようになるためには、規則的に体を動かす必要があるのです。もちろん1日30分程度のウォーキングでも十分な運動量なので、通勤時間を利用すれば、無理なくクリアできるように思えます。

 

 

出来ればルーティンを避ける

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毎日同じことを繰り返す日々。そのルーティンにはまり込むと脳も活性化されないことになります。神経心理学者フランシス・ユータシュ教授は、記憶力を刺激するのに、次のことを薦めています。「庭仕事でも、旅行でも、クロスワードパズルでも、ドキュメンタリー番組を見るのでも何でもいいから、楽しんでできる活動をし、それを通して他人ともかかわることで、単調な生活から抜けだすことができるはずなのです・・・。」つまり、読書にせよ、映画や音楽鑑賞にせよ、見た後聞いた後に、誰かとそのことを話し合えば、ルーティンから一歩離れることになります。逆に言えば、頭の運動のつもりで、数独やクロスワードパズルに精を出していても、それがルーティンになってしまっている場合は、あまり脳の活性化には役立っていないかもしれない訳ですね。

 

 

良好な愛情や友情関係を育む

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複数の専門家が証明しているように、ソーシャルリンクから外れた人は、そうでない人よりも、老いるのが早いそうです。仕事を持ち、働いていれば、ソーシャルリンクから外れることは少ないでしょう。そのなかで、良好な人間関係を構築できれば、さらに良い刺激を得ることができ、脳にも好影響をもたらします。こうして並べてみると、どれも、記憶力の活性化のみならず、身体や心に好影響を望める項目ばかりですね。一石二鳥どころか、一石三鳥の効果が期待できるこれらのチェックポイントを常に意識して、脳の健康を管理していければと思います・・・。

 

 

最後に

僕は、心理学や脳科学について専門的知識は無いもののこうして改めて書き出すと自分で書いているのに「確かにそうだな~・・・。」と思わず納得してします。実際、頭は筋肉のように鍛える事は出来ませんからね。なのでせめて上記の事をセルフチェックするぐらいは、できるかと思うので気軽にチェックしてみてはどうでしょう。

 

参考資料:Psychologies