松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ツナ缶が脳に与える凄過ぎる効果とは

 

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僕がまだ子供だった頃、「魚を食べると頭がよくなる」と食卓に魚が並ぶたびに言い続けられたもんです。そしてそれは、様々な研究から証明されると同時にサプリメントという形で沢山の種類が販売されるようにもなりました。

知られざるツナ缶の効能

魚、特に青魚には、脳の発達や健康に対して素晴らしい効果をもたらすDHA、EPAが豊富といわれています。なかでもマグロの油にはDHA、EPAがもっとも多く含まれているのは有名な話です。DHAには、脳や目などの神経系、記憶の機能を高める作用があり、アルツハイマー型認知症の予防効果があるとのことです。

 

 

賢くなるだけでなく癌にまで威力を発揮

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DHAを一定量、約2年摂った人と、摂っていない人では、記憶機能に明らかな差が出るという研究結果もあります。それと興味深いのが脳の活性化とともに、DHAが効果を発揮するとされるがん予防です。DHAは、がん促進物質を抑える働きを持つことも確認されていて、動物実験では特に大腸がんの抑制効果が高いという実験結果が出ているそうです。そして日本人女性のがんによる死亡率がもっとも高いのが大腸がんです。マグロを毎日食べる事ができるなら、予防したいところですね。さらにもうひとつ、素晴らしい効果があるのがEPAです。EPAは、化学的には合成できない天然の栄養素で、血小板凝集抑制効果や血液をサラサラにする作用があります。血管の若返りや肥満、高血圧、冷え性などの生活習慣病の改善にも効果があるとされています。 

 

 

ほかにもまだある素晴らしい効用エトセトラ

  • うつ病対策
  • アトピー性皮膚炎改善
  • 糖尿病の合併症予防
  • 不整脈抑制
  • 肝機能改善
  • 慢性関節リウマチ症状緩和
  • 脳梗塞予防


DHAは、毎日880ミリグラム以上の摂取が望ましいとされています。もっとも多く含まれているのは生マグロの中トロ。身体によくておまけに美味しいと来たら言う事ないですよね。そしてこれからは毎日3〜4切れ、中トロのお刺身かおすしを食べたりすればもう最高!というのは、裕福な人達向けの解決策です・・・。しかし諦めるのはまだ早いのです。そこで、登場するのが庶民の味方マグロで作ったツナ缶なのです。

 

ツナ缶は二つの状態で食品化されている

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ツナ缶、すなわちツナ=マグロの缶詰は、「油漬け」と「水煮」の2種に分けられます。DHAとEPAを効果的に摂取するには、水煮缶を汁ごと使うか、油漬けの油をきって使うか、のどちらかです。「油漬けには酸化しにくい植物油の大豆油や綿実油が使われることが多いのですが、これらにはリノール酸が多く含まれています。リノール酸は体内でアラキドン酸に変わります。アラキドン酸には認知症の予防効果もありますが、過剰になると逆に動脈硬化、アレルギー、高血圧などさまざまな病気を促進してしまうので、これを避けるには、油漬けのツナ缶は油をしっかりきって使うのが賢明です。最近はマグロから出る油を調味液として使ったり、オメガ3系のα-リノレン酸が入っている「しそ油」や「亜麻仁油」、「オリーブ油」を使った油漬けの缶詰も出ています。油を調理に使っても問題ないので、表示をよく確認してから使ってみるのもいいでしょう。水煮のツナ缶の場合は、調味液ごと使いましょう。缶を開けると煮汁に脂が浮いていますが、これはツナの身からしみ出たDHA、EPAなので、それらを摂取したい場合は絶対に捨ててはダメなのです。

 

 

最後に

ツナ缶のビタミンB群やミネラル、アミノ酸、タンパク質は生のマグロと変わらないので、栄養価そのものは高い。しかし、DHAとEPAは、マグロをゆでるときに落ちてしまうため、1缶の含有量は100〜200グラムほど。認知症やがん予防効果を期待するなら、1日に4〜5缶食べる必要があります・・・。この方法は正直厳しいかもしれませんが、あくまでも理想としては、1日の食事で肉や魚を食べつつ、ツナ缶も併せて摂るのがベストですね。ツナ缶は、調理方法が豊富で甘辛く和風仕立てで佃煮風に煮るもよし、サラダのメインンするもよし、パンに挟んで食べてもよしととにかく豊富なメニューが作れそうです。

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