松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

やればできるの信憑性に迫る

 

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今日の天気は、昨日と打って変わり青空とまぶしい日差しとで最高です。ただ僕的には少々暑いのが難点です・・・。そんな暑い日差しの中、久しぶりに運輸支局に車検を受けに行ってきました。新車の予備検査と継続検査の2台です。何せ久しぶりなのと若干様子が変わっているのもあり軽く緊張感を味わいました・・・。入社間もない頃は、「こんな大きなバイク扱うのは、絶対無理・・・。」と思っていましたが、結果的には何とかなるから不思議です。想像の世界に存在する最悪の場面を不安がり足をすくます事は、誰にでもあります。しかしどんな不安な問題も強行突破してしまえば、不安と引き換えに自信を手に入れる事ができます。まさに、やればできるものなのです・・・。そこで今回は、そんな「やればできる」について色々考えてみたいと思います。

 

やればできる or できるけどやらない

昔から「為せば成る、為さねば成らぬ何事も・・・。」そして両親や先輩達に「お前は、やれば出来る。自信を持ってやりなさい。」など何か行動を起こす時に、「よ~し、一丁やってみるか!」と奮い立たされるワードではありますが、人間には様々なタイプがいて、できる状況であっても、できない人もいます。そんなできるのにできないのは、何故でしょうか・・・。仕事は優れているのに、締め切りにはルーズ。彼ら、彼女らは、どうして「できるのに、最後までやらない」のでしょうか。結論を言うと、他人から見たら「できるのにやらない」でも、その人たちにとっては「できないものはできない」と言う事なのです・・・。

 

 

出来ない原因には困難という事情がある

まず考えたいのが、その人たちが抱える「困難」についてです。人の抱える困難には、目に見える「現実的な困難」と、可視化されない「感情的な困難」の2種類があるそうです。そして「やればできる」の不思議について考えるには、この2種類の困難があること前提に考え、両方の違いを認識することが大切なのです。まず「現実的な困難」について、考えてみましょう。例えば仕事の場面で言えば、資金のショート、時間不足、資料の不備など。これらは現実的(リアル)に目に見える困難と言えます。反対に言えば、「経済的な余裕もある」「十分な時間もある」「資料も豊富」という状況は、困難がないように見えます。しかし、「できる状況」が整っていても、できない人は「できない」のです。なぜなら、その人たちは、感情的(エモーショナル)な困難を抱えているからです。抱えている心理的な困難はそれぞれの人に多様で、他者からは見えないものです。周りにいる人はまず、その人が「感情的な困難」を抱えているという事実を認識しなければなりません。

 

 

直面する困難を冷静に見極める力

現実の困難と心の困難をわけられないで、自分勝手に考えている人があまりにも多いようです。相手に「現実的な困難」があるにもかかわらず、感情的な問題にする人もいます。理屈を伴わない根性論を押し付ける。カルト的な集団もその括りでしょう・・・。仕事で言えば、低賃金、過酷な環境のもと、精神を追い詰めるブラック企業や、ブラックな上司のようなものです。対して相手が「感情的な困難」を抱えているのに、目に見える業務の(リアル)の環境を整えるだけの人もたくさんいるでしょう。これは、ガソリンがなくて動かない車のエンジンを必死に修理するのと同じなのです。まずは、この勘違いから正さないといけませんね・・・。

 

 

反応でわかる人の成熟度

たとえば、心理的な問題を解決すれば、「できるのにやらない人」は「すぐできる人」になるのでしょうか・・・。それは理論の上では正しいといえます。しかしながら、不登校やニートの存在から見ても、心の内側の動機づけの問題は簡単には解決できないのも事実です。カウンセリングや言葉を尽くすことはできますが、どんな問題も解決できる必殺技は、ありません。そして相手に理想を求める人ほど、情緒的に未成熟とされています。相手に理想を押し付けて勝手に「裏切られた」と思う前に、自らが、他者の抱えるいろいろな種類の困難を受け入れられるように努力したほうが、何事も案外上手く行くかもしれません。

 

 

最後に

やればできるのにしないのは、やはりメンタルな部分で問題があるんですね・・・。沢山の仕事仲間がいると、自分が出来てもそれは「誰かにしてもらえばいいや・・・。」となります。明らかにメリットがあるとか、得するというワードをはめ込めば、「できることは、自分でする」に変わるのです。なだめたり、すかしたりさとしたりは、早い段階で教え込まないと成人してからは、中々難しいかもしれませんね・・・。