松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

痛い病気を呼び寄せる夏のお酒に注意

 

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僕は、幸い今のところ発症していないのですが、この時期チョクチョク耳にするのが痛風の話です。どうやら夏になると、痛風の発作が起こりやすいみたいですね。汗をかいて脱水が進むことに加え、ビールを飲む機会が増えて尿酸値が上がるのが原因とか・・・。以前同じ職場で仕事をしていた20代のスタッフも突然足の親指の付け根が痛み出したという事で、病院に直行した所、「痛風」といわれたそうです。それ以降ずっと頑張って水をガブガブ飲み薬も服用していました。さて、今回は、そんな発作を防ぎ、安心して冷たいビールやお酒を楽しむための注意点を知っておきましょう。

 

激痛に襲われる恐怖の痛風

先程の20代スタッフもそうですがこの「痛風」突然、足の指が腫れ上がり、まともに歩けないほどの激痛が走るほど耐えられない痛みを感じるそうです。ビールがおいしい季節、お酒を飲む習慣のある人が恐れるのがこの痛風とされています・・・。聞くところによると、原因は関節にたまった尿酸の結晶だそうです。これがはがれることで炎症が起きるのです。

 

年々若年化が進む深刻な病気

専門医によると毎年痛風患者数はどんどん増え続け、若年化も進んでいるとの事です。かつては50代以降に発症する人が多かったそうですが、最近は30代後半がピークと言います・・・。また、国民生活基礎調査によると、痛風患者数は右肩上がりに増加し、2013年には100万人を突破したそうです。実に30年前の4倍に達しているのです。尿酸は体内でも作られるほか、食品に含まれるプリン体が分解される過程でもできます。血液中の尿酸値が100ミリリットル当たり7.0ミリグラムを超えると高尿酸血症となります。尿酸が結晶化して関節にたまるようになり、痛風発作を起こす可能性が高くなるのです。また、尿酸値が9~10ミリグラムを超えていながら発作が起こらない人もいるそうですが、油断は禁物です。お医者さん曰く、尿酸値が7ミリグラムを超える状態が長く続けば、それだけ発作を起こす確率が高くなると警鐘を鳴らしています。

 

体温と振動が激痛ポイント

足の指や足首に発作が起きるのは、体温が低いので結晶がたまりやすく、歩くときの振動ではがれやすいためだそうです。女性ホルモンには尿酸値を下げる作用があることから、痛風患者の95%は男性だそうです。この手の治療で医療機関を受診すると、尿酸の合成を抑える薬や排出を促す薬を処方されるのでひとまず安心です。

 

激痛を回避する方法とは

尿酸値が上がらないように、プリン体が多いビールの替わりに、プリン体ゼロの発泡酒や焼酎を飲めば取りあえずは安心・・・?とはどうやら言えないようです。そもそもアルコール自体に尿酸値を上げる作用があり、酒量が多いほど痛風の発症率は高くなるとお医者さんは言ってます。尿酸値を上げない1日の目安量はビールで中瓶1本(500ミリリットル)、日本酒なら1合(180ミリリットル)程度だそうです。また、プリン体が多いレバーや白子をなるべく食べないという地味な努力もありますが、だいたいプリン体はすべての食品に入っているのです。なので、含有量が多い食品を控えるよりも、食べる全体量を減らすほうが、手っ取り早いのです。それより尿酸の排出を促し、尿酸値を下げる作用があるたんぱく質、カゼインを含む牛乳やチーズなど乳製品をまずは積極的に摂りましょう。

 

水分補給欠かさずに摂る

食事や酒のほかにも尿酸値を上げる要因はあります。代表的なのが脱水です。発汗量が増える夏は特に注意が必要ですね・・・。尿酸は尿として体外に排出されます。水をたくさん飲んで、脱水を防ぎ、尿酸の排出を促しましょう。理想なのはノーカロリーの水かお茶を1日2リットル飲むのが良いそうです。また分かりにくい原因として、ストレスがあります。ストレスは、それ自体よりも、その対処法次第で尿酸値が上がり易いとされています。暴飲暴食など肉体に負担をかける方法ではなく、健康的にストレスを解消できる趣味や適度な運動を心掛けましょう。因みに運動するなら、ウオーキングや水泳といった有酸素運動は尿酸値を下げるのでバッチリです。逆に筋力トレーニングなどの激しい無酸素運動は、尿酸値を上げる作用があるそうなので要注意です。

 

最後に

暑さで汗の量が増える今の季節、またスポーツやサウナで大量に汗をかいた後にグビグビと飲むビールが美味しいに違いない!しかしそれと引き換えに一気に尿酸値が上がり、恐怖の痛風が顔を出します。特に尿酸値が高い人は大量に飲酒したはずみで発作(痛風)を起こしてしまう可能性が非常に高いのです。なので、汗をかいたらビールの前にとりあえず、いったん水分を補給するようにしましょう。そして、痛みの無い飲酒を楽しむ事にしましょう。