松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

太らない体質は健康の証

 

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 去年の健康診断で血液ドロドロ宣告を受けてから一念発起、なんとか来年の健康診断までに少しでも健康な体に近づけようと、イヤにならない程度の運動を二日に1回から毎日に切り替えて、もうかれこれ7ヶ月が過ぎようとしています。大好きなビールも極力控えワインを飲むようにしました。間食も摂らなくし空腹時は、「チョコレート効果86%」を3粒~5粒ほど食べるのみにしています。体重は始めてから2㎏ほど落し、それをキープしています。体脂肪は、体重計の精度にもよると思いますが、12.5%~15.5%あたりを行ったり来たりという感じです。という訳で今回は、無理せず太らず健康体をキープする方法について考えてみたいと思います。

 

カロリー計算だけの時代は終わり

 近年はカロリーの数字だけを重視するのではなく、食べる内容や質それに、食べるタイミングなどの複雑なダイエット方法にシフトしているようです・・・。なので、同時に従来のように食べる量(カロリー)をコントロールするだけでは、食べても太りにくい体質を作ることが、難しいことも分かってきました。まず太らない体質づくりで重要なのが、体のリズムを正常に維持する為の「朝食」です。しかしながら、その朝食についても、専門家の間では食べたほうが良いという案と、不要であるという案の相反する2つが存在しているようです。

 

朝食不要説とは

 最新の国民栄養調査の結果では、習慣的に朝食をほとんど食べないという人の割合は、何れも全年齢の平均値で男性10.7%、女性6.0%と意外に朝食を抜いている人が少ないという結果となりました。しかしながら、20歳代では5~6人に1人ほどの割合で、朝は食べていないという人も存在していました。恐らく遅い時間まで仕事をしたり、夕食が遅くなったりするなど生活時間が不規則なのかもしれません。それに比較的若い会社員などは、朝に食欲がわかないのも仕方が無いような気がします・・・。

それにひとり住まいの会社員など、夜遅くにカロリーの高い食事をとったり、遅くまで飲酒をしていたりという生活の上に、内容を考えずにコンビニやファストフードなどで高脂肪・高カロリーの朝食を食べたりするケースなども考えると、当然ながら太ってしまう可能性が高まります。こうした背景も想定して、食べすぎを防ぐ意味合いで、空腹を感じるまで食べなくて良い。もしくは、現代人には朝食は不要だと判断することもあり?ま~これもある意味で正論かもしれませんね。とはいえ、朝食を食べないよりは、やはり食べたほうが良い理由は沢山あると思います。

 

朝食を普通に食べる日常の重要性

 人は食事回数が少なくなればそれなりに弊害も出て来ます。必要な栄養素が不足する上に、摂取カロリーだけは高くなりがちになるということです。朝食を食べずに昼と夜だけの2食で済ませている人の多くが、必要な栄養素がとれていない傾向にあるそうです。また、まとめ食べをすることで1食ずつの食事量が増えがちにもなります。まとめ食べは血糖値を急激に上げて体脂肪を増加させる原因になります。実際に20~40歳代の働く人の多くは、食事時間も不規則になってしまい、思うように食事ができていない・・・。なんて人が殆どでしょう。また、ストレス発散はお酒を飲んでやり過ごす・・・。ということで深夜までついつい食べて飲んでを週数回はしてしまう、という人もいるでしょう。そうなるといつまでたっても痩せられないし、放っておくと病気になってしまい兼ねません。

 

太らない為に心がけたい事

  • お酒を飲んでも、電車がある時間に必ず帰る。できれば23時までに帰宅し、24時までに眠るように意識を変える。
  •  朝食が食べられない日も、朝9時までの間に、野菜ジュース1本、果汁ジュース1本、牛乳1本、ヨーグルト1個のいずれかをとる。
  •  仕事で夕食が遅くなりそうな時は、16~17時くらいに、一度おにぎりや麺類などの軽食をとっておき、深夜の食事は野菜料理と油脂の少ないおかずだけにしていく。

まずは規則正しい生活を心掛ける

 人の体には、体内時計の機能が備わっています。本来それらが正常に働いて体の機能を動かして太り難くなると考えられています。そして困った事に働く世代の多くは体内時計が正常に機能しなくなってしまっている可能性があるのです。たとえば、低体温の人の場合、体温が低いということはカロリー消費も少なくなり、同じ食事量を食べても太りやすくなります。また、朝食抜きが習慣化している人の場合、糖新生(とうしんせい)といって体の筋肉を切り崩して脳へエネルギーを回す機能が働くことにより、筋肉が減り続けて基礎代謝量が落ち、結果として太りやすくなるといいます。そこで、日中は体温を上げて、ホルモンのバランスを整え、血糖値や血圧などを正常に保つなど、できるだけ規則正しく動かしてあげることが、太らない体質づくりには重要なのです。

  • 朝9時までに1食目の朝食、もしくは乳製品などの飲料を摂る。24時前には極力就寝に入るようにする。
  •  就寝前にはパソコンやスマートフォンの光を見つめないこと。光が体内時計を狂わせてしまいます。必要なことは朝起きてやりましょう。
  • できるだけ食事時間を一定にするよう心がけましょう。空腹状態を作ると次の食事で体脂肪合成が促進されるので、食事時間を空け過ぎないのがポイントです。

 

忙しい人ほど工夫をしている

 社長などの会社経営者をしている人ほど、何らかの形で定期的に運動をしている人が多いようです。従って体調管理を大切にしているので、だらしなく太っている人は、まずいないと考えて良いでしょう。そうした人たちも、毎日多くの仕事やコミュニケーションをこなして、場合によっては休日も休めず、スケジュールもいっぱいであることが多いと思います。しかし、自身の健康が多くの人に対する責任であると考え、限られた時間の中でもそうした健康管理に充てる時間を確保する工夫をしているのです。

たとえば、夜の飲み会や食事会は切り上げる時間を早くし、さっさと帰宅する。3時間以上もダラダラと過ごしたり、2次会へ行ったり、終電時間に帰ったりしない。そして早めに就寝し、朝は早く起きて、食事をして、早い時間から仕事を始めるという生活のリズムをとり続けるのです。

 

最後に

 そもそも太るということは、結果的に不経済なのです。健康でなければ、仕事をすることも、美味しいものを食べたり飲んだりすることもできなくなります。また、一度病気になったら想像以上にお金がかかります。糖尿病の場合では1000万円を超えると計算する専門家もいるほどです。医療費がかかるだけでなく働き続けることができなくなるマイナス面もあるということにもなります。

それって大部分の人が健康なうちは気付けないものだと思います・・・。そしてショックな事に、重大な病気の殆どは食生活による原因と言われ、おまけに肥満が原因となっているそうです。病気になると生活に様々な制約が生まれ、通院時間や医療費でさらに不経済を招くという悪循環を招くのです。そう考えるとなにが何でもで健康を保持しなければならないのです。今からでも決して遅くはありません。まずは生活時間や食事時間の見直しから始めてみてはどうでしょう。